水道光熱費などの公共料金や税金の手続きや支払い方法、実は現在設定しているものでは、損していることもあります。"しないほうがいい!?"7つのことをピックアップして紹介します。思い当たる項目をチェックしていきましょう。
"しないほうがいい!?"(1)--固定費の支払いを振込用紙でコンビニ払いにしている
電気料金やガス料金など、郵送された振込用紙を使ってコンビニ、銀行で現金で払っていませんか?
公共料金支払いでもポイントがつくクレジットカードで払えば、支払額に応じてポイントが付きます。例えば、還元率1%のクレジットカードで、支払えば100円につき1円分のポイントが付与されます。年間で支払う光熱費が20万円だとすると、2000円分還元されることになります。
カードの還元率によって、付与されるポイントも変わってくるので、少しでも節約したいのなら、1%以上の還元率のあるクレジットカードを選ぶことが大切です。
また「Yahoo!公金払い」を利用するのも手。地方公共団体の税金や各種料金をYahoo!ウエブサイト上で24時間いつでも支払えるサービスです。クレジットカード払いができ、ポイントもたまります。Tポイントであればポイントでの支払いも可能。利用の前に住んでいる地域が対応可能か、または手数料なども確認する必要があります。
"しないほうがいい!?"(2)--1万円以下なのに口座振替を利用していない
支払う公共料金の金額が1万円以下の場合、クレジットカード払いよりも口座振替を利用する方がお得になる場合があります。契約先によっては銀行口座の自動振替にすると割引が受けられます。例えば東京ガスと東京電力では毎月55円の割引サービスがあり、電気とガスの両方を口座振替にすると110円の割引が受けられます。
"しないほうがいい!?"(3)--NHK受信料や国民年金など月ごとに払っている
月ごとに払うよりも、年払いや半年払いなどまとめて払う方がお得になるものがあります。例えばNHK受信料は、月額2170円ですが(口座・クレジット払いの場合)6カ月分前払いでは1万2430円、1年分前払いでは2万5185円で、月ごとに支払うよりも安く設定されています。また国民年金は1年分、2年分とまとめて払う方がお得になっています。
"しないほうがいい!?"(4)--Pay払いを活用していない
一部のPay払いでは公共料金の支払いにも対応しており、ポイントが還元されます。例えばPayPayの場合、公共料金の他にも固定資産税などの税金の支払いができ、通常の買い物と同様0.5?1.5%のポイント還元が受けられます。またLINE Payでも公共料金と税金の請求書払いができ、最大3%の還元が受けられます。
"しないほうがいい!?"(5)--電気とガスをセットで契約していない
ガスや電気の自由化により、大手のガス、電気会社の他にも他業種や新電力といわれる新たな企業も誕生し、電気の販売を行っています。電気とガスの両方を扱う会社も多く、セット割引販売をしています。
例えば、おなじみの東京ガスでも電気を販売しており、セットでお得になるプランを提案。契約内容にもよりますが、1万円以上も年間お得になる場合もあります。さらに東京ガスでは指定のプロバイダーと光回線インターネットの契約をすることで割引が適用される「トリプル割」があり、ネットもセットになった割引プランも登場しています。
"しないほうがいい!?"(6)--自分の契約アンペアを知らない
電気代は基準になる契約容量(アンペア数)によって基本料金が変わります。アンペア数を落とすと基本料金は安くなります。一人暮らしの場合、20A、または30Aが一般的な目安といわれています。東京電力の例で基本料金を比較してみると20Aは572円、30Aは858円で、一段階変えるだけでも年間3,432円節約できることになります。
まずは自分が今契約しているアンペアはいくつかを確認してみましょう。確認方法は部屋に取り付けられている分電盤の色や数字、または検針票を見れば、契約中のアンペア数について記載があります。一段階アンペアを落としても生活できそう、と思ったら契約変更をしてみるのもおすすめです。
"しないほうがいい!?"(7)--ふるさと納税をお得になるポータルサイト経由でしていない
応援したい自治体に寄付ができ、さらに所得税の還付や住民税の控除がうけられる、ふるさと納税。利用している人も多い制度ですが、ポータルサイト経由で申し込むのはもはや常識。
例えば楽天ポイントをためている人なら、楽天のポータルサイト経由でふるさと納税を行うと、寄付額に応じて楽天ポイントが付与されます。
ポイントをためていない人でも、ポータルサイトによってはAmazonギフト券などがもらえる特典を設けているところもあります。
まとめ
定期的に払わなくてはいけない、公共料金や税金などの固定費。キャッシュレス決済の普及で支払い方もさまざまな方法が選べるようになっています。引っ越した時のままの契約になっている、何となくコンビニで現金で支払っている、という人は、まずは毎月の請求書の内容を確認し、支払い方や契約内容について見直してみましょう。