オルトプラスが運営する、バックオフィス向け情報発信メディア「CBplus」(以下「CBplus」)は、東京都内バックオフィス(人事、総務、広報、労務、経理、経営者、その他内勤)勤務の人を中心に実施した「新型コロナウイルスに対する企業対策アンケート」の結果を発表しました。この調査は、バックオフィス担当者向けに、今後のウイルス対策における対応の参考にしてもらう目的で実施したということです。
■88%の企業が何らかの対策を実施
社内呼びかけ、消臭スプレーの設置、マスク配布に続き、在宅勤務を推奨する会社が調査対象数の約3割と回答する結果になりました。
また、88%の企業は何らかの対策を実施している一方、自社の対策に満足していないと回答した人は半数を超える結果となりました。
■対策に対しての意識は高いが、提案にハードル
ウイルス対策に対して、自分自身が取り組み・対策を考える立場だという回答が約半数ありましたが、実際に、提案に至った人は2割を下回る結果となりました。
提案したと回答した人のコメントは以下の通りです。
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・マスクの配布、中国人メンバーの実家(武漢)へマスクを贈る、そのためにメンバーはマスクを見つけたら経費で購入OKにしました。(経営者)
・2月にオフラインで行うイベントをすべて中止、延期にしました。その分、2月はオンラインでのイベントに切り替え、3月にイベントをずらしました。6都市で100名ずつ呼ぶ予定でしたので、今回は早めの対応をさせていただいたという次第です。5日に会社から正式に文書として出す予定です。(人事担当/課長職)
・次亜塩素水を用いた施設内の消毒、メイン受付にて消毒の徹底、マスク着用の呼びかけ、マスク配布などを提案しました。(広報担当/役職なし)
・手洗い、うがい、アルコール消毒。人の多い場所への外出は避けること。会社ではアルコール除菌スプレーの設置の提案は採用されましたが、経営陣からは今まで一切対策の話はありませんでした。(営業事務/役職なし)
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「CBplus」では、「新型コロナウイルスに関しては、その感染範囲、感染率を含め、不明瞭な点が多いため、対策における正解はありません。今後もCBplusでは、新型コロナウイルスに関する情報収集をする中で、企業にとって最善なのか、バックオフィスでは何が出来るかを、皆様と一緒に考え模索していきたいと思います」としています。