コロナ禍で大人数での娯楽が控えられている中、人との接触を避けて1人で活動をするソロ(=一人)活サービスが広がっています。おなじみのカラオケ、焼肉以外にも、鍋、キャンプ、サウナ、温泉、筋トレ、卓球など、一人で楽しめるソロ活サービスを紹介します。
(1)1人でじっくりグルメを楽しめる飲食店
コロナ禍で大勢での会食が好まれない状況下、「たまには外食したい!」というニーズは高まっています。そんな時利用したいのは気を遣わずに、おひとり様でも思う存分美味しいものを堪能できる飲食店。コロナ前までは焼肉店などでも1人客専用のコーナーを設けるお店なども登場していましたが、昨今のソロ活ブームをうけて、その流れはあらゆるジャンルの飲食店に広がっています。
例えば、以下のような商品・サービスがあります。
●おひとり様専用ピザセット(ピザハット)
ピザを食べたいけれど一人では1枚食べきれない...、そんなニーズに応えてピザハットよりおひとり様専用ピザセット「マイボックス」が登場。食べきりサイズのSサイズのピザとポテト、ナゲットが入り、1人でもいろいろ食べたいという人にぴったりのセットです。
(【出典】ピザハット「マイボックス」WEBサイト)
●完全非接触ハンバーガー(BLUE STAR BURGER)
完全キャッシュレスで注文から受け取りまで完全非接触のテイクアウト専門ハンバーガー店。新鮮でおいしいグルメバーガーが1個170円というお手頃さも魅力。無駄な在庫や廃棄を省き、常に新鮮な食材が利用できるリミテッドサプライスタイル(メニューを絞り、売り切れ次第販売終了)という今どきフードロス削減を意識した形態も話題です。
●ひとりしゃぶしゃぶ(ひとりしゃぶしゃぶいち)
おひとり様向けの焼き肉やしゃぶしゃぶ店は増えてはいるけれど、やっぱり1人では気が引ける...。そんな心配をすることもなく1人で堂々と入れるのが「ひとりしゃぶしゃぶいち」。店名通りひとりでしゃぶしゃぶを存分に楽しめるアイデアが充実。しゃぶしゃぶの具材は回転レーンから取る、回転寿司のスタイル。1人でも気兼ねなく、好きな具材を好きなだけ食べられます。注文も席のタブレットからできるので、食事中も1人時間を堪能できます。
(2)1人で黙々練習ができるスポーツ施設
スポーツクラブや公共の体育館など、運動はしたいけれど人との接触を極力避けたい...。今まで相手がいないとできないと思っていた卓球やテニスなど球技でも1人でできる施設が登場しています。
●個ジム(東急スポーツオアシス)
東急スポーツオアシスでは人目を気にせず、1人の個室でトレーニングができる「個ジム」を完備。プロジェクター3面への投影により、臨場感のあるトレーニングが受けられるので、1人でも飽きずにトレーニングに集中できます。
(【出典】東急スポーツオアシス「個ジム」WEBサイト)
●ひとり卓球(PING PONG PARK)
卓球場のPING PONG PARKではひとりでも卓球を楽しめるよう、卓球マシンや卓球練習用のボールの貸し出しも行っています。ラケットやシューズの貸し出しもあるので、思い立った時に手ぶらで行ける気軽さもうれしい。
●ひとりテニス(ワセダオートテニス)
コートの手配や相手との都合を合わせたりするのが面倒、そんな人には1人で気軽にすぐできるオートテニスがおすすめです。ワセダオートテニスではボールのスピードや球種などが選べる自動球出し機械をつかって、実践に近い形で練習することができます。
(3)レジャーも楽しめるようになったらソロ活上級者!
飲食店やスポーツ施設は比較的気軽に1人で利用はできます。ソロ活に慣れてきたらさらにひとりの時間をいろいろなシーンで楽しんでみるのもおすすめです。例えば昨今ではアウトドアを1人で楽しむ"ソロキャン"も人気です。大勢でわいわい楽しむキャンプもよいけれど、時には自然の中でひとりの時間をゆっくり過ごすことも良いリフレッシュになります。サウナやプラネタリウムなど、レジャーシーンでもソロ活需要が増えています。
●ソロキャンプ(北軽井沢スイートグラス)
初心者にもおすすめの施設や整備が充実した人気のキャンプ場。1人専用のテントが用意されており、BBQや焚火の道具など必要なグッズはほとんどレンタルができるので、手ぶらでキャンプが楽しめます。ちょっとだけ非日常を味わいたい、ソロキャンプを体験してみたいという人にもぴったりです。
●ソロサウナ(tune)
完全個室のフィンランド式サウナ。着替え、サウナ浴、冷水浴、休憩がひとつの個室で完結できます。不特定多数の人と密になる心配もなく、順番待ちをする煩わしさもなし。1人でじっくり「ととのう」プロセスに集中できます。
(【出典】tune「ソロサウナ」WEBサイト)
●プラネタリウム(コニカミノルタプラネタリウム)
隣の人を気にせずゆっくりプラネタリウムを楽しみたい、そんな時にぴったりなのはコニカミノルタプラネタリウムの三日月シート。前方に設置されているので誰にも視界を邪魔されることなく、寝転んで星空を楽しむことができます。
(4)まとめ
「ぼっち」「おひとりさま」「ソロ活」など、1人での行動を表す言葉はいろいろですが、以前は「孤独」と同義語で否定的に使われることが多かったようです。最近はコロナの影響もあり、一人を積極的に楽しもうという前向きに捉える風潮に代わってきています。自分のペースや考えで自由に行動できるソロ活、今後ますますあらゆる分野で広がっていきそうです。