一人暮らしの社会人にもう洗濯機は不要!?<br> 今、コインランドリーが激アツ!

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一人暮らしを始めるとき、あなたは洗濯機を買いましたか?買いますか??

昭和の時代には、テレビ・冷蔵庫・洗濯機は電化製品の三種の神器と言われ、憧れからやがては家にないと恥ずかしいモノとされてきました。そんな流れもあり、今でも新生活応援セットの家電には洗濯機が含まれていることが多いようです。

でも、その洗濯機、本当に必要でしょうか。

一人暮らし用の洗濯機はそんなに大きな容量のものではありません。1週間分貯め込んだ洗濯物を1回では洗えない場合も。せっかくの休日に2回転、3回転と洗っては干しを繰り返すうちに休日が終わってしまった!なんて経験、ありませんか?

しかも置き場所も必要。部屋の外に置くのはなんとなく嫌だし、室内に置き場があるからそこに置いているけれど、これがなければもう少し収納に余裕があるのに...と思っている人も多いのではないでしょうか。

そんな一人暮らしの強い味方になるのがコインランドリーなんです!

実は今、コインランドリーの店舗数が急増しています。全国のコインランドリーの店舗数は、大手コンビニエンスストアチェーンの店舗数にも匹敵するとも。この背景には週末にまとめて洗濯をするユーザーの増加や、家庭の洗濯機では洗うことの難しい布団やラグなどの大型の洗濯物が洗えるランドリー機器の登場で、クリーニングよりコスパがいいコインランドリーでの洗濯を選ぶ人が増えたことなどが関係しているようです。

そして、コインランドリーの増加とともに進化系コインランドリーが、続々と生まれているのです。洗濯する予定がなくても思わず足を運びたくなるような進化系コインランドリーをいくつかご紹介します。

大阪府吹田市の「ニノーバル・ウォッシュ・カフェ吹田紫金山店」

スイーツ系コインランドリーといえば、ninOval wash café(ニノーバル・ウォッシュ・カフェ)。なんと、パンケーキが楽しめるカフェが併設されています。ふわっふわの「夢見るパンケーキ」は1枚から注文可能。洗濯を待ちながらのおやつタイムにピッタリですね。モチモチ触感のお食事パンケーキやサンドイッチもあります。期間限定でかき氷もあるそうです。

東京都目黒区の「フレディ レック・ウォッシュサロントーキョー」

おしゃれ系コインランドリーといえば、Freddy leck sein Waschsalon TOKYO(フレディ レック・ウォッシュサロントーキョー)は外せません。オリジナルのコーヒーを提供するカフェが併設され、利用者のコミュニティスペースとして独自のサービスを展開しています。従来のコインランドリーのイメージとはかけ離れた温かみのある空間が特徴的で、店内に灯されたアンティークのシャンデリアが目を引きます。

週末の夜には映画の上映会が行われるなど、ここでは様々な世代の人が集い、交流をはかる"ソーシャルランドリー"というユニークな空間が築かれているようです。クリーニングの取り次ぎや洗濯代行、お洗濯のワークショップなども開催しています。

栃木県宇都宮市の「ランドリー コーヒー」

タイムイズマネー系コインランドリーなら【ランドリー×カフェ】をコンセプトにしたLAUNDRY COFFEE(ランドリー コーヒー)。地元で人気のカフェ「FRENCH COFFEE FANCLUB」とコラボしたカフェコーナーで、挽きたて淹れたてのコーヒーが味わえ、小腹がすいたら黒磯にある人気のベーカリー・カネルブレッドのパンを使用したサンドイッチをパクリ。お洗濯の間にランチまでできちゃいます。

それだけじゃないんです、お店の並びには、エアプランツなどの観葉植物の販売も行っている【美容室×植物】がコンセプトの「Riddle HAIR」という美容室が。そう、お洗濯の待ち時間にヘアカット...なんてことも可能。時間の有効活用もバッチリです。

神奈川県川崎市の「COOJU LAUNDRY

ビジネスホテル「HOTEL cooju kawasaki」に併設されているCOOJU LAUNDRY(クージュ ランドリー)はスポーツ系。広々としたカフェ風の店内に最新の大型マシンが並ぶ...ここまでは普通のおしゃれなコインランドリーですが、なんとここ、ボルダリングのジムが併設されているんです!まったく想像しなかったコラボですよね。"大人になってから学ぶ登山の学校"がコンセプトの「Kuri Adventures」が運営するクライミングジムで、道具はすべてレンタル可能。ワンコインレッスンも行っているそう。洗濯中にトライしてみてはいかがでしょう。

全国に499店舗を展開するランドリー「mammaciao」

最後にご紹介するのは、mammaciao(マンマチャオ)。見たことがあるという方もいるかもしれません。"頑張る主婦を応援!"というコンセプトのもと、知名度の高いランドリーです。ここのポイントは電子マネーで決済ができるキャッシュレス系ランドリーというところ。そう、コインがいらないコイン(?)ランドリーなんです。しかもお得なプリペイドカードもあり、洗濯のためにコインを両替する手間が省けます。

ユニークなだけではない!コインランドリーを使うメリット

「うちの近所にもこんなスゴイコインランドリーがあったら行くのに...」という方、いやいや普通のコインランドリーだって使うメリットはたくさんあるんです。

コインランドリーを使うメリットとしてまず挙げられるのが、時短でしょう。

店内にあるのは、貯め込んだ洗濯物を一気に洗える大容量の洗濯機。1週間くらいの洗濯物なら1回でラクラク洗えます。

しかも、乾燥だってお手のもの。家庭用の電気式の乾燥機だと、乾燥までに2時間、いや3時間もかかるところ、コインランドリーのガス式の業務用乾燥機なら30分程度で乾燥終了。自宅の洗濯機を2回まわす間に、洗って乾燥まで終わるのです。

次にクリーニング代のコストカット。布団や毛布といった、家庭用の洗濯機では洗濯できない大物だって丸洗いできる大型の洗濯機や乾燥機。丸洗いして高温で乾燥すれば、ダニなども一網打尽。アレルギー体質の方にはうれしい限り。毎週だって洗えます。

洗剤や柔軟剤が自動投入されるランドリーなら、自分で洗剤などを購入する手間もなくなります。

常温の水ではなく、ぬるま湯で洗ってくれるランドリーもあり、家の洗濯機よりキレイに汚れが落ちます。

シューズ専用の洗濯機があるお店も。キャンバス素材のスニーカーやスリッポン、バッシュ好きならお気に入りの靴を丸洗いできて、いつもピカピカのシューズで足元を飾れますね。

確かに自宅の洗濯機を使うよりコストはかかります。でもそれ以上に時間と手間を省けるのがコインランドリー。一度試したらやみつきになるかもしれませんよ。

プロフィール

回遊舎(かいゆうしゃ)

"金融"を専門とする編集・制作プロダクション。お金に関する記事を企画・取材から執筆、制作まで一手に引き受ける。マネー誌以外にも、育児雑誌や女性誌健康関連記事などのライフスタイル分野も幅広く手掛ける。
近著に「貯められない人のための手取り『10分の1』貯金術」、「J-REIT金メダル投資術」(株式会社秀和システム 著者酒井富士子)、「NISA120%活用術」(日本経済出版社)、「めちゃくちゃ売れてるマネー誌ZAiが作った世界で一番わかりやすいニッポンの論点10」(株式会社ダイヤモンド社)、「子育てで破産しないためのお金の本」(株式会社廣済堂出版)など。

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