在宅テレワークで気になる費用、1位は「電気代」--エアコンや照明の使用増

ライフ・マネー

新型コロナウイルスの感染の爆発的な拡大が起きている中、テレワークで在宅勤務を行う人は再び増加傾向にあるかと思います。ただ、感染リスクが減る一方、皆さんが個人で負担する費用も増加しているのではないでしょうか。今回は、株式会社WOOC(ウォーク)が行った調査結果をもとに、テレワークを行うにあたって気になる費用などについて見ていきます。

【関連記事】「"テレワーク疲れ"は少数派!? ワクチン接種定着後も9割超が「テレワーク希望」」

新型コロナウイルス感染症対策の一環として、2020年に発出された第1回緊急事態宣言以降、テレワークを導入する企業が急速に増えました。テレワークを導入した企業からは、社員のワーク・ライフ・バランスが図りやすくなった、社員の通勤手当やオフィスコストなどの削減につながったというメリットが報告されています(※1)。

(※1 総務省「通信利用動向調査(企業編)」)

一方で、テレワークの導入により、オフィスビルのエネルギー消費量が減少し、自宅をはじめとするテレワーク実施場所でのエネルギー消費量が増えていることが推察されるなか、一般家庭における家計負担や節電対策の実施状況が気になるところです。

今回、職住近接型シェアオフィス『BIZcomfort(ビズコンフォート)』を運営する株式会社WOOC(ウォーク)では、全国のテレワーク経験者20代~50代の男女300名を対象に、2021年7月15日~2021年7月19日、在宅でのテレワークによる家計負担感や節約意識に関して実態調査を行いました。

1.在宅でのテレワークをするようになって、気になるようになった費用は?

同調査で、「在宅でのテレワークをするようになって、気になるようになった費用はありますか?(複数回答)」と質問したところ、在宅でテレワークを行っている人のうち、95%がテレワークによる費用負担が気になると回答しました。

post515_img1.jpg

(【画像出典】WOOC(ウォーク)プレスリリース)

在宅でのテレワークをするようになって、気になるようになった費用は?(複数回答)」との質問には、「電気代」(75.67%)、「コーヒーやお茶などの飲料代」(26.67%)、「トイレットペーパーやコピー用紙などの消耗品代」(24.33%)が上位となりました。

post515_img2.jpg

(【画像出典】WOOC(ウォーク)プレスリリース)

【関連記事】「【テレワークでの椅子の選び方】"座る時間の長さ"など選ぶポイントをご紹介」

2.在宅でのテレワークを行うことで、実際に使用頻度が増えたものは?

また、「在宅でのテレワークを行うことで、実際に使用頻度が増えたものはありますか?(複数回答)」と聞いたところ、「エアコン・扇風機」(75.3%)、「蛍光灯などの照明」(50.7%)、「Wi-Fi」(40.0%)が上位となりました。

post515_img3.jpg

(【画像出典】WOOC(ウォーク)プレスリリース)

これに対し、「在宅でのテレワークによって使用頻度が増えたものについて、節約対策をしていますか?」との質問には、「している」が28.3%、「していない」が65.0%、「わからない」が6.7%。

post515_img4.jpg

(【画像出典】WOOC(ウォーク)プレスリリース)

在宅でテレワークを実施している人の多くが、電気代をはじめ何らかの費用や機器類の使用頻度の増加を意識しているものの、節約行動をとっている人は3割に満たず、節約対策をしていない人が多くをを占める結果となりました。

さらに、「シェアオフィスやコワーキングスペースを利用することで、テレワークで使用頻度が増えたものを節約できると思いますか?」との質問には、「はい」が35.3%、「いいえ」が31%、「わからない」が33.7%と、ほぼ同程度の割合となりました。

3.まとめ

今回の調査では、電気使用に関する費用負担感を感じているという回答が多く、なかでも空調や照明、Wi-Fiなどのオフィスでシェアされていた項目について使用頻度の増加を感じているという回答が上位を占めました。また、実際に節約をしている人は3割未満と少なく、費用負担感と節約行動に大きな隔たりがあることがわかりました。

WOOC(ウォーク)では、「テレワークの大きな魅力である「通勤時間の大幅な削減」「時間や場所にとらわれない柔軟な働き方」というメリットを享受しながら、同時に「環境に優しい暮らし」を模索することは、脱炭素社会の実現を目指すうえで避けて通れない課題と考えます」とした上で、同社が運営するシェアオフィス「BIZcomfort」においては、「職住近接型のワークスペースを提案しており、自宅近くで通勤時間のかからない快適なワークスタイルと、全拠点でのLED照明や省エネモデル空調の導入など、環境に配慮したワークスペースを実現しています。多様な働き方が一層広がっていく時代において、個のスペースやプライバシーを大切にしながらも充実したオフィス機能のシェアリングによる、より地球に優しく快適なワークスペースを提供していけるよう、今後も一層尽力してまいります」としています。

(【記事出典】WOOC(ウォーク)プレスリリース「8月1日は「夏の省エネルギー総点検の日」シェアオフィスでエコなテレワークを 在宅テレワーカーの約95%が『費用負担が気になる』一方で 節約行動をとっている人は3割未満」)

この記事をシェア

  • facebook
  • X(旧Twitter)

同じカテゴリから
記事を探す

ライフ・マネー

求人情報

TOPへ
" "
" "