フリーソフト「Scratch(スクラッチ)」で学ぶプログラミング
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フリーソフト「Scratch(スクラッチ)」で学ぶプログラミング
アンドエンジニア編集部
2020.06.16

プログラミングを学びたいけど、覚えることが多くて難しそうと思ったことはありませんか?

そんな方におすすめしたいのが、「Scratch(スクラッチ)」です。Scratchは、小学生でもプログラミングが理解できるように作られているため、プログラミング初心者にはピッタリ。そんなScratchの特徴や操作方法について解説します。

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プログラミングが学べるScratch(スクラッチ)とは?

Scratchとは、マサチューセッツ工科大学(MIT)メディアラボが開発したビジュアルプログラミング言語です。まずはその特徴について見てみましょう。

無料でプログラミングを学べる

Scratchは、用途を問わず無料で利用することができます。個人でのプログラミング学習はもちろん、教育やゲームやアニメーションなどの作品制作も無料で行うことができます。

ビジュアルプログラミングで抵抗なく使用できる

Scratchは、ビジュアルプログラミング言語です。画面上のブロックを組み合わせる感覚でプログラミングできるため、文字によるコーディングに苦手意識がある方でも、プログラミングの概念を分かりやすく学ぶことができます。

対象年齢に関係なく使用できる

Scratchの対象年齢は8〜16歳とされています。しかし実際の教育現場では小学生から大学生まで利用されているうえ、図書館や公民館、コミュニティーセンターなど幅広い年代で活用されており、対象年齢に関係なく誰でも利用できるようになっています。

作った作品を公開すればたくさんの人と交流できる

Scratchで作った作品は、Scratchのコミュニティを通して世界中に公開することができます。あなたの作品を公開することで世界中の人と交流することができます。

Scratch(スクラッチ)を利用すればさまざまな作品が作れる

Scratchを利用することで、誰でも作品を作ることができます。具体例として、次のようなものが挙げられます。

インタラクティブストーリー

インタラクティブストーリーとは、ユーザーの選択によって展開が代わる物語のことです。Scratchでは、選択肢による物語の条件分岐をドラッグ&ドロップで設定出来るため、一見複雑そうに見えるインタラクティブストーリーも簡単に作ることができます。

アニメーション

Scratchには、画面上のキャラクターに対して「10歩動かす」「15度回す」といった動きを設定できます。これらを組み合わせることで、アニメーションも簡単に作ることができます。

ゲーム

プログラミングの中でもゲーム制作は特に難しいとされていますが、Scratchを使えばアイデア次第でゲーム制作も可能です。ScratchのコミュニティにもアクションやRPGなど様々なジャンルのゲームが公開されています。

Scratch(スクラッチ)のメリット・デメリットとは?

Scratchのメリット・デメリットとして、以下のような点が挙げられます。

メリット(1)ソフトをダウンロードする必要がない

Scratchはブラウザ上で操作ができます。インターネットにつながる環境さえあれば、わざわざソフトをダウンロードする必要がなく、手軽に始められます。

メリット(2)簡単にプログラミング体験ができる

Scratchは、難しいコードを書く必要がなく、直感的に操作できるようになっています。特に予備知識も必要としないため、「なんとなく」使っているだけで簡単にプログラミングを体験できます。

デメリット(1)プログラミング言語の学習はできない

Scratchでプログラミングの概念は理解できますが、コーディングは行えません。そのため、PythonやJavaScriptのようなプログラミング言語を学習できるわけではない点に注意です。

デメリット(2)パソコンがないと使えない

Scratchを利用するには、パソコンまたはタブレットが必要となります。スマートフォンでもプロジェクトの閲覧はできますが、作成・編集はできません。

Scratch(スクラッチ)の基本的な操作方法をご紹介

ここからは、実際にScratchを操作するための基本的な手順について解説します。Scratchのサイトにアクセスすればすぐに利用できるので、Scratchの画面を確認しながら進めてください。

「作る」をクリックする

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Scratchのサイトにアクセスすると、上記のような画面が表示されます。プロジェクト作成画面を開くために「作ってみよう」をクリックしてください。

なお、作品を残したい場合はユーザー登録が必要となるため、先に「参加する」をクリックして登録を済ませておきましょう

チュートリアルを確認する

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プロジェクトを開くと、上記画面が表示されます。Scratchの具体的な機能や操作手順を確認するために、まずは「チュートリアル」を見てみましょう。基本操作についての解説動画が最初から表示されている他、上メニューの「チュートリアル」からカテゴリ別に様々な動画が公開されています。Scratchの操作を勉強したいときや手順に困ったときにチェックしてみてください。

実際に作品を作ってみる

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それでは実際に作品を作ってみましょう。

Scratchの作成画面は、左型に並んでいるブロックを中央のスペースに並べることでプログラムを組むことができ、その実行結果が右側のウィンドウに表示されます。スプライト(画面上に表示されるキャラクターのこと)や背景の設定は右下から編集できます。

作品をチェックする

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Scratchのサイトには、ユーザーが作った作品がたくさん公開されています。これらはユーザー登録しなくても見ることができ、アニメーションやゲームを楽しめるようになっています。プログラミングの中身を見ることも出来るので、これらの作品がどのように作られているか参考にすることもできます。

Scratch(スクラッチ)でプログラミングを学ぼう!

今回は、Scratchによるプログラミングについて解説しました。

Scratchは誰でも手軽にプログラミングの概念を体感的に理解できるようになっているため、これからプログラミングを学びたい人やプログラミングに苦手意識のある人に特にオススメです。Scratchを通して、プログラミングやものづくりの楽しさをぜひ体感してみてください。

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