仕事ができる人の多くは、仕事の進め方も早い傾向があります。反対に、どれだけ仕上がりが良くても、納期を守れなければ高い評価にはつながりにくいです。本記事を参考に、仕事が早い人の特徴を身に着け、効率的な働き方を目指しましょう。(Misa)
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1. 仕事が早い人が評価される理由
仕事が早い人は評価される傾向にありますが、それはなぜでしょうか。
まず考えられる理由の一つに、「多くの仕事は連続することを前提としている」ことが挙げられます。仕事は一人だけで完結するものは少なく、常に次のプロセスやフェーズが存在します。
そのため、仕事の早さは個人の生産性を高めるだけでなく、社内や取引先の生産性向上にもつながります。
また、昨今はデジタル化が進み、情報共有やコミュニケーションのスピードが格段に上がったことで、ビジネスの「スピード感」もいっそう重視されるようになっています。
新たにサービスを立ち上げる場合も、初期段階ではスモールスタートで進めながらも、段階的にブラッシュアップしていくケースが増えています。
スピード感が求められるビジネスでは、完璧な仕上がりよりも、適切なタイミングで必要な要件を満たす仕事が重要視されていると考えられます。
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2. 仕事が早い人に共通する5つの特徴
ビジネスにおいて仕事が早い人は重宝されやすいですが、具体的にはどのような特徴があるのでしょうか。
2.1. フットワークが軽い
仕事が早い人の特徴の一つに、業務に着手する時期が早いことが挙げられます。作業の手際が良いだけでなく、指示があればすぐに動けるフットワークの軽さも備えていることが多いです。
もちろん、暇だから動けるわけではありません。優先順位や手順を素早く判断し、難しいことや時間がかかる作業も先送りにしないことが重要です。
さらに、作業前に内容の確認や準備、不明点の整理を済ませるように心がけているため、実際の作業では迷いや悩みが生じません。
2.2. 仕事の段取りをつけるのがうまい
「仕事は段取りが8割」という言葉がありますが、仕事が早い人はその段取りをつけるのが上手です。
例えば、スケジュールを立てる際は、できるだけ納期より前倒しで作業が終わるように計画します。そうすると予備日で作業工程のアクシデントにも対応しやすくなり、多重チェックや付加価値をつけることでクオリティの向上にもつながります。
また、納期が厳しいと判断した場合は、関係先との調整や応援を依頼するなど、事前に対処します。
2.3. 物事を俯瞰(ふかん)的にとらえられる
仕事をする際、物事を俯瞰的にとらえることで現状を把握しやすくなり、優先順位の判断もスムーズになります。全体像の理解だけでなく、見落としがちな部分もカバーできやすくなるため、効率的に作業を進められます。
また、想定外のトラブルやスケジュール変更などにも冷静に対処でき、無駄な手戻りを減らすことが可能となります。
2.4. 人に頼る術(すべ)を知っている
仕事が早い人は、すべてを自分一人で抱え込まず、適材適所でタスクを他の人に任せる方法を知っているため、全体のスピードを早めることができます。自分よりうまく対処できる人に適切に作業を振り分けることで、チームの連携がスムーズになるのです。
人を頼ることに抵抗を感じる人も多いかもしれませんが、仕事が早い人の多くは、どのタスクを誰に任せるかを見極める判断力に長けている事が多いです。
2.5. 仕事の完成度にこだわりすぎない
仕事を早くするためには、完成度にこだわりすぎないことも大切です。完璧さよりも、必要なタイミングで目標設定や要求を満たすスピード感のある成果が重視される仕事も多いです。
何を求められているのかを正しく把握し、その範囲で最短で仕上げることが「仕事が早い」ということです。
仕事が早い人はスケジュール管理や段取りが上手なので、必要以上の残業をしない傾向があります。このような生産性の高さは、経営者からも貴重な長所と評価されます。
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3. 仕事が早い人のスピード感についていけない理由
仕事が早い人と一緒に働いていると、そのスピード感についていけないと感じることもあるかもしれません。なぜスピード感に差が生まれるのか、考えられる理由をチェックしていきましょう。
3.1. 完璧主義になりすぎている
前述したように、仕事が早い人の特徴の一つに、仕事の完成度にこだわりすぎないことが挙げられます。完璧を目指しすぎると、そうした人たちのスピード感についていけないと感じやすくなります。
もちろん、仕事をするうえで正確さは大切ですが、こだわりが強いと確認作業に必要以上の時間がかかってしまうことがあります。ミスがないか丁寧に確認しつつ、作業時間を意識することで、仕事を早く終えることができるようになるでしょう。
3.2. 自分の作業ばかり意識している
チームの作業状況を考慮せず、自分の作業ばかりに意識が向きすぎると、周囲のスピード感についていくのが難しくなります。
組織の一員として働く以上、仕事は自分一人で行うものではないと理解しておくことが大切です。仕事に集中することは重要ですが、効率的に進めるためには周囲の進捗状況を確認することも欠かせません。
スピード感を意識しすぎて自身の仕事のみに注力してしまうと、結果的にチーム全体の進行に遅れが生じることもあります。
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4. どうすれば仕事が早くなるのか
仕事が早くなるには、これまで紹介してきた仕事が早い人に共通する特徴を意識して取り入れることが重要です。具体的には、以下のポイントを心がけましょう。
- やるべきことを明確にし、優先順位をつける
- 簡単な仕事から片付ける
- 前日のうちに翌日の準備を済ませておく
- 状況に応じて、タスクを他の人に割り振る
- 周囲の状況を把握し、柔軟に対応する
- 完成度にこだわりすぎない
上記に加えて、PCスキルの向上も効果的です。例えば、コピー&ペーストのショートカットキー(Ctrl+C、Ctrl+V)を覚えたり、Excelのマクロを活用したりすることです。こういった日々の作業にかかる時間を短縮できる工夫を取り入れるといいでしょう。
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5. 仕事が早い人の特徴を取り入れて効率アップ
仕事が早い人は、素早く業務に着手して仕事の見通しをつけることで、リカバリーできる時間を増やしています。その結果、仕事の質も向上します。
スピード感重視のビジネスでは、納期に遅れるより、多少の粗さがあっても早く仕上げるほうが好まれることが多いです。
個人のこだわりで完成度を追求するよりは、次工程との連携を重視してより早い成果を求められるケースが増えています。
仕事が早い人の特徴を理解し、自分の習慣に取り入れることで、仕事の効率アップが期待できるでしょう。
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原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。