【コワーキングスペースとは】利用方法や個性的な施設をご紹介

ビジネススキル・マナー

コロナ禍でリモートワークが続く中、都市部を中心に共同で使用できるオフィス、コワーキングスペースが増えています。月額利用やドロップイン、会員登録無用など、気軽に使えるタイプも増加中。今どきコワーキングスペースについて最新情報を紹介します。

1.コワーキングスペースとは

コワーキングスペースとは「共同で作業する場所(co-working space)」という意味で、個人事業者や起業家、在宅勤務が許可されている会社員、ノマドワーカーなど、働く場所の縛りがない環境で働いている人たちが作業を行う場所のことです。作業スペースや会議室、打ち合わせスペースなどが多くの場合オープンスペースになっています。利用者同士がコミュニケーションを図りやすく、それにより新たなビジネス展開につながる可能性があることも特徴です。

コワーキングスペースは2006年ごろアメリカ・ニューヨークで始まり、その後ロンドンなどにヨーロッパにも広がり、日本では2010年ごろから普及し始めたといわれています。

コワーキングスペースの数は増加傾向にあり、大都市政策研究機構の調査研究レポートによると、2019年時点での日本全国のコワーキングスペースの数は799施設。最も多いのは東京23区の295施設。次いで多いのは大阪市の70施設となっており、都市部に集中しています。

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コワーキングスペースと類似の施設として、シェアオフィス、レンタルオフィスなどがありますが、大きな違いは個室の有無。シェアオフィスは会議室や打ち合わせスペースが共有でありながら、作業場は個室が用意されています。レンタルオフィスはさらにしっかりとした専用の個室が用意され、ほとんどの場合法人登記や住所の利用が可能です。

2.コワーキングスペースの利用方法は?

コワーキングスペースを利用方法には「会員制(月額制)」「ドロップイン(一時利用)」の2つのプランがあります。

会員制は会員登録をして月額料金を支払い利用する形態です。会員になれば、個室やデスクなど固定席を確保できる施設も多く、混雑して席がないという心配もありません。

一方のドロップインは会員登録をせずに、一時的に利用すること。1時間から利用できる施設も多く、お試しや気分転換に利用することができます。

料金設定は施設によります。

(料金例)WAW日本橋の場合

  • 月額会員 個室会員:120,000円/月、デスク会員:80,000円/月
  • ドロップイン 1,200円/1時間、3,000円/1日

まずはドロップインでいろいろな施設を試し、自分に必要な設備が整っているか、居心地の良さ、作業効率の良さなどをチェックし、気に入った施設があれば、会員登録をするというのもおすすめです。

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3.多様化が進む!今どきコワーキングスペース

コワーキングスペースが増えるとともに、あらゆるニーズに応えた個性的な施設も続々誕生しています。

■至れり尽くせりの充実の最先端設備で快適ワーク

・WAW日本橋

日本橋駅から徒歩1分の好立地にあるWAW日本橋。長机のフリーアドレス席、ブース席、二人掛けシート、ソファースペースなど、多様なスタイルが用意されています。会議室や打ち合わせスペースはもちろん、防音設備が整った電話・オンラインルームなども完備。その他ドリンク全品無料のカフェスペース、ワーキングマシーン、屋上庭園などの仕事の合間に快適にリラックスできる環境も整っています。

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■クリエイティブ職の人が集まる感度高い洗練スペース

・Connecting The Dots SHIBUYA

JR渋谷駅から徒歩4分のコネクティングドッツは「点を結ぶ」という意味の通り、情報交換の交流の場や出先からの立ち寄り場所としての利用も多数。セミナーやイベントなども開催しているので、異業種の人とも交流ができる機会もあり、新鮮な刺激を受けることもできます。月額プランのみですが、サイトで空席確認もできるのも便利。

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■仕事の合間に温泉でリラックスができる!

・安心お宿

人口温泉付きカプセルホテル「安心お宿」にはコワーキングとして利用できるプランも。疲れた体をリフレッシュできるマッサージチェアやタオル、アメニティ、管内着つきで温泉が楽しめる湯処利用オプション、作業の合間にちょっと昼寝をしたい時にぴったりなカプセル利用オプションなど、ホテルならではのサービスが充実しています。

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■ファッション専門のコワーキングスペース

・Coromoza(コロモザ)

洋裁道具、ミシン、アイロンなど服作りに必要な道具が揃ったファッション業界の人向け施設。CADソフトをインストールをしたパソコン、パターン出力用のプロッター、大型スキャナーも完備。レザーカッターやテキスタイルプリンター、Tシャツプリンター、刺繍ミシンも予約制で使用できます。

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4.まとめ

リモートワークが推奨されて1年以上。自宅で仕事をすることに慣れてきた人も多いかもしれませんが、在宅勤務のデメリットはプライベートとの境目がなくなってしまうこと。ついつい休憩時間を多めにとってしまったり、逆に食事もとらずに働き続けてしまったり、日常生活にメリハリがなくなってしまうことにも。時にはコワーキングスペースを利用して働く環境を変えてみるのもおすすめです。

回遊舎(かいゆうしゃ)

"金融"を専門とする編集・制作プロダクション。お金に関する記事を企画・取材から執筆、制作まで一手に引き受ける。マネー誌以外にも、育児雑誌や女性誌健康関連記事などのライフスタイル分野も幅広く手掛ける。近著に「貯められない人のための手取り『10分の1』貯金術」、「J-REIT金メダル投資術」(株式会社秀和システム 著者酒井富士子)、「NISA120%活用術」(日本経済出版社)、「めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作った世界で一番わかりやすいニッポンの論点10」(株式会社ダイヤモンド社)、「子育てで破産しないためのお金の本」(株式会社廣済堂出版)など。

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