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DAY 2019.07.12 マネー

駅の券売機で切符だけなく現金を引き出せる?!

「Paypay」や「メルペイ」など、スマホで簡単に決済できるキャッシュレスサービスが話題になっていますよね。皆さんの生活はキャッシュレス化されていますか?

いざキャッシュレスにしたとしても、現金しか取り扱っていないお店もまだ多くあって、やっぱり現金が使いたい!という時もありますよね。また現金派の人でも、急にお財布の中身以上のお金が必要になってしまったけど、手元に銀行のキャッシュカードがなくてどうしよう!なんてときがあるかと思います。そんな場面でおすすめのサービスが、始まりました。

駅の券売機で簡単にお金が引き出せちゃう!

今まで、自分の口座に預貯金してある現金を手にするためには、営業時間内に窓口へ行くか、キャッシュカードを使ってATMから引き出すしか方法がありませんでした。自分のお金なのにかなりの不自由を強いられていたわけです。そんな不自由な状態から脱却できるサービスがこの春カットオーバーしました。

なんと、東急線各駅(世田谷線とこどもの国線を除く)の券売機で銀行預貯金の引き出しができるようになったのです。駅の券売機でお金がおろせるサービスは日本初だとか。

交通系ICカードの普及で、券売機って使わなくなりましたよね。ICカード以前と比べたら、使用頻度は50回の乗車で1回、いやもしかしたら100回に1回くらいしか使わない?人によってはもう何年も使っていないという方もいるかもしれません。

とはいえ、うっかりICカードを忘れてしまったとき、またオートチャージにしていない場合はお金をチャージするとき、そして定期券の購入や継続など、券売機が必要な場面があります。ないと困るため、券売機をなくすわけにはいきません。置いておかなければならない、しかし使われる頻度は格段に減ってしまった券売機。きっぷを売るだけでなく、もっと何かに活用できないかという考えからこのサービスが生まれたそうです。券売機で切符の代わりにお金が出てくる場面を想像してみると、ちょっと不思議な感じがしますが、ナイスなアイデアですよね。

サービスの利用には、スマートフォンと各アプリに対応している銀行口座があればOK!手順は以下の通りとても簡単です。

(手順1)

銀行が提供しているスマートフォン向けアプリ「はまPay」「ゆうちょPay」をダウンロードし、登録します。アプリを起動すると、画面に引き出し可能な金額が表示されます。1日あたりの引き出し限度額は3万円で、「1万円」「2万円」「3万円」から引き出し金額は選択が可能。いずれかの金額を選択してボタンを押すと、スマホの画面にQRコードが表示されます。

(手順2)

アプリでの操作が完了したら、次に券売機での操作になります。画面に表示された「QRコード バーコードを使う」のボタンを押します。すると、券売機の右下にある読み取り装置に、QRコードをかざすよう案内が表示されます。案内にそってスマートフォンをかざすと、選択した金額の現金を引き出すことができます。

お金が引き落とされるのは、事前にアプリ内で指定した各銀行の口座から。GMOペイメントゲートウェイが開発した、銀行口座と連動してスマホアプリから即時に口座引き落としができる仕組みが活用されています。利用時間は、平日・土日祝日ともに朝5時30分~夜の23時までとなっています。24時間使えるという訳ではありませんが、通勤、通学のついでに利用するなら十分ありがたい時間帯ですね。

ただしサービス利用には手数料がかかります

このサービスを使って券売機でお金を引き出す場合、手数料がかかります。手数料は、横浜銀行が平日108円、土日祝216円、ゆうちょ銀行は、2020年1月3日(予定)まで終日108円。コンビニATMや時間外にATMでお金を引き出す感覚ですね。

東急線以外へのQRコードの拡大は?

QRコードでお金を引き出せるサービスは、残念ながら現状、東急線の券売機のみです。でも、実はJRの券売機にもQRコードの読み取りが可能な機種が増えているのをご存知でしょうか。しかもJR九州では、LINEアカウントでお友達になると、割引切符がQRコードの読み取りだけで買えるというサービスが既に始まっています。

(LINEでJR九州の公式アカウントとお友達になると、メニューにQRコードの表示が。タッチすると、往復で割引になる便利な切符が表示されます。自分の使いたい路線にタッチすると、QRコードが表示され、それを券売機に読み取らせれば、その他の操作なしで、目当ての切符の購入に進めるという便利なサービス)

JR西日本では、ネットできっぷを予約して、その代金をコンビニで支払って、QRコードを発券してもらい、そのQRコードで券売機からきっぷが発券できるというサービスが始まっています。

余談ですが、台湾の新幹線の場合、コンビニで発券されたQRコードで、そのまま改札を通って乗車が可能です...日本より進んでる!

(一番左側にあるQRコードを改札で読み取らせます)

ちょっと遅れを取っているかに見えるJR東日本でも、指定券券売機にQRコード読み取りが可能な機種が増えているので、機会があったらチェックしてみてください。
いずれも既に券売機にQRコード読み取り部が実装されているのですから、今後はQRコードを活用したサービスが始まると思っていいかも!期待大ですね。

券売機を使ったキャッシュアウトサービスは今後、東急以外の鉄道事業者、さまざまな業態の企業とも連携されるかもしれません。もしかしたら、券売機のみならず、QRコード読み取り可能な飲料の自販機とかにまで広がっちゃうかも?そうなったらますます生活が便利になりそう。期待大ですね!

(※QRコードは(株)デンソーウェーブの登録商標です。)

プロフィール

回遊舎(かいゆうしゃ)

"金融"を専門とする編集・制作プロダクション。お金に関する記事を企画・取材から執筆、制作まで一手に引き受ける。マネー誌以外にも、育児雑誌や女性誌健康関連記事などのライフスタイル分野も幅広く手掛ける。
近著に「貯められない人のための手取り『10分の1』貯金術」、「J-REIT金メダル投資術」(株式会社秀和システム 著者酒井富士子)、「NISA120%活用術」(日本経済出版社)、「めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作った世界で一番わかりやすいニッポンの論点10」(株式会社ダイヤモンド社)、「子育てで破産しないためのお金の本」(株式会社廣済堂出版)など。