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DAY 2019.10.11 マネー

あおり運転・セクハラ・痴漢冤罪など
日常のトラブルから守ってくれる
保険があるって知ってる?

最近話題のあおり運転をはじめ、セクハラ、ネットトラブルなど日常にあるトラブルはさまざまあります。もし、トラブルに巻き込まれてしまっても個人的なトラブルには、警察などが介入することはなく自分でなんとか解決しなければなりません。そんな時に頼りになるのは弁護士ですが、どのくらいの費用がかかるのか予想がつかず、頼むのは躊躇してしまうなんてことも。そんな時に頼りになる、「弁護士保険」という保険があるのを知っていますか? 今回は、この弁護士保険の基本的な説明から実際ある保険商品のことまで解説します。

弁護士保険ってどんなもの?

弁護士保険は、弁護士に相談・依頼するときに発生する相談料・着手金・報酬金などの費用を補償してくれる保険です。いわゆる「少額短期保険」(少額の保険金を短い保険期間で引き受けを行う保険)の一種に該当します。比較的新しい保険のため、世間的な認知度はあまり高くありませんが、最近ではさまざまなところで取り上げられる機会が増えてきています。

どんなものが補償の対象となるの?

すでに説明した通り、弁護士保険は弁護士に対して支払う費用を補償してくれるものですが、具体的には以下の二つの保険金が支払われるのが基本です。

① 法律相談料保険金

法律相談料とは、弁護士に相談をした際に発生する費用です。一回の相談で30分5000円の相談料が相場ですが、弁護士保険に加入していれば法律相談料の実費が補償されます。そのため、費用を気にすることなく弁護士に相談することができ、トラブルの早期対応・拡大防止になります。また、付帯サービスとして用意されているサービスを活用すれば、自分で弁護士を探すのが難しいといった場合でも、トラブルに即した弁護士を見つけることもできます。

② 弁護士費用保険金

弁護士費用とは、トラブル解決のために実際に弁護士に依頼した際に発生する費用で、着手料や手数料、日当、事件終了時の報酬などがこれにあたります。弁護士保険では、こうした弁護士費用も補償の対象となっています。

着手金は、弁護士に依頼したトラブルが解決されなかった、または裁判で敗訴したなど、依頼人の希望通りにならなかった場合でも支払わなければなりません。大きな金額が関わるトラブルでは着手金も高くなる場合が多く、依頼者にとって相当の負担となるため、弁護士に依頼するハードルを高くています。しかし保険に加入していればそうした着手金へのリスクを軽減することできるというわけです。またトラブルが解決した時に、弁護士へ支払う報酬の負担を軽減できます。

対象となるトラブルってどんなもの?

弁護士保険の保険金が支払われるトラブルには、大きく分けて次の2つがあります。

① 一般事件

一般事件とは、不慮の事故を原因としない法的なトラブルのこと。たとえば離婚問題や遺産相続の問題、ネット被害やセクハラなどがあたります。

② 偶発事故

偶発事故とは、文字通り突発的なことによって起きた出来事が原因で、自分もしくは相手方がケガしたり、どちらかの所有物が破損してしまったりする事故を指します。具体的には、交通事故や火災事故などです。

実際の弁護士保険はどんなものがあるの?

具体的にはどんな保険があるのでしょうか。実際の弁護士保険の特徴を一部紹介します。

■弁護士保険Mikata

2013年に、単独型としては日本では初めて販売された弁護士保険のパイオニア的な商品。

WEBからの申し込みと、書類からの申し込みができます。支払方法は、クレジットカードと口座振替の2つから選べます。

加入すると、日本全国の弁護士が登録する日本弁護士連合会との提携によって可能になった無料の弁護士直通ダイヤルがあり、ちょっとした疑問でも電話1本で弁護士に相談することが可能です。また、被保険者証リーガルカード・リーガルステッカーを配布してくれるので、ステッカーを家の玄関先に貼っておけば、怪しい勧誘やストーカーなどの被害も未然に防ぐこともできます。

弁護士保険コモン

「ステイタスプラン」と「レギュラープラン」の二つのプランから選べる弁護士保険コモン。

月額の保険料は、2200円~保険料の等級があり保険の支払実績に応じて毎年の保険料が増減します。申し込みは、WEBからのみ、支払方法もクレジットカード払いのみになります。痴漢に間違われた時の冤罪トラブル時、弁護士に連絡が取れるまでの間、初動対応を音声にてガイダンスをしてくれる他、ネットトラブルやパワハラ、セクハラや巻き込まれると解決するのに大変そうな事案の専用窓口が用意されています。

また、弁護士保険コモンLiteは年間支払限度額や通算支払限度額が低く設定されている代わりに、保険料も割安なプランがあります。サポートなどは他のプランと変わらないので、そんなにお金をかけたくないけど、ちょっと心配という人にはいいかもしれません。

男を守る弁護士保険 女を守る弁護士保険

弁護士費用保険と個人賠償責任保険がセットになっている保険。弁護士への相談、トラブルの法的解決の弁護士費用と交通事故や物損事故、住宅の水漏れなどで自分が加害者になった場合の賠償責任の費用を負担してくれる保険です。申し込みはWEBからのみで支払方法は、年払いならクレジットカード、コンビニ払い、銀行振り込みから選ぶことができ、月払いはクレジットカードのみの支払となります。

この保険は痴漢冤罪ヘルプコールがあり、万が一痴漢に間違われてしまった場合、専用のヘルプコールへ連絡すると、直接弁護士につながって状況に応じたアドバイスをしてくれます。また、痴漢被害にあった場合も無料で弁護士にヘルプコールすることができます。

日常に潜むトラブルは、自分さえ気を付けていれば大丈夫ということはなく、突然予想もしないことから、巻き込まれてしまうことがあります。トラブルの種類によってはすぐに決断しなくてはならないことや、弁護士に頼むことができれば泣き寝入りしないで済むということがあるかもしれません。そんな場合に備えて弁護士保険に加入しておくのも一つの方法ですよ。

プロフィール

回遊舎(かいゆうしゃ)

"金融"を専門とする編集・制作プロダクション。お金に関する記事を企画・取材から執筆、制作まで一手に引き受ける。マネー誌以外にも、育児雑誌や女性誌健康関連記事などのライフスタイル分野も幅広く手掛ける。
近著に「貯められない人のための手取り『10分の1』貯金術」、「J-REIT金メダル投資術」(株式会社秀和システム 著者酒井富士子)、「NISA120%活用術」(日本経済出版社)、「めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作った世界で一番わかりやすいニッポンの論点10」(株式会社ダイヤモンド社)、「子育てで破産しないためのお金の本」(株式会社廣済堂出版)など。