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DAY 2019.03.25 スキル・ノウハウ

ビジネスパーソンが"問題解決"する上で必要な
「思考の可視化」とは!?

デバイスや通信の高度化で膨大な量の情報が容易に入手できる一方、その情報を適切に処理して、活用することが難しくなりつつあります。そこでいま、思考プロセスの明確化や共有により、問題解決へと導く「思考の可視化」の手法が注目されています。(Misa)

思考の可視化とは

「思考の可視化」とは、ひとことでいうと、図表やグラフ、絵などを用いて、思考の流れや話し合いの経緯を「見える化」し、共有することです。

教育現場でも、生徒の思考の成長を促すための体系的な学習プログラムとして採用されている取り組みです。ビジネスの現場でも、会議や打ち合わせなど、意見のすり合わせや認識の共有を目的とする場で活用されはじめています。その中でもポピュラーな手法をご紹介します。

・マインドマップ

テーマや課題について思い浮かぶキーワードを書き出し、放射線状につなげながら整理する方法です。混在する情報やアイデアが整理され、物事の全体像を把握しやすくなります。複数での話し合いはもちろん、自分ひとりの思考を整理するのにも向いています。

・ビジュアルファシリテーション(VF)

話し合いを図表や絵でまとめながら可視化していく方法です。グラフィックファシリテーション(GF)とも呼ばれます。多人数の考えをまとめるのに向いています。記憶に残りやすい、より速く伝わる、理解度が高まる、共感が生まれる、発想しやすくなるなどのメリットがあります。また、グローバルな環境では言語のサポートにも役立ちます。

思考の可視化のメリット

前述のとおり、思考の可視化によって複雑な問題が整理され、思考の道筋を明確にすることができます。仕事を進めるうえで、効率よく、充実したミーティングができるようになることはもちろんですが、思考の可視化は、ビジネスパーソンの必須スキルである「問題解決力」を向上させる習慣としても期待できます。

思考の可視化は、①問題の明確化 ②現状の把握 ③問題点や改善点の発見というプロセスを構築し、問題解決という結果を生み出すことができます。こうした手法を意識的に使用していくことで、問題解決の基本的な流れが自分自身の思考プロセスとして習慣化され、論理的な思考力が向上する可能性があります。また、チームやプロジェクトなどで協働するケースで、異なる意見や多様な視点を共有しやすくなり、多面的な思考に慣れることもできるでしょう。

たったいまからできる「思考の可視化」

企画書や資料作成を苦手とする人の多くは、いきなりパソコンに向かって書き出そうとします。人間は文章による描写ではなく、言葉や映像、音、匂い、触覚などのさまざまな要素を組み合わせて、膨大な情報を記憶しています。問題解決とは、脳内のそうした情報を組み合わせたり、応用したりして、合理的な方法論を導き出す作業です。ですから、何を書くべきかが決まっていない段階で、文字だけですべてを書き出そうとするのは無謀なやり方です。

まず、紙とペンで思考の落書きから始めると、ずっと進めやすくなるはずです。おすすめは手書きです。手で書く作業によって脳の広い範囲が働き、活性化することが脳科学の分野で証明されています。自分でも思いがけない、すばらしいアイデアが出るかもしれません。行き詰まったときは、ぜひマインドマップをお試しください。

原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、IT系以外、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。