マーケティング・広告・広報の専門誌を発行する宣伝会議は、新刊書籍『緊張して話せるのは才能である』を、2月18日より順次、全国の有力書店とオンライン書店で発売しています。
現代のビジネスシーンにおいてプレゼンテーションは避けて通れないものです。しかし、人前に出るだけで緊張してしまう、大事なプレゼンほど手足が震える、という人にとっては、なかなか思い通りにならないこともあります。
緊張は一般的に、「克服するもの」とされていますが、同書では、最大限のパフォーマンスを発揮するために、人間に生まれつき備わっている「才能」と捉え、緊張を活かしながら聴き手の心を動かす方法を紹介しています。「録画で緊張している自分を認識」「息は2回吸え」「魔の3分を乗り切れ」など、「緊張の取り扱い方を知ることで、相手に伝わるプレゼンができるようになります」(宣伝会議)。
著者の永井千佳氏は、トップ・プレゼン・コンサルタント/ウォンツアンドバリュー株式会社 取締役。桐朋学園大学音楽学部卒業。極度のあがり症にもかかわらず、演奏家として舞台に立ち続けて苦しんだそうです。演奏会で小学生に「先生、手が震えてたネ」と言われショックを受けましたが、あるとき緊張を活かし感動を伝える「コツ」を発見し、人生が好転し始めたそうです。本書はその体験から得た学びと技術を書いたものとなっています。
目次は以下の通りです。
はじめに
緊張を克服する必要はない。緊張を活かそう。
第1章「緊張して話せません」
緊張するのは、実は才能である
- 1)「緊張は悪いもの」という教えは間違っていた
- 2) 緊張には理由があった
- 3) あなたが緊張するとき、聴き手は感動する
第2章「どう話せばいいの?」
緊張のトリセツ
- 1) 魔の3分を乗り切れ
- 2) 10回の練習より1回の録画
- 3)「鉄板ネタ」で魔の3分を乗り切る
- 4) 冒頭15秒が、ゴールデンタイム
- 5)「緊張のピーク」最初の3分にするべきこと
- 6) 5分~10分は、「気を抜かない」
- 7) リハーサルが下手でも、本番は成功する
- 8) ダメプレゼンをする人は、直前に資料を修正している
- 9)「オレ本番強いから」は99% 勘違い
第3章「何を話せばいいの?」
口下手でも、緊張しない人に勝てる方法
- 1) 自分のタイプを見極めよ
- 2) 話し上手に勝つ「バリュープロポジション」の考え方
- 3) ムリめな自分を演じると、結局、損をする
- 4) 人はロジックでは動かない。感情で動く
- 5) 人を動かすには、ホラを吹け
- 6) 失敗談は成功談より100倍伝わる
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第4章「じゃあどうすればいいの? 」
緊張で、聴き手の心を動かす方法
- 1) 息を2回吸えば、大抵の問題は解決する
- 2) 記憶に残り、人が動く五つの技法
- 濁点法/ 一本指話法/ 悪代官スペシャル/モラウ法/テーマ反復法
- 3) 顔を覚えてもらうには、いつも同じメガネで
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第5章「でも質問、怖いです」
緊張しても、困った質問は切り抜けられる
- 1) あなたの本気度は、質疑応答が伝えてくれる
- 2) あらゆる困った質問に対応できる五つのマジックフレーズ
「良い質問です」/「あなたの話が聞きたい」/オウム返し/「勉強不足なのですが」/
「もう少し状況を教えてください」
- 3) 質疑応答は得意技で切り抜けよう
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おわりに
最後のトリセツ