個人情報に対する考え方が変化する中、恋人や夫婦などの近い関係にあっても、プライバシーは大切、と考える人も増えてきているようです。今回は、株式会社オーネットが実施した「パートナー間のプライバシー」に関する意識調査の結果を見ていきます。
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調査は全国の20歳~34歳の男女を対象に、2021年9月1日~9月5日、インターネットを利用したクローズ調査で実施されました(サンプル数:366名(男性183名/女性183人))。
1.恋人や夫婦の間でもプライバシーは大切?
まず、「恋人や夫婦の間でもプライバシーは大切だと思うか」と質問したところ、「非常に大切だと思う」が41.8%、「大切だと思う」が46.3%、「あまり大切ではないと思う」が5.0%、「全く大切ではないと思う」が1.5%、という結果となりました。
(【画像出典】オーネットプレスリリース)
「非常に大切だと思う」と「大切だと思う」を合わせた88.1%が「パートナーとの間のプライバシーは大切」と考えていることがわかりました。
オーネットでは、「以上から「パートナーとの間で一定のプライバシーを守ること」は、パートナーと良好な関係でいるために必要不可欠な要素のひとつと認識されていると考えられる」としています。
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2.男女・婚姻区分別に見ると...
上記結果を男女・婚姻区分別に結果をみると、「プライバシーは大切だと思う」と回答した割合は、既婚女性が87.9%に対して未婚女性は94.4%、また既婚男性が80.5%に対して、未婚男性は85.0%、という結果となりました。
(【画像出典】オーネットプレスリリース)
「以上から未婚者と既婚者で「パートナーとの間のプライバシーの重要性に関する意識」は大きく変わらないことがわかった」(オーネット)。
また男女ともに、既婚者より未婚者の方が「プライバシーは大切だと思う」と考える割合がやや高いことも分かる結果となりました(未婚・既婚による結果の差は男性が4.5%、女性が6.5%)。
オーネットでは、「結婚後、一緒にいる時間が増えることで「お互いに隠し事がなくなっていく」ことが要因のひとつと考えられる」と分析しています。
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3.恋人や夫婦間でプライバシーを守るために必要なことは?
また、パートナーとの間で「プライバシーは大切だと思う」と回答した人に対して、「恋人や夫婦間でプライバシーを守るために必要なこと」を質問したところ、「ひとりの時間を持つ」が47.8%で最も多い結果となりました。
次いで「相手の携帯などを勝手に見ない」(45.8%)、「互いに関する全てを知ろうとしない」(23.2%)、「互いの過去に関する全てを知ろうとしない」(19.9%)、「互いの周囲の人間関係を詮索しない」(16.5%)、が続きました。
(【画像出典】オーネットプレスリリース)
最も回答が多かった「ひとりの時間を持つ」については、「特に必要だと感じる人」と「あまり必要だと感じない人」がほぼ半数ずつであることがわかったということです。
オーネットでは、「特定の項目に票が集中していないことから、「プライバシーを守る」と言っても、重視する点は人それぞれ異なることがうかがえる」とした上で、「パートナー間で「お互いが守りたいプライバシー」の内容について具体的に認識を合わせることが大切と考えられる」と結論付けています。
(【記事出典】オーネットプレスリリース「20~34歳の約9割が「恋人や夫婦の間でもプライバシーは大切」と回答!【9/28はプライバシー・デー】」)