婚活総合サービスを展開するIBJは、20歳~49歳の独身男女約1,500人に対して実施した「長寿化に伴う人生観と結婚観」についての意識調査の結果を発表しました。
政府の人生100年時代構想会議により「人生100年時代」という言葉が認知されるようになりましたが、これまでは、60歳を定年として余生を楽しむというライフプランが一般的でした。ですが、長寿化に伴い「人生100年時代の社会保障へ」という提言も発表され、「近い時代、平均寿命が100歳となる日が訪れるかもしれません」(IBJ)。そこで同社では、長寿化に関してのリアルな本音を「人生観」と「結婚観」に交えて独身男女に聞きました。
まず、「人生100年時代と言われる今、あなたは100歳まで生きたいと思いますか」という点について聞いたところ、100歳まで生きたいと考えている人は約2割と少数派でした。
長寿化が進む中で不安に感じること、「お金」「老後」「病気」「結婚」「孤独」
そこで、「長寿化が進む中で不安に感じることはありますか?(※複数回答可)」と聞いたところ、「お金」が最も多く(1,235人)、その他にも「老後」「病気」「結婚」「孤独」と回答する人も700人を超えました。
また、これらの不安に対して今から行っている対策について、「将来のためにしていることはありますか?(※複数回答可)」と聞いたところ、将来のために今から実践していることとして、「婚活」が最も多く1,137人。続いて「貯蓄」「運動」「食生活の見直し」「キャリア形成」という順番になりました。
「結婚」で「精神的安定」を求める人が多数
では、多様な生き方を選択出来る今、何故「結婚」という選択を選ぶのでしょうか。結婚のメリットについて聞いたところ、500人以上の人が「精神的安定」と回答しました。「結婚して家族になることで強い結びつきが生まれ、孤独や不安から解放されると考える方が多いようです」(IBJ)。
理想的な歳の重ね方をしていると思う有名人、樹木希林さんや石田ゆり子さん
最後に、「理想的な歳の重ね方をしていると思う有名人は誰?」と聞いたところ、以下のような結果となりました。
【男性部門】
第1位 所ジョージさん 37.1%
- "所ジョージさんのような人になりたい、人生の目標です"(20代男性)
- "苦労もしてそうだが、それをあまりオープンにせず、趣味も大事にしながら人生を過ごしている"(40代男性)
- "趣味人であるけど、パートナーを大切にしてるし、生きることを楽しめている気がする"(30代男性)
第2位 明石家さんまさん 18.6%
- "不満などもあると思うが、感じさせないくらい毎日楽しそう"(20代女性)
- "良い時も、悪い時も、経験しているから"(40代男性)
- "健康で、未だに求められる人"(40代女性)
第3位 高田純次さん 10.8%
- "テキトーに生きているように見えて着実に安定して現在に至っているイメージ"(30代男性)
- "いつまでも子供心をもって生きている!"(30代男性)
- "渋くて面白い、年齢を感じさせない"(40代男性)
【女性部門】
第1位 樹木希林さん 24.8%
- "最後の最後まで自分の考えを変えずありのままの人生を歩んでる気がする"(20代女性)
- "自分を貫き通した生涯に感銘受けました"(30代女性)
- "みんなから愛される名女優"(30代女性)
第2位 石田ゆり子さん 16%
- "いつまでも若々しくキラキラしている"(30代女性)
- "いくつになっても自分にまっすぐで素敵"(20代女性)
- "無理をせずに自然体な気がする"(30代女性)
第3位 夏木マリさん 14.4%
- "女優以外の多岐にわたる仕事をしているところ、個性的"(30代女性)
- "自分をしっかりもっていて、年齢を無理なく受け入れて、女性として魅力的"(40代女性)
- "綺麗でパワフル、自分を持っている"(40代女性)
上記の通り、理想的な歳の重ね方として"生き生きと人生を楽しんでいる人"という声が多く寄せられました。その他にも、「いつまでもエネルギッシュ」「いい意味で好き勝手に生きている」「パートナーを大事にしている」「健康と美のバランス」など様々な声がありました。
IBJでは、「時代の変化に伴い、多様な生き方を選択できる時代だからこそ、時に計画的に、時に楽しみながら今後のライフプランニングを考えていきたいですね」としています。