「転職は悪」は、努力を放棄した者の言い訳...<br>書籍『転職の思考法』がベストセラー

仕事の悩み・転職

昨年6月に出版されたダイヤモンド社の『このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法』がベストセラーになっています。Amazon.co.jpによれば、同書は「時代が求めたベストセラー」であり、 「転職する前に読みたかった」「大切な人に推薦したい」など反響の声が続々と寄せられているということです。

「転職に必要なのは、情報ではなく思考法である」

ダイヤモンド社によると、同書は、「転職のあらゆる不安と焦りに「答え」を出す!」として、

  • 「年収は下がるけど、魅力的な会社」への転職はありか
  • 伸びる仕事、なくなる仕事の見極め方
  • 「中途で入るべき会社」と「新卒で入るべき会社」はどう違うか

などの不安をストーリー形式で一挙に解決できる内容となっています。

「転職に必要なのは、情報ではなく思考法である」とし、いま転職に本当に必要なのは、情報ではなくその情報を判断するための「思考の軸」なのだ、というのがコンセプトということです。

「いつでも転職できる」の確信を持った人だけが、自由になれる

同書で、「はじめに」で「「いつでも転職できる」の確信を持った人だけが、自由になれる」、とし、「プロローグ」で「このままでいいわけがない。だけど......という「漠然とした不安」の正体」について述べています。

第1章では、「仕事の「寿命」が切れる前に、伸びる市場に身を晒せ」と呼び掛け、以下の「「一生食える」を確保する4つのステップ」を伝授しています。

  • STEP1 自分の「マーケットバリュー」を測る
  • STEP2 今の仕事の「寿命」を知る
  • STEP3 強みが死ぬ前に、伸びる市場にピボットする
  • STEP4 伸びる市場の中から、ベストな会社を見極める

第2章は、「「転職は悪」は、努力を放棄した者の言い訳にすぎない 「組織の論理」が人の心を殺すとき」と題し、「選択肢がないと、人は「小さな嘘」をつく」、「「会社にとって本当に正しいこと」は何か」、「会社を「居場所」と決めた瞬間、手段の目的化が起こる」などについて述べています。

第4章は、「仕事はいつから「楽しくないもの」になったのだろうか?」と疑問を投げかけ、「心から納得のいく仕事を見つけるために必要なこと」について伝授。

「楽しくない仕事をする人間は結局、金に買われている」、「ほとんどの人に、「やりたいこと」なんて必要ない」。「仕事の楽しさは「緊張と緩和のバランス」が決める」、「自分に「ラベル」を貼り、コモディティから脱出せよ」、「仕事は大変で辛いものなんて、誰が決めたのだろうか?」などについて、詳細に述べています。

「小説形式だからとても読みやすかったです!」

Amazon.co.jpによれば、読者の声として、

  • 「もし可能ならば『キャリアがスタートするタイミング』において全ての人にこの本を手に取ってほしい。この本で説明されている内容を理解しているか否かで人生が180度変わる事だってあり得ると思うから」(20代男性・学生)
  • 「企業という組織の体勢、出世構造、マーケットバリューのつくりかた。1つ1つが構造化されて、文系脳でも手に取るように分かりやすく説明されています。転職した人も、これから社会に出る若者にも読んでほしい」(20代女性・メーカー)
  • 「小説形式だからとても読みやすかったです! 『上司ではなくマーケットを見て働く』という部分、まさに! と思いました」(30代女性・3児の母として専業主婦→HRベンチャー)

※発売前モニター調査より

などの声が挙がっていたということです。

著者の北野唯我(きたの・ゆいが)氏は、兵庫県出身。神戸大学経営学部卒。就職氷河期に博報堂へ入社し、経営企画局・経理財務局で勤務。その後、ボストンコンサルティンググループを経て、2016年、ハイクラス層を対象にした人材ポータルサイトを運営するワンキャリアに参画、サイトの編集長としてコラム執筆や対談、企業現場の取材を行っています。テレビ番組のほか、日本経済新聞、プレジデントなどのビジネス誌で「職業人生の設計」の専門家としてコメントを寄せています。

書籍詳細は、こちら

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