転職するなら!おすすめの業種企業一覧2017年版

転職するなら!おすすめの業種企業一覧2017年版

転職を考えるようになると期待や希望と同時にさまざまな不安も出てくるものです。せっかく転職するのなら長く安心して働きたいと誰もが思うのではないでしょうか。そのためには「成長性のある企業」を探すことが大切です。今後注目される業界や業種について解説します。

転職するなら?おすすめの業種3つ

今転職するならどんな企業がいいのでしょうか。ここでは日本における経済や社会問題を背景に今後成長が見込まれる業種についてご紹介します。

業種1:建設・住宅・インテリア

全体的にこの業界は好調傾向です。大きな動きとしては、2020年に開催される東京オリンピックに向けて新しい需要が増加していること。また、首都圏を中心に街の再開発も盛んに行われているため、高層ビルや商業施設、新築マンションの建設も進んでいることがあげられます。さらに、高度経済成長期以降に整備された道路やトンネル、橋、河川、下水道、港湾等についても、今後老朽化していくため、多くの修繕が発生することが予測されています。加えて、自然災害による復興特需等も重なり、特に建設業界では深刻な人手不足となっています。また、すでに働いているベテラン社員も高齢化しており、世代交代すべく若年層の人材確保が急務となっています。

建設・住宅・インテリア人気ランキング

好調傾向にある建設・住宅・インテリア業種。「2018年卒 大学生就職企業人気ランキング」をもとに人気の企業について紹介します。

順位企業名特徴
1 積水ハウス 販売ラインナップも幅広く、住宅販売を網羅している国内トップの総合住宅メーカー
2 一条工務店 性能や免震、省エネにこだわり、独自開発の太陽光発電は数多くの賞を受賞
3 セキスイハイムグループ 「セキスイハイム」のブランドで、住む地域の気候風土に合わせた家づくりをする地域密着型企業
4 旭化成ホームズ ロングライフという確固たる企業方針に基づき、へーベルハウスを提供
5 住友林業 木造注文住宅のリーディングカンパニー、さらに国内売上高No.1の木材・建材商社
6 大和ハウス工業 住宅・店舗などの建築から、環境エネルギー・農業・ロボットといったグローバル市場で幅広い事業に挑戦
7 LIXIL 戸建住宅・マンションから、オフィスや商業施設などの非住宅まで、多岐にわたる建材・設備機器と幅広い住関連サービスを提供する総合住生活企業
8 大東建託グループ 大切な土地資産を最良の形にプランニングする土地活用のプロフェッショナル企業
9 鹿島建設 日本を代表する高層建築物、生活を豊かにする建築物、道路やトンネル等の整備も手がける。また海外でも建築物やインフラ整備に多くの貢献をしている
10 清水建設 「モード学園コクーンタワー」といった斬新な建物から、歴史のある社寺の建て替えや再建、耐震改修等も手がける企業
  • 出典:2018年卒 大学生就職企業人気ランキング
  • 調査対象: 2018年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生(調査開始時点)
  • 調査期間: 2017年2月1日(水)~2017年4月12日(水)
  • 調査方法:
  • (1)就職情報サイト『マイナビ2018』上の入力フォームによる回収
  • (2)当社発行の就職情報誌にアンケートを同封し、郵送で回収
  • (3)『マイナビ就職EXPO』等、各イベント会場にてアンケートを配布・回収
  • 企業人気ランキングは5社連記方式
  • 選社理由は1社につき2項目を選択する複数回答
  • 有効回答: 42,702名

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業種2:ソフトウエア・ゲームソフト・ネット関連

他の業界に比べてまだまだ歴史は浅いですが、市場規模が大きいのがこの業界の特徴です。マイナンバー制度導入、みずほ銀行の基幹システムに関する巨大プロジェクト等は一旦落ち着いてきましたが、日本経済が回復傾向にある中、企業もIT投資を活発化させる動きをみせています。また、ネットゲームや携帯ゲームも引き続き成長し続け、さらにはeコマース市場も右肩上がりで成長しています。2020年開催の東京オリンピックに向けて、公共系インフラシステム整備もさらに活発化することが期待されているため、好調はさらに続く見込みです。

ソフトウエア・ゲームソフト・ネット関連人気ランキング

今後もさらに成長が期待できるソフトウエア・ゲームソフト・ネット関連業種。「2018年卒 大学生就職企業人気ランキング」をもとに人気の企業について紹介します。

順位企業名特徴
1 Sky 学校教育で使用されるソフトウエアから自治体・民間企業に向けたものまで多岐にわたる自社パッケージ商品の企画・開発・販売
2 NTTデータ システムインテグレーション事業、ネットワークシステムサービス事業、その他コンサルティングやITを活用した新しいビジネスモデルの提案等を行う
3 SCSK 住友商事グループのグローバルITサービスカンパニー、システム開発からITインフラ構築、ITマネジメント、BPO(Business Process Outsourcing)、ITハード・ソフト販売までワンストップで提供
4 NTTソリューションイノベータ 従業員数約1万2,000名を有する国内最大級ソフトウエア企業、事業領域としては、官公庁・医療・製造・流通・農業など幅広い
5 DMM.comグループ 動画配信、通販、レンタル、オンラインゲーム、英会話、ソーラーパネル、3Dプリンター、格安スマホ、VR、ロボット、電子書籍、アイドル応援アプリ、光通信のネット回線、有名人とのオフ会サービスまで枠組みなく事業を展開している
6 楽天 国内最大手のインターネットショッピングサイト「楽天市場」をはじめとするインターネットサービス事業、デジタルコンテンツ事業、金融事業、球団経営などさまざまな事業を展開している
7 レベルファイブ ゲームソフトの企画・制作・販売、「レイトン教授と不思議な町」や「妖怪ウォッチ」等も手がける
8 富士ソフト 独立系ITソリューションベンダーとして、ソフト開発、システム開発・導入・保守・運用、コンサルティングなど幅広く提供
9 グーグル インターネット関連のサービスと製品に特化したアメリカの多国籍テクノロジー企業。検索エンジン、オンライン広告、クラウドコンピューティング、ソフトウエア、ハードウエア関連の事業を行う
10 日本アイ・ビー・エム 情報システムに関わる製品、サービスを提供。小売から金融、スポーツ、宇宙産業に至るまでさまざまな領域で活躍している
  • 出典:2018年卒 大学生就職企業人気ランキング
  • 調査対象: 2018年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生(調査開始時点)
  • 調査期間: 2017年2月1日(水)~2017年4月12日(水)
  • 調査方法:
  • (1)就職情報サイト『マイナビ2018』上の入力フォームによる回収
  • (2)当社発行の就職情報誌にアンケートを同封し、郵送で回収
  • (3)『マイナビ就職EXPO』等、各イベント会場にてアンケートを配布・回収
  • 企業人気ランキングは5社連記方式
  • 選社理由は1社につき2項目を選択する複数回答
  • 有効回答: 42,702名

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業種3:医療・福祉・調剤薬局

景気に左右されないのがこの業種の大きな特徴です。医療はどんどん成長し続け、高度医療の需要はさらに拡大しています。高齢化する中、福祉施設・介護施設は今後もさらに増加すると考えられ、特に若い世代の人材不足が大きな問題となっています。

日本では2025年になると団塊の世代が75歳を超え、後期高齢者となります。
国民の3人に1人が65歳以上、5人に1人が75歳以上という今まで経験したことのないほどの高齢化した社会です。今後、医療系の成長は日本社会にとって必要不可欠な業界です。

医療・福祉・調剤薬局人気ランキング

これからの日本においても非常に重要な役割をしている医療・福祉・調剤薬局業種。
「2018年卒 大学生就職企業人気ランキング」をもとに人気の企業について紹介します。

順位企業名特徴
1 国立病院機構 全国143病院のネットワークをもつ日本最大級の医療グループ。採用後は独立行政法人の職員となり、国家公務員と同等の給与や福利厚生が受けられる
2 ベネッセスタイルケア 「その方らしさに、深く寄りそう。」という事業理念のもと、高齢者介護サービス事業および、保育事業を展開
3 IMSグループ(板橋中央総合病院グループ) 東京都・板橋中央総合病院を中心とし、関東・東北・北海道・ハワイに約136の病院・施設等を有する国内最大級の医療グル―プ
4 アイングループ 保険調剤薬局の経営、コスメ&ドラッグストアの経営、ジェネリック医薬品の卸業、医療経営コンサルティングおよび医療従事者の紹介、化粧品の企画開発、製造、販売を行う
5 総合メディカル 医業経営コンサルティング、医師の紹介や転職・開業支援、医業継承支援、保険調剤、一般薬・介護用品の販売、医療機器などのリース・販売、入院患者向けテレビのレンタル
6 日本調剤 保険調剤薬局チェーンの経営、「自己負担額ほぼなし!」の社宅制度をはじめとした、充実の福利厚生を完備
7 クオール 調剤事業をはじめ、業務プロセスの一部を継続的に外部の専門的な企業に委託するBPO受託事業を展開
8 ニチイ学館 医療関連事業、介護・ヘルスケア事業、医療・福祉関連のスキル・キャリアアップに役立つさまざまな講座を開講する教育事業を展開
9 クラフト(さくら薬局) 調剤事業、在宅医療支援事業、地域に密着した薬局づくりとして、調剤体験や保護者向けに薬の飲ませ方講座を行うこども薬局、認知症カフェ、ガーデニング等も取り入れている
10 薬樹 「健康な人、健康な社会、健康な地球」を目指し、保険調剤薬局、その他関連事業を展開
  • 出典:2018年卒 大学生就職企業人気ランキング
  • 調査対象: 2018年3月卒業見込みの全国大学3年生、大学院1年生(調査開始時点)
  • 調査期間: 2017年2月1日(水)~2017年4月12日(水)
  • 調査方法:
  • (1)就職情報サイト『マイナビ2018』上の入力フォームによる回収
  • (2)当社発行の就職情報誌にアンケートを同封し、郵送で回収
  • (3)『マイナビ就職EXPO』等、各イベント会場にてアンケートを配布・回収
  • 企業人気ランキングは5社連記方式
  • 選社理由は1社につき2項目を選択する複数回答
  • 有効回答: 42,702名

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その他注目の人気企業

ユニークな経営方針や福利厚生、キャリアアップするためのサポート等が充実している、これからも注目したい企業をご紹介します。

・未来工業
「常に考える」という社是をもとに社員のやる気を大切にし、充実した福利厚生で、「日本一社員が幸せ」「楽園企業」とも言われています。「制服がダサい」という女性社員の声によって、制服が廃止され、毎年1万円の制服代の支給や、年功序列やホウレンソウ(報告・連絡・相談)禁止、ノルマなし、改善提案活動、タイムカードなしといったユニークな経営を行っている企業です。

・資生堂
子育て支援策がもともと充実しており、「女性は育児をしながら仕事を継続できる」ことをすでに定着させ、現在は、「男女ともに育児・介護をしながらキャリアアップ」を目指しています。短時間勤務であってもやりがいのある仕事にチャレンジできる風土や会社も社員のやる気をサポートしてくれる企業です。

転職市場の動向を知ろう!

2016年は人材不足が顕著となり、さまざまなポジションでの求人活動も活発化し、いわゆる売り手市場となりました。その流れをどう受けるのか、2016年の転職市場を振り返りながら、2017年の転職市場の動きを解説します。

2016年、転職市場はどうだった?

厚生労働省が2017年1月31日に発表した2016年の平均有効求人倍率は、前年比から0.16ポイント上昇の1.36倍となり、7年連続で上昇しました。さらに、この1.36倍というのは1991年の1.40倍以来25年ぶりの高水準となります。多くの業界で、若手からミドルまでさまざまなポジションの人材不足感が強くみられ、積極採用を多く行った傾向にあります。経済が回復傾向である中で、企業が既存事業を拡大化するなど、組織を強化するために中途採用を行った企業が多くありました。

2017年の動きはどうなる?

厚生労働省が発表した2017年5月の有効求人倍率は1.49倍となっており、2017年も転職市場の活発化が予測されます。今度どんどん経験を積んでいく若手人材、すでにある程度の経験を積み、会社の即戦力として期待ができるミドル人材ともに積極採用が見込まれます。

女性採用も活発化!

女性の採用も全体的に活発化しています。女性の社会進出が進んでいることから特に保育業界では採用が途切れることがありません。また、リフォーム業界などでは「家づくりには女性の意見が大きく反映される」という傾向から、結婚や育児経験のある30代~40代の女性営業社員の採用を行っているところもあります。女性ならではの視点で細やかな気配りができるという観点から、サービス業、介護業種でも女性の力が求められています。

第二新卒は異業種へのチャレンジも

第二新卒は、年齢が若くて能力が未知数・短期間でも社会経験を積んでいるため、基本的なビジネスマナーは身につけている・社会経験が少ない分、会社になじみやすい・柔軟性があるということから、転職市場ではもともと非常に需要が高いです。さらに前職に染まっていない分、全く分野の違う異業種への転職の可能性も十分にあります。しかし転職活動をする際には、せっかく入社した会社を我慢できずに辞めてしまったというマイナス印象を与えないためにも、応募書類や面接対策は重要となってきます。

いかがでしたか。2017年も引き続き転職市場には多くのチャンスがありそうです。景気回復や人材不足を背景に、これまで中途採用を行っていなかった企業が求人を出す等、未経者を歓迎する求人等も出てくる可能性があります。
情報収集をしっかり行いながら、納得のいく転職活動を行っていきましょう。

【平均年収ランキング】20代・30代の業種別・職種別・年代別に平均年収をまとめました。

マイナビCanvas編集部

第二新卒のコミュニケーションを応援するメディア「Canvas(キャンバス)」。ビジネスで役立つ様々な情報や、これからの働き方、キャリアを考えるきっかけになる情報まで、20代のビジネスパーソンに役立つ様々なコンテンツを配信しています。人材紹介・転職エージェントのマイナビエージェントが運営しています。

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