新型コロナウイルスの感染拡大は、テレワークの普及や不要不急の外出自粛など、さまざまな影響を社会に及ぼしていますが、会社員の生活スタイルにも大きな影響を及ぼしています。今回は、CCCマーケティング株式会社が実施した生活者の日常的な行動を理解するための「時間と場所の調査」の結果をもとに会社員の起床・就寝時間についてみていきます。
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調査は、全国の男女16~79歳のT会員を対象に、CCCマーケティング株式会社がTアンケートによって、2021年6月10日(木)~6月16日(水)に実施しました。サンプル数は2,424サンプルだったということです。行動時間帯や場所に加え、新型コロナウイルス感染症の拡大前後で生活に変化があったかを調査しました。
1.平日の就寝時間、学生は「遅くなった」が「早くなった」を大きく上回る
まず、平日の就寝時間・起床時間の変化について、新型コロナウイルス感染症の影響が出る前後で比べると、平日の就寝時間、起床時間は「早くなった」「遅くなった」どちらも10%程度でした。
(【画像出典】CCCマーケティングプレスリリース)
これを職業別に見ていくと、就寝時間は、学生(大学/大学院/短大/専門学校)で「遅くなった」と回答した方が4割以上で「早くなった」を大きく上回りました。
2.会社役員/会社員/公務員(正社員)では就寝時間が「早くなった」が上回る
会社役員/会社員/公務員(正社員)では就寝時間が「早くなった」の回答が「遅くなった」を上回っており、中でも子どもと同居する会社役員/会社員・公務員(正社員)では、男女どちらも就寝時間が早くなった方が多いようです。
(【画像出典】CCCマーケティングプレスリリース)
3.子どもと同居する会社役員/会社員/公務員(正社員)の女性は特に就寝時間・起床時間が早まる
また、平日の時間帯別に睡眠をとっている人の割合については、全体では23時台後半~朝6時台前半までの間は睡眠をとっている人が過半数となっています。
(【画像出典】CCCマーケティングプレスリリース)
会社役員/会社員/公務員(正社員)では0時~朝6時に睡眠をとっている方が大半ですが、そのうち子どもと同居する方、特に女性の場合は就寝時間・起床時間が早い様子が見受けられる結果となりました。
(【記事出典】CCCマーケティングプレスリリース「新型コロナウイルス感染症の拡大後、会社員の起床・就寝時間が早まる傾向に」)