アンファーは、47都道府県各100人(男女比50:50、20歳代~60歳代各10人、合計4,700人)を対象に実施した、睡眠についての調査結果を発表しました。これによると、「寝る前に寝床でスマホを操作しますか?」という問いに対して、「操作しない」と回答した人の割合が、年収1,000万円以上の人は50%、年収1,000万円未満の人は37.3%という結果になり、違いが顕著に現れました。
今回、睡眠と年収に着目して調査した結果、「年収1,000万円以上」の人と「年収1,000万円未満」の人との間で、睡眠に関する行動と意識において様々な違いがみられました。
「寝床でスマホ」、年収1,000万円未満の人は"1週間に3回以上"
「寝る前に寝床でスマホを操作しますか?」という問いに対して、「操作しない」と回答した人の割合が、年収1,000万円以上の人と年収1,000万円未満の人との間では違いが顕著に現れました。
一方、年収1,000万円未満の人は、「1週間に3回以上」と回答した人の割合が44.8%で、年収1,000万円以上の人(27.4%)の約1.6倍でした。「この結果から寝床でスマホを操作するかどうかは年収との関連があると考えられます」(アンファー).
寝具にお金をかける、かけようと思っているか聞いたところ、年収1,000万円以上の人は約6割が「寝具にお金をかけている・かけようと思っている」と前向きな意識を持ち合わせているのに対し、年収1,000万円未満の人は約3割という結果になりました。「平均睡眠時間が年収1,000万円以上の人の方が短いことから、貴重な睡眠時間を有効なものにするため、投資したいと考えているのではないかと推測されます」(同)。
また、早寝・早起きを心掛けているか質問したところ、年収1,000万円以上の人は8割の人が「早寝・早起きを行っている・心掛けている」と回答したのに対し、年収1,000万円未満の人は約7割という結果になりました。「年収1000万円以上の人の方が計画的かつ健康的な生活習慣を心掛けていると考えられます」(同)。
『良質な睡眠にこだわる人達は、仕事においてもより成功を収めている可能性』
これらの結果に関連して、「スタンフォード式最高の睡眠」の著者である西野精治教授は、以下のように話しています。
『今回の調査の結果は、良質な睡眠にこだわる人達は、仕事においても、より成功を収めている可能性があるということを示唆していて非常に興味深いです。エグゼクティブやトップアスリートは自身の身体のコンディションの整え方をよく把握しています。そして、多忙な日常の中で、睡眠の質をどうやって高めるかということもよく考えています。だから、よい睡眠のための条件についても、気づきが多いのです。
また良い睡眠をとるには"こだわり"も大きな影響をもたらします。こだわりというと主観的、感覚的で曖昧なもののように思えますが、こだわりは職業、趣味、時間術や健康にも当てはまります。どのような職業について、いかに健康に留意し、活力があり生産性のある日々を送るかに注意をはらいます。そのため、何が自身に一番大切か見極めていただくことが需要です。睡眠はすべての生命活動の基盤で、睡眠中にも脳は活発に働き、起きているときにはできない重要な営みをおこなっています。良い睡眠を取らないと充実した日々を送ることができません。
睡眠が遂行するミッションは主に5つあります。
- 脳と身体に休息を与える
- 記憶を整理して定着・消去させる
- ホルモンバランスを調整する
- 免疫力を上げて病気を遠ざける
- 脳の老廃物をとる
質の良い睡眠、とくに眠り始めの90分をしっかり眠ることで①~⑤のより効果をより高めます。
今からでも遅くはないので、良質な睡眠にこだわってください』
【出典】"脱・寝床スマホ"で年収UP!?「スタンフォード式最高の睡眠」著者西野教授直伝! 年収1,000万円以上稼ぐ人の生活習慣とは。