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DAY 2018.11.22 キャリア

生きづらさの原因は自意識過剰?
自然体で生きるには。

よく耳にしていても、意外にその意味や本質を理解していない言葉があります。「トラウマ」「シュール」などと並んで「自意識過剰」もそのひとつです。実は、私たちの生き方にも大きく影響している自意識過剰について考えてみます。

自意識過剰とは?

自意識過剰は、自分自身に関することを過剰に意識してしまう状態や、そういう状態になっている人をさします。たとえば、人前に出るときに極度に緊張する「あがり症」も自意識過剰の表れで、他人に良い印象を与えようという意識が強すぎることが原因となっている場合が多いようです。

あがり症といっても、ドキドキする程度なら誰にでもあることです。それが度を越えて対人恐怖やパニック障害、うつ病などを発症してしまうと、社会生活に支障をきたすようにもなりかねません。

ある程度の自意識過剰は誰にでもあり、自己を肯定するうえでは自然なことであるとも考えられます。しかし、ささいなきっかけから、そのバランスが崩れてしまうことも、同じように誰にでもありえるのです。過剰すぎる自意識が自分自身を縛るようになると、生きづらさの原因にもなってしまいます。ごく軽い気持ちで使っている「自意識過剰」という言葉ですが、その先にある怖さも知っておきたいですね。

自意識過剰に陥っているときの特徴

自意識過剰に陥ると、他人が自分をどう思っているかということに必要以上に注意を払う傾向があります。自分に意識が集中しすぎた結果、髪型や服装に神経質になったり、他人の目を気にしすぎて、言動に落ち着きがなくなったりします。この特徴の多くにあてはまる場合は、自意識過剰の傾向があると考えてよいかもしれません。

・自分の外見が気になり、頻繁に鏡を見ずにはいられない。
・身だしなみ(前髪など)が気にかかり、手直せずにいられない。
・写真うつりに過剰にこだわってしまう。
・落ち着きがなく、言動が不安定になりやすい。
・失敗することを恐れ、過敏になる。
・自分に自信が持てない。
・周囲に人がいると落ち着けない。
・ささいな失敗でも激しく落ちこむ。

こうした傾向が進むと自分の殻に閉じこもったり、自分の意見を言えなくなったりと、消極的になっていき、そうした状況に対して激しい自己嫌悪に陥ったり、意欲を喪失したりします。場合によっては、物理的にひきこもってしまうケースも珍しくありません。

さらにその先には、社会生活に支障をきたす、心身を病んでしまう、自分や周囲を傷つけるなどのリスクもあります。自意識のバランスを保つことが心の健康を保つことにもつながっているのです。

自意識過剰を解消するには

現代人の多くが、社会や自分をとりまく環境に"生きづらさ"を感じているといいます。実は、その原因は自分自身にある場合が少なくありません。過剰すぎる自意識に、自分自身が縛られてしまうのですが、自分ではそれに気づけずに苦しみ続ける人も少なからずいらっしゃるようです。

自分が生きづらさを感じたとき、原因は自意識にあるのかもと立ち止まってみてもよいでしょう。そのとき思い出していただきたいのが「人は誰でも、自分のことで頭がいっぱいである」ということです。つまり「自分が心配(期待)するほど、他人は自分のことを意識していない」ので、「他人は自分に関することをそれほど覚えていないし、欠点にも気づいていない」ということです。

自分が他人にどう思われるかと必死に考えているとき、実は、ほかの人も同じように自分のことばかり考えているかもと想像すると、ちょっと考え方に余裕が出てきませんか? そうして肩の力を抜き、ひと呼吸落ち着くと、自然体の自分でいられるのではないでしょうか。

プロフィール

Misa

ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、IT系以外、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。