30代以下は「親と旅行に行きたい」人が67.5%--費用負担は「一定の収入を得られるようになったら」最多

30代以下は「親と旅行に行きたい」人が67.5%--費用負担は「一定の収入を得られるようになったら」最多

エアトリは、9月16日の「敬老の日」を前に、20代~70代の男女を対象に「親子旅行」に関する調査を実施しました。その結果、「自分の親と親子旅行に行きたいと思いますか?」と聞いたところ、全ての世代において、「強く思う」「やや思う」と回答した人が過半数となった一方、親子旅行をしたことがある人に、「親子旅行において、初めて自身が親の旅費を負担したのは何歳の時ですか?」と聞いたところ、最も多かったのは「負担したことはない」との回答で31.7%となりました。

(※仕事辞めたい、会社がつらい...悩んでいる方は『仕事どうする!? 診断』の診断結果もご参考にしてください)

子供と親子旅行に行きたい親、全ての世代で6割以上

まず、「自分の親と親子旅行に行きたいと思いますか?(離別・死別等の特別な理由を持つ人を除く)」と聞いたところ、全ての世代において、「強く思う」「やや思う」と回答した人が過半数となりました。その一方で、30代・40代はそれぞれ67.5%・67.9%と7割近い割合だったのに対し、50代では64.2%、60代では59.7%と年齢が進むにつれ漸減傾向となりました。「子供と旅行に行きたい人は子供が40代のうちに誘ってみるとOKの確度が上がりそうです」(エアトリ)。

子供の有無で比較してみたところ、子供がいる人の方が「強く思う」「やや思う」と回答した割合が高くなりました。「自身が子供を持つことによって、親への感謝が深まり、旅行に連れて行ってあげたいという気持ちが強くなるのかもしれません」(同社)。

逆に子供がいる人に対して、子供と親子旅行に行きたいと思うかを聞いたところ、全ての世代で6割以上の人が「強く思う」「やや思う」と回答し、子供よりも親の方が親子旅行を望んでいることがよく分かる結果となりました。特に40代以下では約9割となっており、50代は85.3%、60代は72.2%、70代以上では64.5%と、年齢が進むにつれ漸減傾向となっています。

今の仕事、会社がつらい...無料で相談できる転職エージェント「マイナビエージェント」に相談してみる。

「今まで負担したことのある親の旅費の最高額」は「5万円以上10万円未満」が最多

次に、親子旅行をしたことがある人に「親子旅行において、初めて自身が親の旅費を負担したのは何歳の時ですか?」と聞いたところ、最も多かったのは「負担したことはない」(31.7%)となりました。2位以降は「30代」(23.2%)、「20代」(20.1%)、「40代」(15.6%)となっており、「20~40代」で過半数を占めました。

さらに、親子旅行で親の旅費を負担したことがある人に、「今まで負担したことのある親の旅費の最高額」について質問したところ、最も多かったのは「5万円以上10万円未満」(26.6%)で、2位の「10万円以上20万円未満」(24.1%)、3位の「5万円未満」(21.0%)と合わせると7割以上の人が「20万円未満」であることが分かりました。一方、「50万円以上」は4.2%となっており、今回の調査での最高額は「300万円」となりました。

また、「(親子旅行にて親の旅費を負担したことがある人)親の旅費を負担した(するようになった)きっかけ」について聞くと、1位は2位に15ポイント以上の差をつけて「特にない」となり、次いで誕生日や敬老の日などの「記念日」がランクインしました。「子供との旅行を望んでいるシニアの人たちは9月16日の"敬老の日"に合わせて旅行をお願いしてみるのも良さそうです」(エアトリ)。また、「旅行に行ってもお金を払ってもらえない、と不満に思っている親もある日突然旅費を負担してもらえるようになるかもしれませんので楽しみにしていましょう」(同社)。

親の旅費を負担していない理由、「親が払わなくて良いと言う」が31.9%

親子旅行で親の旅費を負担したことがない人に、親の旅費を負担していない理由を質問したところ、2位の「親の方が収入がある」(20.2%)を大きく引き離して「親が払わなくて良いと言う」(31.9%)が1位となりました。3位の「今までの慣習」(15.2%)と合わせると半数近い人が親の意向で旅費を負担していないことが分かります。「やはり親は我が子には甘く、自分のためにお金を使ってほしくないと考えている人が一定数いるようです」(エアトリ)。

さらに、「一般的に、親子旅行に行く際、子供は何歳から親の旅費も負担すべきだと思いますか?」との質問には、全ての年代において「年齢に関わらず、一定の収入を得られるようになったら」が1位となりました。一方、30代以下では2位に同率で「20代」「30代」(いずれも20.3%)が入ったのに対し、70代では「50代以上」(17.3%)が入り、年齢が進むにつれ、回答した「負担すべき年齢」も高くなる傾向が見られました。

続いて、子供の有無で比較したところ、こちらも子供の有無に関わらず1位は「年齢に関わらず、一定の収入を得られるようになったら」になった一方で、2位以降は子供の有無で大きく差が出ました。特に、「いつまでも負担しなくて良い」と答えた割合が子供なしの場合4.7%だったのに対し、子供がいる人は13.3%となり、「親の子供への愛情が良く表れた結果となりました」(エアトリ)。

この記事をシェアしよう!