仕事や遊びの予定はスマホで管理している人が多い中、紙の手帳の存在意義についても見直されています。使い方次第で目標が明確になり、やる気にもつながる、手書き手帳の活用法について紹介します。
1.うまく使いこなせない、そんな時は手帳のタイプを見直そう
毎年手帳を買うのにうまく使いこなせず、気が付けばほとんど書き込まずに1年を終えてしまう、そんな時は手帳のタイプが自分のスタイルに合っていない可能性も。
手帳のタイプは大きく3種類に分類されます。
●マンスリータイプ
見開きで1カ月分の予定を書き込むタイプ。月単位でスケジュールをたてたい時には、一目で1カ月の予定がわかり便利です。ただ一日のスペースは小さいため、時間単位での細かい予定は書きこむことはできません。
●ウイークリータイプ
見開きで1週間の予定を書き込むタイプ。1日の予定を書き込むスペースも広く、時間の単位で詳細に書き込めるので、打ち合わせやミーティングなどビジネスで使いやすいタイプです。
●デイリータイプ
1日の予定を1ページ分たっぷり書き込めるタイプ。スペースがあるので、日記のように使ったり、仕事でのアイデア帳として使ったり、予定を把握したりする目的よりも、メモやノートのような感覚で使えます。
例えば詳細なスケジュールはスマホなどデジタル機器で管理し、ざっくりした予定を常に確認しておきたい人はマンスリータイプ、仕事も遊びもとにかく予定が多く、時間単位で細かく予定を把握したい人はウイークリータイプ、予定管理よりも自由に書き込めることを優先するならデイリータイプを選ぶとよいでしょう。
予定が多い時なら付箋で色分けをしたり、色ペンで予定を書き分けたり、様々な文房具を活用してみるのもおすすめです。
2.書くことで生まれるメリットとは?
スマホに文字を打ち込みサクッと予定を入力するよりも、手で手帳に書き込むことで、時間がかかった分、大事な予定をしっかり記憶できたり、頭の中を整理したりすることができます。また手帳にはスケジュールを書き込むだけではなく、目的や振り返りなども追記しておくことが大切。手帳を開くたびに自分の書いた目標が目に入り、達成へのやる気につながります。
例えば月ごと、または週ごとに、にいくつか自分のミッションを決め、手帳に大きく書き込んでおく。クリアするごとにマーカーで印をつけたりチェックをつけたりしていけば、見た目にもモチベーションがあがります。
その際最初から大きな目標を掲げるのではなく、週単位であれば今週中にクリアできそうなもの、月単位であれば1カ月かけてじっくり取り組みたいものなど、達成可能な目標設定から始めてみるとよいでしょう。特に月ごとに設定する目標なら、ミッションクリアまでのTO DOを1週間ごとに決め、書き込んでおくと達成しやすくなります。
その他仕事の予定は他人とのアポイントなどだけではなく、自分の作業時間も想定して書き込んでおくこと。予定通りに終わらなければ、見直しをするなど、仕事の効率化につなげましょう。
3.プライベートの情報も活用しよう!
仕事の予定を書きこんでも空いてしまう場合、プライベートな情報の記録に活用してみるのも楽しく手帳を活用するコツ。
例えば、
■体調管理
具合が悪くなった場合、いつからどんな症状が出ているのか、記録をしておくと診察の時にきちんと状況を説明することができます。コロナ禍の今特に体調管理に関しては簡単でもよいので記録しておいてもよいかもしれません。
■ダイエットをしている人
食事の内容、体重、今日の体調など
■節約している人
家計簿かわりに1日の支出など
■趣味の感想
読んだ本や観た映画のひとこと感想など
など、テーマを決めて空いたスペースに書き込むと、手帳を開くことが習慣化できそうです。
仕事とプライベートをきっちり分けたい人は、分けたほうが良いですが、混在した方がやる気になるという人はぜひ試してみてください。
4.まとめ
1週間、1カ月単位でスケジュールを確認したい場合、スマホのスケジュール管理アプリではいちいち画面をスクロールしなくてはいけません。その点手帳ならそのページを開くだけで、すぐに長期的な予定を確認することができます。また仕事でも文字を書く機会がグンと減る中、手書き手帳に書き込むことは、気分転換や考えを整理することにもつながります。
まずはお気に入りの手帳を見つけることからスタート。使いやすいように自分なりのアレンジを加えて、仕事やプライベートのモチベーションアップに活用していきましょう。