VARKがこのほど実施した「社内広報の現状と求められること」に関する調査によると、社内広報をしっかり見ている会社員は1割超にとどまることがわかりました。
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調査は2023年6月19日~21日、20歳~49歳の会社員を対象にインターネット上で行われ、489人から有効回答を得ました。
1.社内広報、「しっかり見る」会社員は12.5%
まず、会社の社内広報に目を通しているか尋ねると、31.1%が「社内広報があるかどうか知らない」と回答。次いで「興味のある項目だけ見る」が24.9%、「ほとんど見ない」が18.4%、「見ない」が13.1%となり、「しっかり見る」はわずか12.5%でした。
(【画像出典】VARKプレスリリース)
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2.社内広報の形式、「紙媒体」が最多
次に、自身の会社の社内広報の形式を聞くと、「紙媒体」が34.7%で最多。以降、「社内サイト記事」が27.6%、「PDFなどの電子記事」が21.7%と続き、「読む」というアクションが必要になる媒体が80%以上に上りました。
(【画像出典】VARKプレスリリース)
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3.希望形式は「動画」77.5%、「音声」23.3%
「動画ファイル、動画データ(音声付)」または「音声ファイル、音声データ」で社内広報が展開される場合、希望する形式は、「動画」が77.5%を占め、「音声」は23.3%にとどまりました。
(【画像出典】VARKプレスリリース)
さらに、動画で社内広報が共有される場合、「経済番組のような固いクリエイティブ」「情報番組のようなエンタメ性の高いクリエイティブ」のどちらが好きになるか質問すると、76.5%が「情報番組のようなエンタメ性の高いクリエイティブ」と回答しました。
(【画像出典】VARKプレスリリース)
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4.まとめ
今回の調査では、社内広報をしっかり見る人は1割超にとどまった一方、動画形式や「エンタメ性」のある社内広報に好感を抱く人が多いことがわかりました。
VARKは「広報への好意醸成がなされることで、発信力や浸透力は高まっていくとも推測できるため求められる形式でのアウトプットは重要な要素であると考えられる」と指摘しています。
(【記事出典】VARK社内広報に関するアンケート調査プレスリリース)
(記事執筆:御木本千春)