価格そのままで中身減らす"ステルス値上げ"への不快感、ミレニアル世代で顕著

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いつも買っているお菓子や食品について、「前より中身が減った?」と感じたことはありませんか? このような価格を据え置いたまま商品の重量・容量を減らし、実質的に値上げをする動きは、「ステルス値上げ」と呼ばれることがあります。

ここでは、プライシングスタジオが実施した「ステルス値上げに関する調査」から、ステルス値上げに対する消費者の意識を読み解いていきます。

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調査は全国の18歳以上の個人を対象に、2022年4月1日~15日にインターネット上で行われ、341人から有効回答を得ました。

1. 約3人に2人が「ステルス値上げという言葉知っている」

まず、ステルス値上げという言葉を知っているか尋ねたところ、「言葉も意味も知っている」43.1%「言葉のみ知っている」22.9%となり、約3人に2人にあたる66%がステルス値上げという言葉を知っていることが判明しました。

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(【画像出典】プライシングスタジオプレスリリース)

2. 7割弱が「ステルス値上げ増えている」

続いて、ステルス値上げが増えていると感じているかと聞くと、「感じる(やや含む)」と答えた割合は7割弱の68.6%に上りました。

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(【画像出典】プライシングスタジオプレスリリース)

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3. ステルス値上げへの印象は世代間で差

ステルス値上げに対する各世代の反応をみると、25歳36~45歳46歳以上の世代では「仕方がないと思う」半数以上を占め、「不快に感じる」(4割超~5割弱)より多い結果となりました。

一方、26~35歳のミレニアル世代では「不快に感じる」60%を超え「仕方がない」(40%弱)を大きく上回り、ステルス値上げに対する印象は世代により差があることが浮き彫りになりました。

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(【画像出典】プライシングスタジオプレスリリース)

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4.まとめ

ステルス値上げは、"こっそり値上げされた"と感じられるため反感を買いやすい部分もあり、近年はSNSを中心に批判的な声が多く見受けられます。

プライシングスタジオでは「26~35歳のミレニアル世代層でネガティブな意見が多くみられたのは、こうしたSNS上での"炎上"と相関がある」と推察しています。

(【記事出典】プライシングスタジオプレスリリース「ステルス値上げ」に関する調査結果)

(記事執筆:御木本千春)

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