「仕事を辞めたのはいいけれど、次の仕事が見つからない......」こんな状況で焦らない人は少ないはずです。しかし、焦りが良い結果につながることはありません。焦りを感じる前に見直すべきことを考えてみましょう。(Misa)
【関連記事】「自己分析の徹底ガイド!転職活動に役立つ「自己分析」のやり方やポイント」
1.仕事が見つからない理由
求人企業と求職者の間にもミスマッチがあり、多くの求職者が集まる企業がある一方、実際に求人を出しても、応募者が少ないと嘆く企業や業界は少なくありません。求職者の側で仕事が決まらない理由の大部分もミスマッチです。
内定がもらえない人の多くは、希望する職種やポジションに対して、能力や経験が不足しています。自分の経歴が募集要項を満たしているかを客観的に判断し、足りない部分を補うか、経歴に見合う求人を選ぶようにしないと、ミスマッチは解消されません。
内定はもらえるのに決断できない場合は、仕事や会社に完璧を求めている場合があります。完璧な人間がいないのと同様に、仕事や会社にも短所があるのは当然で、完璧に見えても入社後に好ましくない部分がわかる可能性もあります。本当に譲れない条件だけに絞りこむとよいでしょう。
希望する条件に合う求人が少ない場合もありますが、条件面については譲歩するか、粘り強く探すしかありません。希望条件が現実的なものであるかを客観的に見直すことも必要です。
また、やりたいことが見つからず、志望動機、意欲を示せないという人もいます。突き詰めて考えてみると、じつは働く意欲そのものが乏しいという場合もあります。働くことへの動機形成ができると改善する可能性があります。
【関連記事】「仕事へのモチベーション、どうしてもやる気のない時はどうすればいい!?」
2.ミスマッチから転職を成功させるために必要な3つの"やめる"
ミスマッチから脱却して転職を成功させるために、おすすめしたいのが3つの"やめる"です。
(1)間違った自己分析をやめる
転職活動は自己分析から始まりますが、ここからミスマッチが始まっている人もいます。自分の長所短所や資質を把握するための自己分析で、自分を客観視できないと間違った方向に進んでしまいます。客観視には一定のスキルが必要で、自己分析が苦手な人、向かない人もいます。客観的な判断を期待できる第三者の力を借りるのもよいでしょう。
(2)仕事を自己実現の場と考えるのをやめる
仕事に夢を持つのは悪いことではありません。しかし、仕事における自己実現を期待しすぎると仕事を理想化したり、公私のバランスを崩してしまったり、よくない影響が出てきます。仕事の場で周囲から自分が認められたいという承認欲求を満たそうとすると、ストレスの原因になりやすいです。
(3)やりたい仕事でないと続けられないと思い込むのをやめる
好きなことでも、仕事として向き合うと違う面が見えてきます。その結果、好きだったことを楽しめなくなるケースも多いです。どの仕事にも魅力的な部分とそうでない部分があります。興味や志向よりも能力・適性で選択すると成果をあげやすいため、やりがいや楽しさを発見できる可能性があります。
【関連記事】「仕事にやりがいは必要?やりがいを持つメリットや見つけ方について」
転職を考え始めたら、
まずはプロにご相談ください
マイナビエージェントについて詳しく知る >
3.焦りや不安が良い結果につながることはない
焦りや不安が積極的に行動する原動力になる場合はありますが、物事を判断するときや重要な決断をするとき、焦りが良い結果につながることはありません。焦りや不安は、良い結果を求める感情の裏返しで、希望的観測を生みやすくなります。
転職活動において意思決定を行う際に感情的になるのは禁物です。就職活動で利用した方も多い「マイナビ」を運営する株式会社マイナビの転職エージェントサービス「マイナビエージェント」を活用すると、客観的なアドバイスをもらえるので、一人で考えるのが難しいと感じたら、利用を検討してみてはいかがでしょうか。
なお、生活に困窮した場合は、家賃扶助や未払い賃金の立替払いなどの公的扶助を活用することもできます。働けるようになれば、納税という形で貢献できるのですから、けっして恥ずかしいことではありません。ハローワークや自治体では、SNSでの相談窓口を開設しているところもあります。
【関連記事】「失業手当(求職者給付)はいつからもらえる?条件や金額の計算方法を解説」
\転職するか迷っていてもOK/
マイナビエージェントに無料登録して
転職サポートを受ける
原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、IT系以外、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。