「仕事が早い人」に共通する3つの特徴、スピードを上げ効率アップする方法

「仕事が早い人」に共通する3つの特徴、スピードを上げ効率アップする方法

ご存じのとおり、仕事ができる人はほとんど例外なく仕事が早いです。逆に考えれば、仕上がりがよくても、納期に遅れるようでは高い評価は得られないのです。仕事が早い人の特徴を見習って、仕事の効率をアップしましょう!(Misa)

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【関連記事】「仕事が「できる人」と「できない人」との違いとは!? --評価されるためのポイントも解説」

1.仕事が早い人が評価される理由

仕事が早い人が評価されるのはなぜでしょう?

最初に考えられる理由は、「仕事は連続するものである」ということです。一人だけで完結する仕事は少なく、常に次のプロセスやフェーズがあります。仕事が早いということは個人の生産性だけでなく、社内および取引先の生産性にもプラスになります。

そして、デジタル化により、情報共有やコミュニケーションは一瞬でできるようになり、より一層、ビジネスの「スピード感」が重視されるようになりました。

新たにサービスを立ち上げる場合も、スモールスタートで進めながら、ブラッシュアップしていくケースが増えています。

スピード感重視のビジネスにおいては、完璧な仕上がりよりも、必要なタイミングで必要な要件を満たした仕事が求められていると考えられます。

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【関連記事】「【仕事の効率化】ITツール以前に必要な"自分をマネジメントする力"とは!?」

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2.仕事が早い人に共通する3つの特徴

そのように重宝される「仕事が早い人」ですが、主に以下のような共通点があります。

2.1. フットワークが軽い

仕事が早い人の特徴として、着手するのが早いという点があります。作業自体の要領がよいだけでなく、指示があったらすぐに動く、フットワークの軽い人が多いです。

もちろん、暇で手が空いているわけではなく、優先順位や手順を考えるのが早いのです。優先順位をつける際に重要なのは、難しいことや時間がかかりそうなことを先送りしないことです。

そして、着手する前に作業内容の確認や準備、不明点の解消を済ませ、実際の作業に入ってからは迷ったり、悩んだりする時間がありません。

2.2. 仕事の段取りをつけるのがうまい

「仕事は段取りが8割」という言葉がありますが、仕事が早い人は仕事の段取りをつけるのが上手です。

たとえば、スケジュールを立てるとき、仕事が早い人は可能な限り、納期より前倒しで自分の作業が終わるよう計画をたてます。予備日で作業工程のアクシデントを吸収できますし、多重チェックや付加価値をつけることでクオリティが向上します。

また、納期が厳しいと判断したときには、関係先との調整や応援を依頼するなど、事前に対処します。

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2.3. 仕事の完成度にこだわりすぎない

もうひとつ、仕事の完成度にこだわりすぎないことです。前述のとおり、ほとんどの仕事では完璧を求められず、必要なタイミングで目標設定や要求を満たす成果を出せば充分と考えられており、スピード感が重視されます。

何を求められているのかを正しく把握し、その範囲で最短で仕上げることが「仕事が早い」ということです。

仕事が早い人はスケジュール管理や段取りが上手なので、必要以上の残業をしない傾向があります。このような生産性の高さは、経営者から見ても貴重な長所です。

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3.仕事が早い人のスピード感についていけない理由

仕事が早い人と仕事をしているとスピード感についていけない時もあるのではないでしょうか。

仕事が早い人のスピード感についていけない理由をチェックしていきましょう。

3.1.完璧主義になりすぎている

先程、仕事が早い人の共通点として「仕事の完成度にこだわりすぎない」と紹介したように、完璧主義になりすぎていると仕事が早い人のスピード感についていけないと感じやすくなります。

正確に仕事するために確認作業を行うのは大切ですが、内容の完璧さを求めすぎると確認作業で必要以上の時間が掛かるので、ミスがないか確認しつつ作業時間を意識すると仕事が早く終わるようになるでしょう。

3.2.自分の作業ばかり意識している

他の人がしている作業を見ずに、自分の作業ばかり意識しすぎることもスピード感についていけなくなる理由の1つです。

会社員として働く場合、自分一人では仕事は完結しません。

自分の仕事に集中することは重要ですが、仕事を効率的に進めるためには周囲の進捗状況を確認することも大切です。

仕事を早く行おうとするあまり、自身の仕事に集中しすぎて結果的にチームの仕事が遅れてしまう場合もあります。

【関連記事】「【体験談紹介】仕事でミスした時の対処法と落ち込む自分から脱却する方法」

4.仕事が早い人の特徴を見習って効率アップ

仕事が早い人は、スピーディに着手して、仕事の見通しをつけることでリカバリーできるタイミングを増やしています。その結果、仕事の質を高めることができます。

スピード感重視のビジネスでは、納期に遅れるくらいなら、見すごせる範囲の粗さはあっても早いほうがいいと考えられる場合が多いです。

個人のこだわりで完成度を高めるよりは、次工程との連携を重視してより早い成果を期待されるケースが多いのが実情です。

仕事が早い人の特徴を理解し、自分の習慣に取り入れていけば、仕事の効率アップが期待できるでしょう。

原稿:Misa

ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、ビジネス系を中心に、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。

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