「音楽を聴く習慣」が減ると高ストレスになる!?<br>ーストレスオフは

「音楽を聴く習慣」が減ると高ストレスになる!?<br>ーストレスオフは"音楽"で!!

メディプラス研究所・オフラボは、ストレスと音楽との関係を、年齢やストレスレベル別で分析した結果を発表しました。それによると、人生を通して音楽と付き合っていくことが、ストレスオフに有効である可能性が見えてきました。

音楽を聴くことが習慣化している女性は53.6%

全国の女性7万人(20~69歳)を対象に行っている「ココロの体力測定2019」できいた「音楽を聴く習慣」について、「ある」と答えたのは53.6%、「ほとんどない」は46.4%と、ほぼ半々という結果になりました。「ある」と答えた人の1日の行動時間は「21~30分」程度がもっとも多く30.9%でした。「長時間ではないことから、朝起きて出かけるまでの準備をする時間や入浴中、夜眠る前のリラックスタイムなどきまった時間に音楽を聴いている人が多いのかもしれません」(メディプラス研究所・オフラボ)。

音楽を聴く習慣、人生を通して変わらない低ストレス女性/減っていく高ストレス女性

女性はライフステージごとに暮らし方や体調なども大きく変わりますが、そんな中で音楽との付き合い方にも変化はあるのでしょうか。オフラボでは、年齢の節目と言われる7の倍数の年齢を抽出し厚生労働省のストレスチェック基準で算出した高ストレス者(77点以上)、低ストレス者(39点以下)別に、もっとも「音楽を聴く習慣」割合の多かった21歳を100%としてグラフ化しました(各年齢は前後1歳を含み抽出。ex.28歳=27・28・29歳)。

すると、高ストレス女性は年齢と共に割合が低下し、70歳前後になると40%にまで減少することが分かりました。一方、低ストレス女性は、シニアになるまですべての年齢で平均して80%以上が「音楽を聴く習慣」がありました。

音楽だけでなく、"自然の音"に耳を傾けるのもストレスオフにはおすすめ

また、「音楽を聴く」行動を「リラックスしそう(リラックスするイメージが湧く)」と思っている女性は、高ストレス者も低ストレス者も60%前後で、ストレスレベルで大きな差はありませんでしたが、その内実際に「(音楽を聴くことを)実践している」割合は、低ストレス者は66.5%、高ストレス者は45.8%と、20.7ポイントの開きがありました。「思うだけでなく、行動に移せているかどうかがストレスレベルに影響する可能性が示唆されました」(オフラボ)。

盆踊りで音楽や踊りの後、帰り道を虫の鳴き声を聞きながら歩けばよりリラックス

オフラボでは、「音を取り入れるストレスオフは、音楽だけではありません。同じくリラックスイメージがあり、かつ低ストレス者の実践割合が高い音環境には、「風や鳥の声など自然の音」も。盆踊りで音楽や踊りの後に(ダンスはセロトニン分泌をうながすリズム運動!)、帰り道を虫の鳴き声を聞きながら歩けば、よりリラックスできるかもしれません。熱中症や紫外線には十分気をつけて、今年の夏を楽しみましょう」としています。

オフラボ(ストレスオフラボ)とは!?

オフラボ(ストレスオフラボ)は、「ココロの体力低下」をしている日本人の心の状態を見える化し、脳科学者などの専門家や他社企業と共同で、エビデンスに基づいてストレスと身体や肌を調査・研究するメディプラス研究所を中心としたプロジェクトです。

可視化しにくいストレスを顕在化するだけではなく、心のバランスが取れていて、身体も肌も健やかな状態、「ストレスオフ」を提唱。ウェアラブルセンサでメンタルコンディションを測定するサービスを展開するWINフロンティアと共同で研究し、ストレスオフな状態へと導くさまざまなセルフケアを検証しています。

ミッションは"ストレスオフを日本の文化に"。ストレスオフな社会の定着を目指し、活動しているということです。

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