WEB会議、相手のカメラがONになっているだけで「安心を感じる」人が60.8%

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新型コロナウイルスの感染拡大以降、テレワークの普及とともに、WEB会議も一般的になってきています。一方で、WEB会議のコミュニケーションは難しい、と感じている人もいるのではないでしょうか。今回は、ソニー損害保険株式会社(以下「ソニー損保」)が実施した「WEB会議と安心に関する調査」の結果をもとに、WEB会議のありかたについてみていきます。

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同調査は、現在仕事をしている/現在WEB会議システムを週に1回以上使用している全国の20~69歳の男女500名を対象に、2021年4月25日~4月26日に実施されました(※平成31年総務省統計局の人口構成比データをベースにウェイトバック)。

1.対面会議とWEB会議のコミュニケーション、約6割(57.8%)が「対面会議の方が安心」と回答

同調査では、直接対面する会議とWEB会議を比較して「どちらの方がより安心なコミュニケーションを取ることができるか」という設問に対し、半数以上の57.8%の人が「対面会議」と回答しました。

その理由として、7割以上の人が「直接会うことでコミュニケーションが取りやすいから」と答えており、「オンラインでのWEB会議が浸透した今も、対面会議でのコミュニケーションの方が"安心できる"と感じている人が多いことが分かった」(ソニー損保)。

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(【画像出典】ソニー損保プレスリリース)

【関連記事】「【WEB会議の質が問題】マイクやカメラより重要な「ファシリテーション」」

2.WEB会議で感じる不安、最も多いのは「相手のリアクションが見えない」

WEB会議で感じる「不安」については、約半数(47.5%)の人が「相手のリアクションが見えない」ことに不安を感じていることが判明。そのほか、「聞き返しづらい(47.5%)」、「自身の声が聞こえているか不安(38.2%)」など、対面ではあまり感じることのない、オンラインならではの不安を持つ人が多いことが分かりました。

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(【画像出典】ソニー損保プレスリリース)

さらに、オンライン会議で経験した最大の「失敗談」については、「変な顔の画面でフリーズした(30代女性)」、「マイクOFFのつもりでしゃべっていた独り言が全部聞こえてた(30代男性)」、「下半身パジャマのことを忘れて立ち上がってしまい、全開のクローゼットも映ってしまった(20代女性)」など、WEB会議だからこそ起こりうるエピソードが多数寄せられたということです。

3.全体の約8割の人が「カメラをONにしている」

WEB会議の際、相手の顔が見える(カメラがONである)ことで、コミュニケーションにおいて安心を感じると回答した人は全体の60.8%でした。「相手の表情が見えるかどうかで、安心感に大きな影響があることが分かった」(ソニー損保)。

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(【画像出典】ソニー損保プレスリリース)

また、実際に普段からカメラをONにしている人の割合は約8割(78.8%)と多くの人がカメラ付きでWEB会議に参加していることが判明しました。

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(【画像出典】ソニー損保プレスリリース)

その理由としては、「表情を見せた方が自分の意志が伝わるから(49.4%)」が最も多く、話す側も聞く側も、カメラを通して相手の表情を見ながら会話することで、より安心なコミュニケーションを図ろうとしていることが分かったということです。

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(【画像出典】ソニー損保プレスリリース)

4.WEB会議時、発言しない時はマイクをOFFにしている人は約9割

WEB会議の際、発言しない時はマイクをOFFにすると回答した人は、全体の約9割(87.6%)でした。中でも「毎回OFFにする」「8~9割OFFにする」という回答は全体の6割(60.5%)に上り、「発言しない時のマイクOFFが習慣づいている人が多いことが分かった」(同社)。

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(【画像出典】ソニー損保プレスリリース)

また、その理由については、約5人に1人が「メモや議事録を取っている音が入ってしまうから」「ハウリングの心配があるから」と回答。ソニー損保では、「相手を配慮しながら、うまくWEB会議と付き合っていくためにマイクOFFをする人が多いようだ」と分析しています。

5.WEB会議だからこそ意識しているコミュニケーションは?

WEB会議だからこそ意識していることについては、「ゆっくり話す(29.5%)」、「リアクションや相槌を意識的に入れる(33.8%)」、「誰に向けて話しているのかを明確にする(29.7%)」がTOP3となりました。

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(【画像出典】ソニー損保プレスリリース)

年代別に見てみると、20代は、「リアクションを意識的に入れる(43.4%)」、「ゆっくり話す(33.2%)」など、これまでのリアルな会議でも大切なコミュニケーションをより意識的に実践している人は多いものの、3位には「ノイズになりかねないのでリアクションしない(27.3%)」という回答もランクインしており、「会議上で自らが発言すること自体に配慮している人が多いことが分かった」(ソニー損保)。

一方、60代は「誰に向けて話しているのか明確にする(45.9%)」が1位となり、ソニー損保では、「オンライン上でも、伝えたい相手にしっかりと意見を伝えることを意識している人が多い結果となった」としています。

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6.WEB会議の際の身だしなみは?

「WEB会議の際、自身の身だしなみに気を付けているか」という質問には、「気を付けている」と回答した人が全体の74.5%となり、7割以上の人がオンラインでも身だしなみに気を付けていることが判明しました。

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(【画像出典】ソニー損保プレスリリース)

しかしその内訳を見てみると、約半数の人は「カメラに映っている部分のみ気を付けている」と回答、「WEB会議ならではの身だしなみの"ケンタウロス化現象"が起こっていることが分かった」(ソニー損保)。

また、カメラに映っていない部分の身だしなみについては「服装自体は普通だが足元はサンダル(30代男性)」、「ベルトを緩めたり、風通しのよい半ズボンを履いたりしている(20代男性)」と言った声が寄せられたということです。

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7.カメラ(または音声)に、家族が映り込まないように意識的に配慮している?

「WEB会議時、自身のカメラ(または音声)に、自分の家族が映り込まないように意識的に配慮しているか」という質問に対しては、約7割(70.9%)の人が「意識的に配慮している」と回答しました。

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(【画像出典】ソニー損保プレスリリース)

一方で、相手の家族の映り込みへの許容度に関しては、半数以上(55.2%)が「許容できる」と答えており、ソニー損保では、「自身が意識しているよりも、意外に相手はWEB会議時の家族の映り込みを気にしていないことが明らかになった」と分析しています。

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(【画像出典】ソニー損保プレスリリース)

8.WEB会議時の上下関係への意識は?

WEB会議時の上下関係への意識については、目上の方や顧客とのWEB会議の際、入室タイミングを「気にする(やや気にするも含む)」と回答した人は全体の約半数(53.8%)でした。

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(【画像出典】ソニー損保プレスリリース)

ただ、「とても気にする」と回答した人は、全体の16.2%という結果になり、各年代の結果も僅差でした。「WEB会議では席順などがなく、対面会議特有の"張り詰めた空気感"も薄いため、上下関係を極度に気にする人は少ないことが分かった」(ソニー損保)。

また、具体的な入室タイミングについては、7割以上(71.3%)の人が「開始5分以上前に入室するべき」と回答し、オンラインにおいても、オンタイムで始められるよう"5分前行動"を意識的に実施している人が多いことが判明しました。

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(【画像出典】ソニー損保プレスリリース)

さらに退室タイミングについては、「目上の方や顧客が退出してから退出するべきか」という設問に「そう思う(ややそう思うも含む)」と回答した人は全体の54.4%、「とてもそう思う」はわずか18.2%という結果になりました。

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(【画像出典】ソニー損保プレスリリース)

ソニー損保では、「WEB会議において、オンタイムで始められるよう早めに準備することは意識しつつも、上下関係の意識は、ややフラットに考えている人が多い傾向にあることが分かった」とし、「在宅勤務では、よりリラックスした状況で会議に臨める人も多いのかもしれない」としています。

(【記事出典】ソニー損害保険プレスリリース「【ソニー損保の「安心ってなんだ?研究所」プロジェクト】新型コロナウイルスにより浸透した"WEB会議"と安心に関する調査結果を発表」)

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