グロースハッカーとは?~いまさら聞けないトレンドワード解説その1~
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グロースハッカーとは?
~いまさら聞けないトレンドワード解説その1~

2014.06.19

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グロースハッカーとは、世界でもっとも最先端のIT職種のひとつ。
シリコンバレーで流行し、日本のIT業界にもその需要は急速に広まっています。
でも、一体、何をする仕事のこと?
どんな成功例がある?
どうしたらなれる?
今回は、いまさら聞けないグロースハッカーの定義をまとめてみました。(イワタテ

■グロースハッカーって何をする仕事?

グロースハッカーとは、会社、製品、サービスの成長(=グロース)を加速させることを使命とする仕事のことです。あいまいすぎてよくわからない?
それもそのはず、グロースハッカーという言葉が生まれたのは2010年のこと。
まだその手法は、確立されているわけではありません。
言い換えてみれば、グロースに繋がる手法を自ら編み出し、実行できる人。
トライアンドエラーを繰り返しながら、新たな成果を創造できる人を、広くグロースハッカーと定義することができそうです。

■とはいえ、実際にはどんな行動をして、どんな成果を得ている?

【例1:1億8000万ドルの政治献金を集めたABテスト!】
2012年のアメリカ大統領選で、共和党のミット・ロムニー陣営は、弱冠24歳のグロースハッカー、アーロン・ジーンを招集。「好感度の高い」ウェブサイトデザインの変更を依頼しました。
ジーンは、徹底したABテストを敢行。
バナーのサイズ、位置、色などを、繰り返し微調整し、有権者にとってもっとも好感度の高いウェブサイトデザインを追求し、1億8000万ドルもの政治献金を集めることに成功したということです。
結果的に、大統領選は現職のバラク・オバマに敗北しましたが、この例はグロースハックの夜明けを告げる成功事例として知られています。

【例2:友人招待やSNS連携でユーザー数を2億7500万人まで増やしたDropbox!】
クラウドストレージの大手Dropboxも、従来にはないアイディアでユーザー数を爆発的に増やしたグロースハックの好事例。
たとえば、ユーザーを紹介したり、アカウントをFacebookやTwitterなどと連携すると、無料使用できる容量が増えるサービスは、後続の事業者にも非常に参考にされているようです。
また、ウェブサイトのトップページに存在するプロダクトは、2分間の動画とアプリのダウンロードボタンだけというシンプルな設計も、ユーザーのアクションをフォーカスする意図に適ったグロースハックですね。

【例3:3年で400万人の有料会員獲得を目指すクックパッド!】
料理レシピの紹介サイトとして有名なクックパッドは、グロースハックによって3年以内に有料会員数を現在の100万人から400万人に増やすという目標を設定しています。
具体的な手法としては、「有料機能の7日間無料お試し」や、「外部サービスの会員限定で無料クーポンを付与」、「誕生日クーポン」の発行、9月9日限定で無料クーポンを配布する「クックの日」キャンペーン、検索結果の最適化を目的とした「殿堂入りレシピ」の設置などが公開されています。
期間内の目標達成が果たせるか、見守っていきたい事例ですね。

■マーケティングと比較されることが多いけど、どう違うの?

共通しているのは、テレビやラジオ、雑誌などの既存メディアを使った従来的なマーケティング手法よりも、ウェブサイトやアプリといった、IT的な手法でテストを繰り返すという部分。
また、時には開発の現場と一体になって行動する必要があるため、現場の技術を知っている必要があるという点です。
その他の特徴を比較してみると、以下の通りです。

従来のマーケティング手法
  • 予算と期間が決められている。
  • 手法が確立されていて成果は(比較的)安定的である。
  • 製品やサービスの開発に自らは携わらない。
グロースハッカーの手法
  • 予算と期間は選択した行動によって流動的である。
  • 前例のない手法を生み出すため実際に行動してみるまで誰にも成果がわからない。
  • 製品やサービスの開発に、必要とあれば自らも積極的に携わる。

■どうしたらグロースハッカーになれる?

ビジネス特化型SNSとして知られるLinkedinには、自身の仕事を「グロースハッカー」と表記する例が増えているようです。
実際アメリカでは、マーケティングの仕事をしてきたという人でも、「マーケター」という呼び名を「グロースハッカー」と書き換えただけで、複数のIT企業からオファーが来ることもあるとか。
グロースハッカーの事例がまだ少ない日本でも、自ら「グロースハッカー」を名乗るのが、ほとんど唯一のグロースハッカーになる手段。
もちろん、名乗ったからといっていきなり能力が高まるわけではありません。
しかし、グロースハックという言葉の意味を知り、行動することを決意しただけで、仕事への意識は変わるはず。
目の前の仕事に対して、ただ無心で取り組むのではなく、「どうしたらもっと良くなる?」と自身に問いかけることが、グロースハッカーへの第一歩でしょう。

原稿:イワタテ
西東京市でコピーライター事務所をやってるイワタテです。
好きな言葉は「愛娘」。趣味は愛娘の写真撮影。
よく書くジャンルは、人材系、ビジネス系、IT系、ライフハック系、不動産系、おもしろ系……全部ですね。
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