Hotels.comは、休暇に向けた事前リサーチに関する調査結果を発表しました。これによると、旅行者は休暇の計画において、ネットで検索開始後わずか46分で飽きてしまうにもかかわらず、実に10時間以上を消費し、世界のミレニアル世代の旅行者のおよそ3分の1(32%)が、休暇の計画は人生における最も大きなストレスの1つであると回答しました。
平凡すぎる旅を避けたいがために、終わりなきネット検索作業を
旅行の計画を立てるとき、誰もが情報収集のための検索にものすごくイライラしてしまったという経験があるのではないでしょうか。それがヒマラヤ山脈での長期にわたるトレッキング休暇であれ、ツリーハウス・ホテルでのゆったりとした休暇であれ、旅行前の検索によるストレスは深刻です。世界26か国の方々を対象に実施したHotels.comの新たな調査(※1)によると、旅行者は、平凡すぎる旅を避けたいがために、旅行前の終わりなきネット検索作業で疲労困憊していることがわかりました。
(※1 同調査はOne Poll社によって2019年2月に実施され、世界26か国の7,800名(うち日本人回答者は300名)が回答しました)
Hotels.comによると、世界のミレニアル世代の旅行者のおよそ3人に1人(32%)が、人生における最大のストレスの1つとして、旅行の事前計画を挙げています。また、7人に1人以上が予約前に20時間以上を検索に費やしており、「その結果、自撮りをしたり、ブランチをしたり、ホットヨガをしたりする時間がなくなってしまうというのも無理はありません」(Hotels.com)。さらに、37%はスクロールのしすぎで、間違った場所や日付で予約をしてしまったことさえあると回答しています。
ネット検索疲れが始まるまでにかかる時間は46分
ネット検索疲れが始まるまでにかかる時間は46分です。ネット検索を避けるために、世界のミレニアル世代の52%の旅行者は以前行ったことがある場所を旅行先に選び、さらに25%は旅行を断念しています。また、40%は検索が面倒という理由で十分に探さないまま予約をしたことで、必要以上にお金を払ってしまったと考えており、36%は検索疲れから逃れるため、友人に約2万円を支払ってでも検索作業を依頼したいと思っていることがわかりました。
この検索疲れは、職場での生産性にも大きな影響を与えています。世界のミレニアル世代の旅行者の44%がオフィスでこっそり休暇の検索をしていることを認めており、さらに29%がそのせいで仕事が捗らなかったと答えています。休暇の行き先を最終的に決めるまでに、22%ものミレニアル世代が11件を超える休暇の過ごし方の候補を検討しているという事実も、驚くことではないのかもしれません。
世界の91%もの旅行者は、休暇の最終決定を下す際に他の旅行者の口コミ評価を参考にしており、検索から予約というプロセスにおいて、口コミはとても重要な役割を果たしています。旅行者を検索疲れから解放するため、Hotels.comは、「お客様が選ぶ人気宿アワード 2019 」を発表しました。このアワードは、口コミに基づいて厳選された宿泊施設で構成されています。今年は世界中で3,120軒の宿泊施設が9.5以上の評価を獲得した「ゴールドアワード」に選出され、日本の宿泊施設も63軒が選出されました。 特にパレスホテル東京と京都フォーシスターズレジデンスは9.9の高スコアを獲得しました。カテゴリー別でも日本の宿泊施設は、全12カテゴリーのうち「オール インクルーシブ」「ビーチ」、「ビジネス」、「ファミリー」、「バケーションレンタル」、「LGBT」、「ラグジュアリー」、「スキー」の7つのカテゴリーで計25件の宿泊施設が受賞施設に選出されたということです。