ゼネラルリサーチは、全国の20~60代男女1,375名を対象に実施した「転職に関する意識調査」の結果を発表しました。調査は、2019年1月9日~2019年1月15日、インターネット調査で実施されました。
まず、転職を経験したことがあるかについて質問したところ、全世代で転職を経験したことのある人は61.6%いました。「転職を経験したことのある方の割合は年々増加傾向にあります」(ゼネラルリサーチ)。
ゼネラルリサーチでは、その背景として、「終身雇用制度」の崩壊、転職経験の少ない世代の引退と、景気の緩やかな回復による求人数の増加、働き方改革により自分らしく働ける環境を求めることの促進などを挙げています。
また、転職となるきっかけを調査したところ、「給料面」が37.1%と最も多く、次いで「人間関係の悪化」(18.0%)、「新しいことにチャレンジする機会を求めて」(15.9%)、と続きました。
年代別の理由として20代~30代で最も多い理由は「給料面で」(37.5%)、40代~50代で最も多い理由は「給料面で」(35.6%)、60代以上では「給料面で」(24.8%)という結果となりました。
希望する業界については、調査の結果最も多かったものは「サービス」となり、次いで「IT・メディア」、「電機・精密」と続きました。
また、「希望の業界、職種、職場に決まっても、今後も転職をすると思いますか?」という質問に対しては「わからない」という回答が6割を超える結果となり、ゼネラルリサーチでは、「先の読めない景気の不透明さがうかがえる結果となりました」と分析しています。