テレワーク日誌 第2回 「サボっていると疑われないようにSlackには即レス!!」

連載・インタビュー

新型コロナウイルスの感染拡大防止で、テレワークでの勤務になった方もいらっしゃるかと思います。本連載では、会社の方針でテレワークをすることになった筆者のテレワーク体験をつづっていきたいと思います。

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テレワーク2日目。初日のように前日なかなか眠れないというほどではないが、やはり緊張して迎えた朝。「どれだけ緊張すればいいんだよ」と慣れないことに対するストレス耐性のない自分にあきれながら、自宅PCにログインする。

「あー、今日のPCは万全だ」と安心しながらも、「いや、何が起こるか分からない」とおびえ、朝のWEB会議が始まった。「はい、それでは今日もよろしくお願いします!」という課長の声を号砲に、戦いが始まった。

そう、テレワークは戦いなのだ。会社にいれば仕事をしていると思ってもらえる!?通常勤務とは異なり、テレワークは、より明確な成果が求められる。きちんとした成果を出さないと、仕事をしたとはみなしてもらえないという、プレッシャーがつきまとう。

あとは、サボっているのでは!?と思われるのではないかという、ある種の被害妄想に基づく焦りもそれに拍車をかける。

そのために、「とにかく上司や同僚からの連絡に即レスすれば、PCの前で仕事をしていることが分かるはず!」とばかり、とにかくできるだけ早くレスポンスする。もともと、各種連絡に関しては、できるだけ早い応答を普段から心がけているのだが、テレワークでは、それが加速。あまりのレスの早さに驚かれるのではないかと思いつつも、即レスを続ける筆者。

ただ、そうは言っても、原稿の編集や執筆に集中している際などには、どうしてもレスが遅くなってしまうので、焦りはつのる。

そうして頭の中ではかなりバタバタしながら仕事していると、あっという間にお昼時。会社にいる時より、時間が流れるのが早く感じられる。

リビングに降りていくと、パート休業中の妻、休校措置が継続している子供たちが昼食を食べていて、それに加わる。アットホームではあるが、やはり初日と同様、緊張感がある。

1時間きっかりでリビングから自室に戻ると、とにかく即レス、原稿、即レス、原稿。焦りながら仕事をしつつも、PCがちゃんと作動し、仕事を続けられていることに、なんとなく、テレワークの便利さが感じられてきた。

午後もあっという間にすぎ、夕方の業務終了ミーティングの時間に。「お疲れ様でした!」。即レスを繰り返しながら、なんとか終わることができたテレワーク2日目であった。

(イラスト:ConChan)

筆者プロフィール

thatcher

福岡県出身。メーカーの経理部員、新聞記者、雑誌編集者などを経て、現在はWEBサイトの編集者。話好きだが声が大きすぎ、ひんしゅくを買うことがしばしば。周りからはうるさいおじさんと思われている。
趣味は血液型占い、星座占いと、ちょっとした予言。意外と当たり、周囲を当惑させている。

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