コロナ禍で働く場が分散化していることも多い昨今、社内コミュニケーションの重要性が指摘されています。今回は、プラスが実施した「職場の居心地WEB調査」から、「雑談しやすい相手」や「どうすれば雑談しやすくなるか」について紹介していきます。
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調査は2022年8月6日、従業員数100人以上のオフィスで働く、デスクワークを含む業務を行う会社員・公務員を対象にインターネット上で行われ、500人(一般社員400人/部長職以上100人)から有効回答を得ました。
1.オフィスでの雑談、一般社員の83%・部長職以上の93%が「必要」
働きやすい職場づくりのために、オフィスでの「雑談」は必要だと思うか尋ねたところ、一般社員の83%、部長職以上の93%が「必要だと思う(どちらかというと含む)」と回答しました。
(【画像出典】プラスプレスリリース)
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2.雑談しやすい相手、1位「同期または世代の近い同僚」
自分の職場で「気軽に雑談できる」「雑談しやすい」と感じる相手は誰か聞くと、一般社員は「同期または世代の近い同僚」が圧倒的に多く72.75%。次いで「上司」が26.25%、「部下」が22%となりました。
(【画像出典】プラスプレスリリース)
部長職以上でも、「同期または世代の近い同僚」が70%でトップ。以下、「部下」が52%、「上司」が30%と続きました。
(【画像出典】プラスプレスリリース)
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3.雑談しにくい相手、1位「役員」
「気軽には雑談できない」「雑談しにくい」と感じる相手についてみると、一般社員は「役員」(59.25%)と「上司」(45%)がトップ2。続いて「他の部署の人」が20.75%、「世代の離れた同僚」が15.5%となりました。
(【画像出典】プラスプレスリリース)
部長職以上でも「役員」が一番多く56%。次いで「上司」が35%、「部下」が20%となりました。
プラスでは「一般社員では半数近くが『上司』を雑談しにくい相手と捉えており、上司が雑談しやすいのは部下、部下が雑談しにくいのは上司......という図式が浮かび上がってきました」と分析しています。
(【画像出典】プラスプレスリリース)
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また、役職や部署、世代を越えた気軽な「雑談」の機会を増やすために有効な取り組みとして、部長職以上からは「個人的接点を増やすには、社内に無料のカフェテリアのようなスペースがあれば」、「オフィス内で終業後に飲み会ができるようにする」、一般社員からは「就業時間内でコミュニケーションをとれる時間をもつ」、「座席のフリーアドレス。日常で会話するきっかけがある方が大事。飲み会や敢えて設けられた場は嫌々で参加するので仲良くなりにくい」といった意見が寄せられています。
4.まとめ
プラスは今回の結果について、「『オフィス内で、就業時間内にコミュニケーションを取りたい』という声が多く集まったことからも、日常で気軽に立ち寄れるカフェスペースの設置や、参加を強制しないランチ会やおやつタイムなどのイベントが、社内コミュニケーション促進に良い影響をもたらすと考えられます」と述べています。
(【記事出典】プラス「職場の居心地WEB調査」プレスリリース)
(記事執筆:御木本千春)