仕事ができる人に共通するスキル"周囲を巻き込む力"を身につけよう!

ビジネススキル・マナー

仕事ができる人の周囲には人が集まり、その仕事を支えています。自然と集まるように見えるかもしれませんが、実は自分から働きかけたり、仕事の縁をつなげたりしているのです。できる人の多くは"周囲を巻き込む力"を持っています。(Misa)

個からチームへ、周囲を巻き込むメリット

任された仕事をこなすことで精一杯の時期を過ぎ、会社のしくみや仕事の流れが理解できるようになってくると、自分ひとりでできる仕事の限界がわかるようになります。会社の状況や職種にもよりますが、入社2、3年くらいでこうした視点を持てるようになる人が多いです。こうした時期に自分の力量が小さいと感じて落ちこむ人もいますが、自分の限界がわかるようになるのは、ビジネスパーソンとしての成長でもあります。もちろん、自分の力量をアップさせる努力は必要ですが、一社員の能力だけでなく、チームや組織全体の力を活用するのが会社組織の本質です。ひとりで何もかもできる人はいません。

仮に非常に高い能力があったとしても、決められた時間の中でできることは限られます。そのために、チームリーダーや管理職などの"人を動かす"ことを役割とするポジションがあります。自分にない能力を持っている人を巻き込むことで自分にはできないことが実現できたり、他部署や社外の人などの協力を得て横断的なプロジェクトを立ち上げたり、大規模な仕事を手がけることもできます。

仕事ができる人に共通するスキル

周囲を巻き込むために必要な要素

では、「周囲を巻き込む」とはどういうことでしょうか。業務のうえでは発注や指示にあたりますが、単純に仕事を割りあてる、担当するというだけでなく、関わる人に当事者意識を持ってもらい、より主体的にその仕事に関わってもらうことです。周囲を巻き込むために必要になるのは目標の共有や共感、信頼関係です。

1、目標の共有

ビジョンやゴールを示し、達成したらどうなるかのイメージを共有します。プロジェクトやチームの目標だけでなく、関わる人それぞれが達成のメリットや自分なりの目標をもてることがベストです。

2、共感をつくる

同じ目標をもつメンバーの間に共感を醸成するには、目標の共有とあわせて、個々の役割や人柄を知ることが効果的です。昭和の時代は飲み会がお互いを知り、共感を育てる機会として役立っていましたが、現在は飲み会を好まない人も多くなっています。社内SNSなどを活用した交流など、会社やチームの文化に合ったやり方が必要です。

3、自分の弱さやできないことを隠さない

ビジネスパーソンとして、弱さやできない部分を見せることはマイナスと考える人もいますが、必ずしもそうではありません。むしろ、虚勢を張ったり、知ったかぶりをしたりすることが信頼関係を損なう場合もあります。自分にはできないことがあることを認め、自分にはない能力を持った人を尊敬することが、周囲を巻き込むことの第一歩です。

周囲を巻き込む力"はリーダーや経営者の資質

周囲を巻き込む力は、リーダーや経営者としての資質でもあります。優秀なリーダーとは、自分にはない能力を持った人、優秀な人に貢献してもらえる人です。助け合い、支え合いができるチームをつくるのはリーダーの資質や力量による部分が大きく、人材の力を1+1=2よりもさらに大きくしていくのがリーダーの役割です。そのためには、人として好感を持たれる人間性であることが大切です。最近では、自信や真面目さ、社交性などの「非認知スキル」が注目されていますが、これも周囲を巻き込むリーダーには必要な要素といえます。

プロフィール

原稿:Misa

ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、IT系以外、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。

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