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DAY 2019.02.14 キャリア

"働き方改革"、
「女性活用」は大きく後退ー「副業」経験者は2割

日本能率協会は、2013年から全国のビジネスパーソン1000人に対して実施している、職場や仕事に対する考えについての意識調査の結果を公表しました。今回は、「働き方改革」と「副業」について取りあげています。

働き方改革「実感している」、約3割

職場で「働き方改革」が進んでいると実感しているか聞いたところ、「とても実感している」(4.4%)、「やや実感している」(26.8%)と、3割が実感している一方、「あまり実感していない」(39.6%)、「まったく実感していない」(29.2%)と、7割近くは実感していないと回答しました。

前回(2017年)調査との比較では、「実感している」(「とても実感している」+「やや実感している」の計)が11.9ポイント増加しています。

年代別では、20代で「実感している」が38.5%と約4割に達しているのに対し、年代が高まるにつれ、実感している人の割合は低下し、50代は25.0%、60代は28.0%と3割に達していません。「若者層では、人事部や上司から残業削減や有休取得を強く推奨されていることが実感につながっていることが推察されます」(日本能率協会)。一方、「50代以上では、長時間働くことが会社への貢献につながるといった従来の価値観もあり、変化へのとまどいがあるのかもしれません」(同)。

雇用形態別では、正規職員では、「実感している」人が35.1%、非正規職員では、24.3%と、10.8ポイントの開きがみられます。「給与の格差是正がなかなか進みにくい現状がこうした結果にあらわれていると思われます」(同)。

「働き方改革」実感の理由は、「有休取得」「残業減」「ムダな業務・会議減」がトップ3

働き方改革を「実感している」と回答した人(312人)に、具体的にどのようなことを実感しているか聞いたところ、全体では、「有給休暇が取りやすくなった」(32.4%)がもっとも多く、次いで「残業が減った」(31.1%)、「ムダな業務・会議が減った」(23.4%)が続きました。

前回(2017年)調査と比較すると、「女性活用が進んだ」については、2017年調査では24.1%で第3位につけているのに対し、2018年調査では11.2%で第8位に後退しています。

「働き方改革」実感していない理由は、「ムダな業務・会議が減らない」がトップ

働き方改革を「実感していない」と回答した人(688人)に、その理由を聞いたところ、全体では、「ムダな業務・会議が減らないから」(29.2%)がもっとも多く、次いで「正社員と非正規社員の給料の格差がなくならないから」(22.7%)、「有給休暇がとりにくいから」(21.1%)が続きました。「残業時間削減や休暇取得推奨だけではなく、会議などのコミュニケーションを含めた業務そのものの見直しが重要であることが示唆されます」(日本能率協会)。

前回(2017年)調査と比較すると、「有給休暇がとりにくいから」は7.1ポイント減、「残業が減らないから」は5.5ポイント減と、5ポイント以上減少しています。

現在の職場で「副業をやってみたい」と考えている人は全体で4割

職場で副業が認められているか聞いたところ、「認められている」(16.9%)、「認められていない」(48.4%)、「分からない」(34.7%)となり、「認められている」と回答した人は2割に届きませんでした。

現在の職場での副業の経験を聞いたところ、「ある」と回答した人は18.1%、「ない」と回答した人は81.9%でした。

現在の職場に勤務しながら副業することに対しては、「やってみたい」(「ぜひやってみたい」+「どちらかというとやってみたい」の計)は41.5%と、4割近くにのぼりました。

年代別でみると、20代では「やってみたい」と回答した人が60.2%と6割にのぼり、年代が高まるにつれ、関心度合いは低下する結果になりました。

副業の理由は「収入増」が9割と圧倒的多数

副業をやってみたいと回答した人(340人)に、その理由を聞いたところ、「収入を増やしたいから」が90.0%と他を大きく引き離しました。また、副業にあてる理想的な時間を聞いたところ、「1割以上2割未満」(58.5%)がもっとも多く、次いで、「2割以上3割未満」(23.2%)、「1割未満」(22.6%)が続き、2割未満にしたいと考える人が8割を超えました。

一方、副業をやりたくないと回答した人(262人)に、その理由を聞いたところ、「時間に余裕がないから」が59.9%と、こちらも他を大きく引き離しました。次いで「本業がおろそかになるから」「会社が許可していないから」(ともに20.2%)が続きました。