副業、「世帯年収1,001万円~」の層が高い収益上げる傾向

副業、「世帯年収1,001万円~」の層が高い収益上げる傾向

政府が副業を推進している中、実際に副業を行っている人はどれくらいの収入を得ているのでしょうか。今回はフォーイットが実施した調査から、副業の月収に関する実態を紹介します。

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副業での最高月収に関する調査は2023年4月26日~5月2日、事前調査で「副業をしたことがある」と回答した18歳~69歳の個人を対象にインターネット上で行われ、500人から有効回答を得ました。

1.副業で稼いだ最高月収、「1万1円~5万円」が28.5%

副業で稼いだ最高月収はいくらか聞くと、「1万1円~5万円」28.5%と最も多く、次いで「1万円以下」25.2%と、「5万円以下」が過半数を占めました。

以降、「5万1円~10万円」17.2%「10万1円~30万円」14.3%「50万1円~100万円」3.3%「30万1円~50万円」2.7%「101万円以上」0.6%と続き、「30万円以上」稼いでいる人は計6.6%でした。また「101万円以上」では「350万円」という回答が得られたそうです。

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(【画像出典】フォーイットプレスリリース)

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2.全年代で「5万円以下」がボリュームゾーン

年代別にみた場合、全年代で「5万円以下」がボリュームゾーンに。なお、10代「収益が出ていない」(18.4%)と「1万円以下」(34.2%)の合計が52.6%を占め、他の年代よりも比較的低い傾向がみられました。

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(【画像出典】フォーイットプレスリリース)

未婚・既婚別では、未婚者では「1万円以下」(28.4%)、既婚者では「1万1円~5万円」(29.5%)が最多となりました。

職業別にみると、「101万円以上」の回答率が最も高かったのは「経営者・役員」7.7%。同調査では「日頃から収益面を意識していることや、ビジネスの知識やネットワークを活用することで副業においても良い結果が出せたのかもしれない」と分析しています。

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(【画像出典】フォーイットプレスリリース)

世帯年収別では、「30万円以上」と比較的高い収益を上げた人「世帯年収1,001万円~」24.4%と、他の層より約20ポイント多い結果に。また「収益は出ていない」という人は、世帯年収が高くなるほど減少していることがわかりました。

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(【画像出典】フォーイットプレスリリース)

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3.世帯年収が上がるにつれ、「アフィリエイト」「投資」「プログラミング」の項目が増加

最後に、2023年3月に実施した調査から、どんな副業に取り組んでいるのか世帯年収別にみたところ、「アフィリエイト」「投資」「プログラミング」などの項目が、世帯年収が上がるにつれ増えていることがわかりました。

同調査では「収益の拡大性がある副業や、知見を貯めて中長期で行う副業に取り組んでいる割合が高いため、『世帯年収1,001万円~』の層に高い収益を上げた人が多くなった」と推察しています。

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(【画像出典】フォーイットプレスリリース)

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4.まとめ

今回の調査では、副業の収入状況は年代や職業などにより違いがあることがわかりました。

同調査では「副業で安定して収益を上げ続けるためには継続した努力が必要になるため、それぞれのライフスタイルやスキルに合わせて計画的に取り組んでいくことが大切になってくるのではないでしょうか」とコメントしています。

(【記事出典】フォーイットプレスリリース)

(記事執筆:御木本千春)

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