現在、ChatGPTが大きな注目を集めていますが、会社の経営者はChatGPTに対してどのようなイメージを抱いているのでしょうか。今回はアフターコールナビが実施した調査から、経営者のChatGPTに対する意識や活用法などを紹介していきます。
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「経営者のChatGPTに関するイメージ」に関する調査は2023年5月18日?19日、全国の経営者を対象にインターネット上で行われ、1,006人から有効回答を得ました。
1.業務で「ChatGPT」を使っている割合は23.0%
まず、現在、業務でChatGPTを使っているか調べたところ、23.0%が「使っている」と回答。具体的には、「情報収集」が68.4%と圧倒的に多く、以降、「提案書の作成」が35.1%、「報告書作成」が29.9%、「議事録作成」が25.1%、「データ分析」が21.2%と続きました。
(【画像出典】アフターコールナビプレスリリース)
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2.AIの進化で起こる変化、1位「コスト削減」
次に、AIの進化により、ビジネスにおいてどのような変化が起こるか尋ねると、1位「コストが削減できる」(47.2%)、2位「人員が削減できる」(43.5%)、3位「生産性が向上する」(34.9%)となりました。
一方、ChatGPTによりホームページのSEO対策や記事コンテンツに影響があると予想されますが、何か対策などを考えているか聞くと、60.1%が「対策は考えていない」と回答しました。
(【画像出典】アフターコールナビプレスリリース)
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3.AIに期待すること、1位「業務の簡略化」
ChatGPTをはじめとするAIに期待することは、1位「業務の簡略化」(49.2%)、2位「コスト削減」(46.3%)、3位「情報収集のスピードアップ」(40.4%)と続きました。
反対に不安を感じることは、1位「セキュリティ対策」(45.1%)、2位「情報の正確さ」(44.8%)、3位「人間同士のコミュニケーションの不足」(36.2%)となりました。
(【画像出典】アフターコールナビプレスリリース)
4.AIが与える影響、7割弱が「メリットが多い」と回答
また、ChatGPTの普及が会社経営に与える影響はメリット・デメリットのどちらが多いか質問すると、「ややメリットが多い」(55.0%)と「メリットが多い」(14.6%)の合計は7割弱を占めました。
最後に、ChatGPTはコスト削減につながると思うか問うと、「ある程度つながると思う」(57.3%)と「とてもつながると思う」(14.5%)の合計は7割以上に上ることがわかりました。
(【画像出典】アフターコールナビプレスリリース)
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5.まとめ
今回の調査では、AIの進化は社会に良い影響をもたらすと考える経営者が多かった一方、セキュリティなどに不安を感じている様子も見受けられました。
アフターコールナビは「進化を続けるであろうAI技術をうまく活用しながらコスト削減に取り組むことが、今後の企業経営において重要なのかもしれません」とコメントしています。
(【記事出典】アフターコールナビ「経営者のChatGPTに関するイメージ」に関する調査プレスリリース)
(記事執筆:御木本千春)