"テレワーク疲れ"は少数派!? ワクチン接種定着後も9割超が「テレワーク希望」 - CANVAS｜若手社会人の『悩み』と『疑問』に答えるポータルサイト

新型コロナウイルスの感染拡大が収束の兆しを見せない状況が続く一方、ワクチンの接種も徐々に進んでいます。こうした中、対人コミュニケーション不足や運動不足などによる、"テレワーク疲れ"も指摘されています。ここでは、ペーパーロジック株式会社が「週3日以上テレワークを行っている」と回答した会社員を対象に実施した、「ワクチン接種定着後のテレワークに対する意識調査」について紹介します。

調査は、「週3日以上テレワークを行っている」と回答した会社員109名を対象に、2021年7月1日～2021年7月3日、インターネットで実施されました。

1.ワクチン接種が定着化した場合も「テレワークはさらに進んでいく」が24.8%

まず、「新型コロナワクチンの接種が開始されましたが、もしワクチン接種が定着化（大多数が接種している状態）した場合、会社のテレワークはどうなると思いますか。」（n=109）と質問したところ、「テレワークはさらに進んでいく」が24.8%、「現状と変わらない」が31.2%、「出社割合が多くなる」が34.9%という回答となりました。

次に、「あなたは、今後もテレワークが続いてほしいと思いますか。」（n=109）と質問したところ、「絶対に続いてほしい」が62.4%、「やや続いてほしい」が31.2%という回答となり、調査対象となった9割以上の会社員が、コロナワクチン接種定着後も「テレワークを希望」していることが分かりました。

2.ペーパーレス化が進んでいるシステム、「経費精算システム」が52.3％で最多

さらに、「あなたの会社では、どの程度ペーパーレス化が進んでいますか。ペーパーレスに関して導入しているシステムがあれば教えてください。（複数回答）」（n=109）と質問したところ、「経費精算システム」が52.3%、「ワークフローシステム」が47.7%、「電子契約システム」が43.1%という回答となりました。

同じ質問に対して「特にない」「わからない」以外を選択した方を対象に、「現在ペーパーレス化されている書類を教えてください。（複数回答）」（n=82）と質問したところ、「稟議書」が56.1%、「契約書」が52.4%、「見積書」が46.3%という回答となりました。

同様に「特にない」「わからない」以外を選択した方を対象に、「あなたの会社のペーパーレス化状況について思うことを自由に教えてください。（自由回答）」（n=82）と質問したところ、「スピード化が図れてよくなったと思う」や「社内向けの書類が意外とペーパーレスになっていない」など66の回答を得ることができたということです。

自由回答の一部抜粋は以下の通りです。

41歳：スピード化が図れてよくなったと思う。
43歳：あらゆる書類がペーパーレスになり、情報が集約されて良い。
53歳：社内向けの書類が意外とペーパーレスになっていない。
31歳：契約書もペーパレス化を希望しているが、押印フローが電子化できず話が進んでいない。
51歳：会議資料も全てペーパーレスになると嬉しい。

ペーパーレス化に関し、「あなたは、テレワークの維持・推進のためにはさらなるペーパーレス化が必要だと思いますか」（n=109）との質問には、「とてもそう思う」が48.6%、「そう思う」が43.1%という回答となりました。

3.まとめ

ペーパーロジックの調査では、ワクチン接種定着後、「テレワークはさらに進む」という回答が24.8%、「現状と変わらない」が31.2％、「出社割合が多くなる」が34.9％と、それぞれの意見は分かれましたが、テレワークの継続を希望する声が9割を超えることが明らかになりました。

また、テレワークに伴うペーパーレス化に対する意見を聞いてみたところ「スピード化が図れてよかった」「会議資料も全てペーパーレスにしてほしい」などの声が多く、ペーパーロジックでは、「テレワークやペーパーレスといったニューノーマルな働き方に多くの人が好感を持っていることがわかります」としています。

一方、「契約書もペーパレス化を希望しているが、押印フローが電子化できず話が進んでいない」などの声もあり、ペーパーロジックでは、「ペーパーレス化によって生産性を高められる領域は依然としてあります」と指摘。「ワクチン接種後、コロナ収束後も快適な労働環境構築に向け、企業のペーパーレス化への取り組みに益々注目が集まります」としています。

(【記事出典】ペーパーロジック株式会社プレスリリース「テレワーク会社員へ調査　9割以上がコロナワクチン接種定着後も「テレワークを希望」～テレワークに伴うペーパーレスの浸透に好意的な声多数～」)