コロナで困っている方々へのオンライン支援まとめ--食、アパレル、文化体験など

旅行やお店、イベントに行けない代わりに、ネットで、地方の名産や産直品を取り寄せ、自宅で楽しむといった、オンラインによるコロナ支援に注目が集まっています。生産者から直接おすすめの食べ方を教わったり、プロの書家の指導を受けたりと、支援の内容もさまざま。ここでは、その一部をご紹介します。

食べて応援！食関連のオンラインサービス

行き場のない食材をネットで販売し、食べて店舗や生産者を応援するコロナ支援。送料が無料になる、政府のコロナ復興支援プログラムが利用できるものも。

・家で楽しむ"ぐるなび"「ぐるすぐり」

ぐるなびが運営するお取り寄せ通販「ぐるすぐり」では、「食べて守ろう！食べて応援！日本の食文化」というテーマで、新型コロナウイルスで影響を受けた店舗のお取り寄せ商品を集め、販売しています。

「家飲み用のための極上焼肉セット（合計１kg）」、「日本料理の名店のこだわりが詰まった御膳」が、いずれも6,000円以下で楽しめるなど、非日常性の高い商品を、この時期だけの割引価格で販売。人気レストランのスイーツや惣菜、豪華オードブル＆ワインなど、家時間を楽しむためのメニューが揃います。

・生産者を直接応援できる「食べチョク」

全国2,000軒の生産者からのお取り寄せができる「食べチョク」では、「#コロナでお困りの生産者さん」というハッシュタグを使った応援プログラムを開催。政府のコロナ復興支援プログラムの対象品目を送料無料で提供するなど、食材の販路に悩む農家や漁師、酪農家などの生産者をサポートしています。

・スマホアプリで支援「ポケットマルシェ」

「ポケットマルシェ」は、生産者と消費者が、スマホ上で直接繋がり、やりとりできるアプリです。既存の流通システムを介さないことから、ダイレクトな支援が可能。現在は、「#新型コロナで困っています」というハッシュタグで、生産者の販売促進を支援。生産者は"困っている理由"と、"おすすめの食べ方"の情報を消費者に提供しています。政府のコロナ復興支援プログラムに参加しています。

食べて応援！食関連のオンラインサービス

イベント中止や観光業への悪影響で、需要が減った地方の産業を支援しようと、全国各地の商工会議所でも、さまざまな取り組みがなされています。

・「ネットで京もん市」

観光やお店めぐりができない今、京都商工会議所が、京都の名産を販売する「ネットで京もん市」サイトを開催。お菓子や佃煮、漬物、ゆばなどの食品をはじめ、お香、焼物、織物などが揃い、お取り寄せで京都のお店を応援することができます。

・「新潟直送計画」

新潟県内最大級の産地直送型お取り寄せ通販・ギフトサイト「新潟直送計画」。現在、新型コロナで需要の低迷を受ける農産物の販売促進キャンペーンとして、「新潟産品食べるエールプロジェクト」を開催中。新潟県産の旬の農産物、県産牛肉、新潟清酒などが2割引きで購入できるお得なキャンペーンです。

花や洋服を買って支援。オンラインでの文化体験も

流通販路が激減した花きや、営業自粛で廃棄ロスになった洋服、対面レッスンが減った文化産業など、食品以外のオンライン支援も。

・アパレル「SAVE THE CLOTHES PROJEC T 」

新型コロナウイルスの影響による営業自粛でキャンセルになった、大量の洋服を廃棄ロスから救おうと、メンズアパレルの販売業者が立ち上げた期間限定プロジェクト。現在は、セレクトショップに並ぶ予定だった、ジャガード織Tシャツ5種を販売中。

・花「2020スマイルフラワープロジェクト」

イベントやコンサートなどの催し、結婚式、葬儀などの中止・簡素化や輸出の停滞などにより、激減してしまった花の流通量を増やすことを目的に立ち上げた支援プロジェクト。政府のコロナ復興支援プログラムに参加しているため、商品の送料が一部無料に。

・文化体験「Sonoligo」

イベントの中止が相次ぐ芸術・文化の分野でも、新たな試みが。オンライン上の文化・芸術イベントに参加できるサービス「Sonoligo」は、月額会員になると、好きなイベントを予約できる仕組み。「師範から書道を学ぶ」「トップアスリートを指導している監督から、呼吸法を学ぶ」「プロの音楽家から音楽の歴史を学ぶ」など、自宅にいながら文化体験をすることができます。

まとめ

食、アパレル、文化体験など、消費者として楽しみながら、新型コロナウイルスで困っている人たちの支援ができるオンラインサイト。「困っている人を支えたい！」と思っている人は、積極的に利用してみてはいかがでしょうか。

執筆者プロフィール