成功者やお金持ち達から学んだ、<br>お金を引き寄せる"成り上がり思考術"

成功者やお金持ち達から学んだ、<br>お金を引き寄せる&#34;成り上がり思考術&#34;

私は高校2年生の17歳で営業マンとして働き始め、19歳で独立して会社を起ち上げました。その後、1億円の借金を背負ったりするなど人生の浮き沈みを何度も繰り返し、その経験と独自に開発した成功メソッドを元にしたコンサルタント業務で、再び億単位の収入を得ることができるようになりました。そのなかで出会ってきた成功者やお金持ちたちから学んだ、"お金を引き寄せる思考術"についてお伝えしたいと思います。

目には見えないものを大事にすることで運をつかむ

私は17歳の時に住宅リフォームの訪問販売の会社に入ったのですが、その会社の社長から多くのことを学びました。

いい会社に入ったり、安定した公務員になったりすることが人生のすべてではない、選択肢はもっとある。学校を卒業したら就職しなければならないとみんな洗脳されているから、将来の選択肢が"会社に就職"という一択になってしまっている。十択の選択肢の中から就職することを選ぶのならまだいいが、就職という一択しかないというのはナンセンスな話だぞと。

日本や世界を見てきたうえで「やっぱり地元がいい」と言うのと、一度も地元から出たことがないのに「地元がいい」と言うのとでは、まったく意味が違います。まず日本中を見て、世界中を見て、俯瞰した状態で自分の居場所や自分の将来を選ぶような生き方をする。そういう人生哲学を社長から教わりました。

人間のマインドセット(思考様式)には周波数のようなものがあり、常に一緒にいる人とは周波数が同調していきます。もし自分の現状を変えたい、もっと上を目指したいと思ったら、自分が目指しているものに近いところにいる人や、向上心が強い人との共有時間を多く持つ必要があります。それにより、自分の周波数をその人と同じものにしていくのです。

成功している人や成功者の人たちは、運や流れ、エネルギー、活気、熱さ、盛り上がり感、信頼関係など、目に見えないものをとても大事にしています。例えば運を引き寄せようと常に意識をしていれば、脳がその運を拾い出してくれるからです。

脳内にはレティキュラー・アクティベーティング・システム(脳幹網様体賦活系)というものがあり、目に入ってきた光景のうち、自分に必要な情報だけを脳が認識し、それ以外のものは認識されずに脳から消え去っていきます。

意識して「運」というものに常にフォーカスしていると、脳の働きにより、運に出会った時に脳がそれを認識して拾い上げてくれるのです。運を意識していなければ、脳はそのままスルーしてしまいます。成功者というのは運がいいのではなく、運と出会ったらそれをしっかりとつかみ取るマインドセットを持っているのです。

出会った成功者に共通したマインドセット10選

人生で成り上がりたいのであれば、お金に対する正しいマインドセットを身につける必要があります。そこで、これまで私が出会ってきた成功者たちが共通して持っているマインドセットのうちから、特に重要だと思う点をご紹介いたします。

1.脳機能の仕組みを理解している

脳は記憶と忘却を繰り返す機能があり、成功者は記憶すべきことと忘却すべきことをうまく判断して、不要になった知識は忘れることで、新たな知識を吸収する余裕を脳に作りだしています。

2.早起きは3万円の徳だと思っている

成功者は朝型が多く、早起きをして精神面と肉体面を完璧な状態にして、午前中の早い段階で重要な仕事をこなしていきます。この習慣が、3文どころか3万円の徳があるとしています。

3.自己投資や勉強代を惜しまない

自分にとって役に立つと判断したものに、成功者はお金を惜しみません。特に、経験値を積める新しい体験などの自己投資には、積極的にお金を使います。そして、その金額以上のリターンを得ています。

4.勝てるフィールドで関係を築く

相手のフィールドで戦って不利な立場に陥るということがないよう、成功者は自分が負けると分かっているフィールドでは交渉相手と関係を築きません。確実に勝てるフィールドに連れ込んで関係を構築します。

5.お礼は手間暇かけて手厚くする

成功者はお礼をするのが大好きです。直筆の手紙を送ったり、お土産を用意したり、サプライズを考えたりと、手間暇かけて手厚く行います。それは、日頃のお礼をするチャンスだからです。

6.1円玉を拾って話しかける

成功者はお金が落ちていたら、1円玉でも必ず拾います。そして「大丈夫だったか?」「もう安心だからな」とお金に話しかけます。その積み重ねが成功者への道です。1円玉を粗末にする人はお金持ちになれません。

7.お金に居心地の良さを提供する

成功者は財布にこだわりを持っており、ほとんどの人が長財布を使います。二つ折りの財布はお札が折れ曲がるので、お金が可哀想だからです。小銭は小銭入れを使い、お札とは別に丁寧に保管しています。

8.タクシーでは必ずお釣りをもらう

小銭を受け取るのが面倒だからと、チップと称してお釣りを受け取らない人がいますが、これはお金に対して失礼です。成功者は必ずお釣りを受け取り、チップを渡す場合はチップとして別に渡しています。

9.いつもそうなのかを考える

物事がうまくいかない時、成功者は「いつもそうなのか」を確認します。今回に限ってかもしれません。「いつもそうではない」ことが分かれば、自信を喪失することなく、的確な対処することができます。

10.神秘的なパワースポットにひんぱんに行く

エネルギー値が高い場所に行くことで、そこからパワーをもらい、日々の生活やビジネスの状況が良くなると成功者は信じています。何よりも「信じる」という行為そのものが、大きな力を授けてくれるからです。

成功者はそれぞれが独自のマインドセットを持っています。成功者との交流の中で、上に挙げたもの以外に知り得たものがあれば、どんどん活用していきましょう。

成功をつかむための決断力

人生には3つの「決」があります。一つ目が「決まる」、二つ目が「決められる」、そして三つ目が「決める」です。

「決まる」というのは、自分や他の誰かの意思ではなく、時の流れや状況などによる選択肢の制限によって、それに決まるというものです。「決められる」は国や親、友人、上司など、自分以外に誰かに決められてしまうものです。そして「決める」は、自分自身の意思で判断して決めるというものです。

決断力は行動力に直結しています。成功する人は自分で「決める」回数が圧倒的に多く、決断力も強いので、それが行動に反映されます。決める回数が多いということは機会が多いということで、決断力が高いということは行動に対するコミットメント力が高いということなのでで、それが結果につながっているのです。

逆に成功できない人は「決める」ということがなく、いつも人の指示を待っているだけで、誰かに「決れられる」ことが多い。決断力がないと、時間の流れによって選択肢がだんだん狭まってきて、最後には残った一つしか選びようがない「決まる」という状況になってしまいます。

今の状況をより良い方向に変えていくことを望んでいる人は、より多くのことを自分で「決める」ようにしていくことが、成功するための秘訣となります。

プロフィール

大坪 伸(Ohtsubo Shin)

Syn.株式会社代表取締役、経営コンサルタント、自己啓発アーティスト。福岡県生まれ。17歳で住宅リフォームの営業マンとして働き始め、すぐにトップ成績を収める。19歳で会社を起ち上げて年商5億円をあげる会社に成長させるも、部下の裏切りで20歳にして1億円の借金を背負うことに。そこから復活と転落を幾度となく繰り返し、さまざまな職業を渡り歩く中、コンサルティング業界と出逢い、奇跡的に借金を完済、再び億単位の収入を得ることに成功。その後、欧米圏の成功者を中心に研究し、圧倒的な理論と自身の体験を軸とした独自の成功メソッドを開発。現在は経営者、大手商社役員、投資家、医者、弁護士などを指導する経営コンサルタント・コピーライターとして活動するほか、プロダクション事業、イベント事業、飲食事業など多岐にわたり展開している。

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