文藝春秋電子書籍編集部では、『MBA 心理戦術101 なぜ「できる人」の言うことを聞いてしまうのか』(グロービス)を、2月1日(土)から電子書籍コンテンツとして先行配信すると発表しました。
『MBA 心理戦術101 なぜ「できる人」の言うことを聞いてしまうのか』は、社会人を対象にMBA(経営学修士)プログラムなどを提供する専門職大学院グロービスによる著書。仕事の妨げとなってしまう、101項目の認知、感情の偏り、歪みや「バイアス」をわかりやすく紹介しています。
例えば、以下のような問題があったとします。
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◆問題◆
小売店に、6種類のジャムと24種類のジャムを並べた2つのテーブルがあります。どちらのテーブルのジャムが多く売れたでしょうか?
A:6種類のジャムを置いたテーブル
B:24種類のジャムを置いたテーブル
答えは「A:6種類のジャムを置いたテーブル」。
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ここには社会心理学者のシーナ・アイエンガーが発見した「ジャムの法則」(本書第10章 Bias98)と呼ばれる心理バイアスが働いているそうです。一見、商品の種類が多い方が購買につながると思いがちですが、どれだけ魅力的な商品でも選択肢が多すぎると、逆に選べなくなるということです。
気づかないうちにとらわれている様々な「バイアス」。この「思い込みの罠」を認識することで、より正しい判断や意思決定をすることができるといいます。自分の意思決定の質の向上だけでなく、他人を動かす武器、また悪用しようとする働きかけに対抗する手段のヒントが掲載された『MBA 心理戦術101 なぜ「できる人」の言うことを聞いてしまうのか』。「2020年、ビジネスパーソン必読の1冊です」(文藝春秋電子書籍編集部)。
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【内容】
賢い人ほど、ダマされる。
〈会話〉〈交渉〉〈データ分析〉〈プレゼン〉〈マーケティング〉
すべての合理的意思決定のための「心理バイアス」大全
経営学、認知心理学、行動経済学など、経営大学院(MBA)で教えられる「認知バイアス」「感情バイアス」を101項目厳選して紹介・解説。
優れたビジネスパーソンは、感情に流されない。
誰もが陥る「思い込みの罠」を網羅
【イケア効果】なぜ人は論理的に判断ができないのか
【生存バイアス】なぜ「デキる人」の言うことを聞いてしまうのか
【返報性】人はお返しをせずにはいられない
【アンカリング】数字は先入観にこびりつく
【ハロー効果】錯覚が人を動かす
【リンダ問題】確率は直感に反する
【ジャムの法則】情報は、多すぎると逆に選べない
【授かり効果】人は失うことを過剰に嫌う
【少数の法則】なぜ実績のある人は時代の変化についていけないのか
【ギャンブラーの誤謬】なぜ人は根拠のない勘で判断をしてしまうのか
【直線本能】人は「明日も昨日と同じ」と信じてしまう
【ベイズ確率】平均的な確率ではうまくいかないこともある
【正規分布バイアス】「平均値」と「中央値」は違う
【計画バイアス】とにかく人は楽観的に考えてしまう
【著者プロフィール】
1992年の設立以来、「経営に関する『ヒト』『カネ』『チエ』の生態系を創り、社会の創造と変革を行う」ことをビジョンに掲げ、各種事業を展開している。
【執筆者紹介】
嶋田 毅(しまだ・つよし)氏
グロービス出版局長、グロービス電子出版編集長兼発行人、『GLOBIS知見録』編集顧問、グロービス経営大学院教授。
東京大学理学部卒業、同大学院理学系研究科修士課程修了。戦略系コンサルティングファーム、外資系メーカーを経てグロービスに入社。
著書に『ダークサイドオブMBAコンセプト』『MBA 問題解決100の基本』(共に東洋経済新報社)、『テクノベートMBA基本キーワード70』(PHP研究所)。その他にも多数の共著書、共訳書がある。
【書誌情報】】
『MBA 心理戦術101 なぜ「できる人」の言うことを聞いてしまうのか』
著者:グロービス
価格:1500円(税込) ※電子書店によって異なる場合があります
配信開始日:2020年2月1日(土)
主要販売電子書店:Kindleストア、楽天Kobo、Apple Books、Reader Store、紀伊國屋書店Kinoppy、BookLive!、honto他、電子書籍を販売している主要書店
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