フォレスト出版は、『スピーチや会話の「えーっと」がなくなる本』(著者:高津和彦氏)を2019年9月上旬に発売すると発表しました。
スピーチや報告、面接、ビジネス上の会話で頻出する「えー」「あー」。みっともないと感じる人は多いでしょう。学術用語では「フィラー」というそうですが、このフィラーが頻出する人は、面接で落とすという採用担当者もいるほど、聞き手にネガティブな印象を与えてしまいます。
無意識に出てしまうこともあれば、普段出ているのに、あるシーンではまったく出ないことも起こりうる。なぜでしょうか? そして、それが出る人と出ない人は何が違うのでしょうか?
本書ではこのフィラーが発生するメカニズムと、それを消す方法を解説した「画期的な一冊」(フォレスト出版)となっています。
フィラーを生み出す3つの要素とは?
著者は、フィラーについて、「心(感情・性格)」「思考」「声」の3つの要素の働きとして解説しています。
「心(感情・性格)」「思考」「声」の3つが同期し、安定して働いていればフィラーは出ませんが、このうちの1つでも不具合が発生すれば、メカニズムに不均衡が生まれ、フィラーを発生させてしまうということです。これまで数々の「えーあー」を改善させてきたスピーチトレーナーである著者が、このメカニズムをベースにして本書をまとめまています。
「えーあー人間」がこんなふうに変わります!
「実は、『えー』『あー』がほとんど出ない話し方を手に入れるだけで、話し方のスキルは格段にレベルアップし、説得力も評価も上がります」(同社)。「話し方を学ぶよりも、即効性のある試みといえ、本書を読んでトレーニングをすれば、必ず短期間で『えー』『あー』をなくすことができます」(同)。
たとえば、
Before : 「えー、本日はお日柄もよく、えー、清々しい好天に恵まれまして、皆様におかれましては、あー、ますますご健勝のことと、えー」
After : 「皆さん、今日はとてもいい天気ですね。お元気ですか?元気に決まってますよね!」
■目次
まえがき 「えーあー人間」から脱出しよう!
プロローグ フィラーを生み出す3要素
第1章 なぜ、無意味な言葉が出てしまうのか?*フィラーとは何か
第2章 内面の不安や自信のなさが表に出る理由とは?*「心(感情・性格)」とフィラー
第3章 理性の力で整理してから言葉にしよう*「思考」とフィラー
第4章 自信に満ちた声で雑音を消し去る*「声」とフィラー
第5章 どんな場面でも次々言葉が出てくる!*脳内原稿のつくり方
第6章 目指せ!フィラーなしスピーチ*実践トレーニング
あとがき 前向きなフィラーなら出してOK!
■著者プロフィール
高津和彦(こうづかずひこ)
スピーチトレーナー。現・ベストスピーカー・ベストプレゼン主任講師、株式会社ベストスピーカー教育研究所代表取締役、服部天神宮学園服部幼稚園理事。DJからレポーター、アナウンサー、キャスター、国際レセプションの通訳・司会、法廷通訳まで、多方面で活躍。
関西大学法学部、カナダ・カルガリー大学政治学科を卒業。「次代のアナウンサーはバイリンガルだ」と考え、アナウンサー養成学校、サン放送アカデミーを卒業。さまざまなテレビ、ラジオ番組を経て、ビジネス話し方ワークショップ「ベストスピーカー」を設立。以後、スピーチインストラクターとして「即、実戦レベルに」をモットーに専門のアナウンス技術を活かし指導を行う。さらに、「通るプレゼン」技術を「ベストプレゼン」講座で教授。すぐれた英語力と交渉術を活かし、英語でのプレゼン指導も精力的に行っている。
著書に『あがってしまうシーンでも相手にきちんと伝わる「話し方」の授業』(日本実業出版社)、『スラスラ浮かぶスピーチのネタ』(DO BOOKS)など多数。
ベストスピーカー: https://best-speaker.com/