SNS取引経験者の7人に1人が詐欺被害! SNS詐欺への危機意識とは?

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SNS個人間取引は幅広く普及し、利用者が増加を続けています。その一方で、SNSによる詐欺被害も急増しているそうです。被害額はそれほど大きくはありませんが、多くの人が詐欺被害やトラブルに遭遇していることがわかりました。(Misa)

SNS詐欺の実態とユーザーの危機意識

SNS個人間取引を円滑にするアプリ「アズカリ」を運営する株式会社ウェイブダッシュ(本社:東京都千代田区)により、 SNS詐欺への危機意識と安全取引へのニーズに関する意識調査の結果が報告されました。SNS個人間取引をする全国の18~49歳の男女1500人を対象に行われた調査結果により、SNS詐欺被害の実態とユーザーの感じている危機意識が明らかになっています。

調査対象の5人に1人を超える21.5%がSNS個人間取引を経験しており、さらにそのうちの14.1%が詐欺被害に遭っていたことがわかりました。また、半数の家族や友人・知人などが詐欺被害・トラブルに遭っており、ここからSNS詐欺被害がごく身近なリスクになっていることが実感できます。被害額は平均15,114円とそれほど大きくはありませんが、そもそもSNS個人間取引では高額取引がそれほど多くないためと考えられます。

SNS個人間取引経験者の6割以上が「SNS取引に不安を感じている」と回答しているものの、そのうちの過半数は詐欺被害・トラブルへの対策はとっていないということです。
SNS個人間取引での不安要素としては、販売者・購入者それぞれの立場で、「商品が届くのか」「お金が支払われるか」という懸念と同時に、両者とも「個人情報を手渡す」ことへの危惧をもっています。

【出典】「SNS詐欺への危機意識と安全取引へのニーズに関する意識調査」(株式会社ウェイブダッシュ)

詐欺対策の主流は人柄のチェック

SNS個人間取引に不安を感じていても、半数以上(52.5%)の人は「対策方法がわからない」と回答しています。SNSで個人間取引を行う際、多くの場合で取引相手となるのは初対面の他人になりますので、過去の取引実績やその人のSNSの履歴のほかに判断材料がないこともあり、取引相手のプロフィールやコミュニケーションから人柄をチェックし、信頼できる相手かを判断する人が多いようです。残念ながら、プロフィールやSNSは捏造やなりすましが不可能ではないので、安全対策としては万全とはいえないかもしれませんが、まず、詐欺被害から自衛する意識をもつことは重要だと思います。

SNS取引経験者の7人に1人が詐欺被害! SNS詐欺への危機意識とは?

8割以上の利用者が安全に取引できるサービスを求めている

コロナウィルスが猛威を振るう中でも、対面の必要がないSNS個人間取引には影響がないようです。むしろ、外出自粛による巣ごもりで部屋の模様替えや不用品の整理を行う人などもおり、販売者・購入者ともにSNS個人間取引への関心が高まっている側面があります。同様にSNSによるコミュニケーションの比重は高まっていますが、普及率の高まりにつれて、トラブルの増加も予想できます。この調査でも8割以上の利用者が安全に取引できるサービスを求めています。SNS個人間取引のアプリやサービスでは、それぞれにセキュリティ対策を用意しています。

安全を選択するのは自己責任です。利用するサービスを選ぶ際には手数料や特典などの条件だけでなく、セキュリティ対策にも充分に注意しましょう。

プロフィール

原稿:Misa

ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、IT系以外、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。

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