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DAY 2019.12.23 ライフ

「老後2000万円問題」の真実とは!?
"逆算力"で「資産の寿命」を延ばす!?

世間を騒がせた金融庁「老後2000万円」報告書、本当に言いたかったこととは!?

令和元年もまもなく終わろうとしています。

今年は、令和の扉が開くのを待ち受けていたかのように、大きなお金の問題が世間を騒がせました。いわゆる「老後資金2000万円問題」です。

公的年金だけでは生活できない。年金+2000万円ものお金が必要になる。

「人生100年時代」の大きな副産物として、長い老後を生き抜くコストが私たちの心配の種として脚光を浴びました。

特に20代~30代の現役世代の皆さんにとっては、「いきなり2000万円なんて言われても...」と、動揺したことと思います。

問題の発端は、金融庁金融審議会・市場ワーキンググループによる報告書「高齢社会における資産形成・管理」の中に記されていた一度だけ出てくる2000万円という数字にありました。

ですが、この報告書では2000万円が絶対に必要だとは断言していません。

ライフスタイルによってはそうなる可能性もあるということ、大切なのは、自分のライフプランをしっかりと想定し、そこから必要な資金を逆算し、資産運用などによって早い段階から蓄積していくことが重要であると指摘しているのです。人生80年時代よりも「20年長く生きる」という現実を受け止め、各々の生き方を自分で描いていく必要性を強く打ち出しているのがこの報告書の特徴でした。

令和時代に必要な資産形成の知識、方法を示す新著『資産寿命を延ばす逆算力』

しかし、残念ながら真実が正確に伝わらず、2000万円というキャッチーな数字だけが独り歩きしてしまいました。耳目をひきつけるフレーズや、いたずらに危機を煽る一部の報道によって、多くの誤解が生まれてしまったのです。

そんな誤解を払拭するために、「老後2000万円問題」の正体を明かすと同時に、漠然と老後のお金の不安を抱いている皆さんに向けて、令和時代に必要な資産形成の知識、方法などを示したのが、私の新著『資産寿命を延ばす逆算力~今からでも間に合う! 人生100年時代を生きるための資産形成~』です。

(鈴木ともみ著 /シャスタインターナショナル刊 /税込み1,430円)

「現実」を正確に知ることを出発点とし、人生100年時代を生きるために不可欠な「資産」の「寿命」を延ばすために必要な知識や方法を具体的に解説しています。

自分のライフスタイルをイメージし、必要な金額から逆算して資産形成

まずは、自分のライフスタイルをイメージし、必要な金額を想定する。

そこから逆算して資産形成を図っていく、あるいは、自分の働き方をしっかりと定めていく。そのためのヒントを、本書では順番に示しています。

自分たちの老後がこれまでより20年延びるわけです。

それは私たちが、目をそらさずに向き合っていかなければならない「現実」であるからこそ、その分のリビングコストを見える化していかなくてはなりません。言い換えれば、私たちの寿命が延びた分だけ、私たちの資産についても、寿命を延ばす必要が出てくるのです。

「資産には寿命がある」という発想で、"資産寿命"を延ばす方法を考える

そのために、「資産寿命」という言葉が使われるようになりました。

「健康寿命」と同じ考え方だと思っていただければ大丈夫です。
これまでにはなかった、資産には寿命があるという発想。

その資産寿命を延ばすための第一歩は、自分にとっての豊かさが何なのかを、自分の頭で考え、そして「見える化」することにあります。

誰かに決められた生き方ではなく、自分の生き方を見つけること。
そしてそれを、自分自身にもはっきりとわかる形で示すこと。

それが「見える化」であり、令和を生きる20代~30代の世代にとって、非常に大切なスタンスとなります。そして、まさにこれこそが、「老後資金2000万円問題」が教えてくれていることでもあるのです。

自分のライフプランをしっかりと見える化し、定めた上で、そこから逆算してさまざまな準備を重ね、早期に資産形成をスタートする、できるだけ長く働ける生き方を選択する、新たなスキルの開発に挑戦する、明日にでもパンフレットを取り寄せるetc...今からでもすぐに始められることはいろいろとあります。

今が大切だと考えがち、人生や働き方を見える化したライフプランを

若いうちはどうしても、今を楽しく生きたい、旅行や趣味など、多少はお金がかかっても仕方がない、だって今が大切だし先々のことはもっと先になってから考えればいい...ついそんなふうに考えてしまいがちです。ですが、そのままずっと同じように過ごしていけば、必要な資金だけでなく、人生の残り時間までもが少なくなってしまうのです。

漫然と人生を過ごしているうちは、当然のことながら不安も消えません。

日々、燻り続ける不安を解決してくれるのが、資産寿命を延ばすための明確なライフプランなのです。

この年末年始、お正月休みの間に、ご自身の今後の人生や働き方のイメージを見える化し、資産寿命を延ばすための明確なプランを描き始めてみてはいかがでしょうか?

プロフィール

鈴木ともみ

経済キャスター、ファイナンシャル・プランナー、日本記者クラブ会員記者。
早稲田大学トランスナショナルHRM研究所招聘研究員、多様性キャリア研究所副所長。
埼玉大学大学院人文社会科学研究科経済経営専攻博士前期課程を修了し、経済学修士を取得。地上波初の株式市況中継TV番組『東京マーケットワイド』や『Tokyo Financial Street』(ストックボイスTV)にてキャスターを務める他、TOKYO-FM、ラジオNIKKEI等、ラジオ番組にも出演。国内外の政治家、企業経営者、ハリウッドスター等へのインタビュー多数。
『音楽×ドラマ語り』を披露する和洋サウンドシアターユニット『未来香音』のストーリーテラーとしても活動し、東京発信ライブと地方のまちおこしイベントを展開している。
主な著書『資産寿命を延ばす逆算力~今からでも間に合う! 人生100年時代を生きるための資産形成~』(シャスタインターナショナル刊)、『デフレ脳からインフレ脳へ』(集英社刊)。