片岡物産は、ドリップ コーヒー「MON CAFÉ(モンカフェ)」の魅力やおいしい入れ方が学べる「1杯50円 究極のセルフ カフェ」を期間限定で開催し、合わせて来場した約1,500人を対象として「コーヒーの支出」や「コーヒーの入れ方」など、日常のコーヒーの飲用習慣に関するアンケートを行い、実態を調査しました。
2019年10月からの消費増税をうけ、世間の節約志向は高まっています。実際に直近で日本銀行が発表した生活者意識に関する調査(※)においても、消費税率引上げの影響により「支出を控えた」人が3割以上占める結果となりました。片岡物産は、コーヒーなどの嗜好品(飲料)に対する支出に関しても消費を抑制しようとする人が増加しているのではないかと予測し、上記調査を実施したということです。
(※)参考:日本銀行「生活意識に関するアンケート調査(第80回<2019年12月>)」(満20歳以上を対象に消費税率引上げ(2019年10月)の影響など生活者の意識や行動についての聴取)
月々のコーヒー代を意識していない人は約55%と半数以上
カフェ来場者に対し「普段のコーヒーに対する支出を教えてください。」と質問したところ、コーヒー代について「わからない・意識したことがない」と答えた人が半数以上の54.6%という結果になりました。「消費増税による外食控えを意識する人が増加する中、意外にも日常のコーヒー代に対する抑制意識は低いといえます」(片岡物産)。
コーヒー代を把握している人の平均支出額は1か月あたり約5,000円
上記質問に伴い、「月に〇〇円くらい」と支出金額について回答した人の、1か月あたりの全体平均支出金額を調べたところ、毎月4,888円と約5,000円に近い金額を支払っていることが判明しました。また、約4人に1人が月に5,000円以上コーヒーに費やしていることもわかりました。
ドリップ コーヒーを飲む頻度、月1回未満の人は60%以上
また、約8,500人を対象にコーヒーの飲用習慣について調査したところ、一杯抽出型ドリップ コーヒーの飲用頻度が月1回未満の人が60%以上、日常的(週2回以上)に飲用している人は18.5%という結果でした。
おいしいコーヒーを入れるポイント「蒸らし」を実践できていない人が全体の約4割
おいしいコーヒーの入れ方として最も重要なのは「蒸らし」の工程だと一般的に言われています。最初にコーヒーの粉全体に少量のお湯を軽くかけてコーヒーの中のガスを放出・膨らませ、湯の通り道をつくることでおいしい成分を抽出できるようになります。(※モンカフェでは蒸らしの推奨時間は約10秒ということです)
期間限定カフェの体験者に対し、コーヒーを入れる様子を目視チェックで調査したところ、その「蒸らし」を実践できていなかった人が全体の38.1%いることが判明しました。「カフェ店頭での調査ということで、比較的コーヒーへの興味関心が高い方が対象になっているにもかかわらず、ドリップ コーヒーの正しい入れ方に関する認知率は低いといえます」(片岡物産)。
その他、同調査においてドリップ コーヒーを飲まない人を対象に、その理由を聴取したところ( n=802、複数回答式)、「お湯を沸かすのが面倒(44.5%)」、「ドリップするのを待つ時間がかかる(40.9%)」 「ドリップ コーヒーを組み立てるのが面倒(39.4%)」といった心理的なハードルや、「どれくらいお湯を入れてよいかわからないから(22.1%)」といったコーヒーの入れ方に関する課題が多くあげられました。
片岡物産では、「ドリップ コーヒーの浸透のためには、ドリップ コーヒーの良さだけではなく正しい入れ方を啓発することも必要な施策であるといえます」としています。