メディプラスは、メディプラス研究所・ストレスオフラボが全国20~69歳の女性7万人に行った「ココロの体力測定2019」の調査結果を発表しました。これによると、休まない美徳」意識を調査したところ、「当てはまる」「やや当てはまる」をあわせ22.7%と、2割の女性が休まないことは美徳であると考えていることがわかりました。
■「Z世代」「バブル世代」女性に意外な共通点
調査結果を、年齢層別に7つの世代(Z世代、さとり世代、団塊ジュニア世代、バブル世代、新人類世代、しらけ世代、団塊世代)に分類。世代別の"休まない美徳"意識の高さを調べたところ、もっとも"休まない美徳"意識が高かったのは、グレタ・トゥーンベリさんに代表されるように社会課題意識が高いと言われる「Z世代(26.6%)」、次いで「バブル世代(24.1%)」という結果になりました。
もっとも低かったのは「団塊世代(18.1%)」ですが、すでにリタイアしている人が多いことが理由であると考えられます。
(※団塊世代(68~72歳)しらけ世代(59~67歳)新人類世代(54~58歳)バブル世代(49~53歳)団塊ジュニア世代(37~48歳)さとり世代(25~36歳)Z世代(20~24歳))
■休まない美徳=責任感? 病気になっても栄養ドリンクで乗り切り、仕事優先
次に、休まない美徳意識に「当てはまる・やや当てはまる」女性の病気時の対応を、「当てはまらない」女性の割合との比較で見てみました。
上位は「休みたくないのでムリして会社に行く」(1.97倍)「病院に寄って出社しなるべく欠勤しない」(1.55倍)と続き、体調が悪くても仕事を優先してしまう傾向にあることが判明しました。「栄養ドリンクを飲む」(1.38倍)「熱いお風呂に入ってたくさん汗をかく」(1.26倍)で乗り切り、「できる限り薬は飲まない」(1.15倍)のも、休まない美徳意識の低い女性よりも目立ちました。
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■休まない美徳意識の高い女性が多いのは、"かかあ天下"で知られるあの県
女性の休まない美徳意識に地域性はあるのでしょうか。「当てはまる・やや当てはまる」女性の割合を都道府県ランキングで見てみると、第1位は"かかあ天下"で知られる群馬女性(26.2%)、第2位は自立心の高さが特徴の香川女性(25.7%)、第3位は芯の強い栃木女性(25.4%)という結果になりました。
(※4位以降はストレスオフラボWEBサイトで公開中です)