第二新卒のコミュニケーションを応援するメディア

DAY 2018.03.20 ライフ

生きていくにはいくら必要?「必要年収」を考えてライフプランニングしよう!

転職を考え始めると、「毎月のお給料は今よりも増えるかな...」など、現在もらっている月給との差ばかりが気になってしまいます。しかし、本当に大切なのは、20年・30年先のライフプランを実現するために必要な「必要年収」を意識することです。この機会にライフプランをもとに必要年収を考えて、転職に生かしてみませんか?

転職する前に知っておきたい「必要年収」とは?

必要年収とは、自分のライフプランをかなえるために必要な年収のことです。
例えば、「30歳までに結婚しよう」「35歳までに子どもが2人ほしい」「40歳までにマイホームを購入しよう」など、さまざまなライフプランがあるかと思います。これらのライフプランを実現させるには一定の収入が必要になるため、転職を考えるときには「〇年後の年収でライフプランを実現できるだろうか...」など、必要年収を意識することが大切です。

ライフプランニングしてみよう

ライフプランを立てることを「ライフプランニング」といいます。ライフプランニングにルールはありませんが、次のポイントに注意するとうまくプランニングできます。

ポイント1:リタイアまでをイメージする
働いている間に何をすればいいのか具体的にイメージするためにも、ライフプランニングでは、リタイアまでをイメージしておくことが大切です。例えば、「リタイア後は家族とマイホームでのんびり過ごしたい」「退職後は小さなお店を開いて、いつまでも楽しく働いていたい」など、プランが明確になれば、いつまでに何をしなければならないのかが見えてくるはずです。

ポイント2:ライフイベントを具体的にイメージし、表にする
結婚やお子さんの誕生、マイホームの購入など、人生に大きな影響を与える出来事を「ライフイベント」といいます。ライフプランニングでは、将来予想されるライフイベントをイメージして、「30歳で結婚」「40歳でマイホーム購入」など、具体的にイメージしながら表に書き出していくとうまくプランニングできます。

ポイント3:ライフイベントは時系列に並べる
書き出したライフイベントを年齢順に並べると、これから訪れる人生がおぼろげながら見えてきます。見えてきた将来像がイメージとかけ離れていたら、イメージに近づくように修正していきましょう。

ライフプランをもとに必要年収を計算してみよう

手順1:ライフプラン表を作る
必要年収を計算するのに役立つのが、ライフイベントとそれに必要なお金を表にしたライフプラン表です。ライフプラン表に決まった形はありませんが、縦軸を年齢、横軸を家族構成やライフイベント、必要なお金にするとわかりやすくなります。
また、日本FP協会では、ライフプラン表などの作り方を紹介しているので、参考にしてみるのもいいでしょう。

日本FP協会
https://www.jafp.or.jp/know/fp/sheet/

ライフプラン表 例

年齢家族構成ライフイベントかかるお金
29歳 結婚 結婚費用100万円
30歳
31歳 妻・子 子どもの誕生 もろもろの費用40万円
32歳 妻・子
33歳 妻・子
34歳 妻・子 子供幼稚園入園 入園費用20万円
35歳 妻・子
36歳 妻・子
37歳 妻・子 マイホーム購入 頭金として500万円

手順2:毎月の生活費を計算する
必要年収を計算するためには、毎月の生活費を計算しなければなりません。現在の生活費をもとに、家族が増えた場合やマイホームの購入、マイカーの購入など、将来の支出も予想しながら計算してみましょう。

例)

年齢家賃住宅ローン食費光熱費・通信費教育費住宅頭金貯蓄
29歳 8万 2万 3万 4万 3万
30歳 8万 2万 3万 4万 3万
31歳 8万 3万 3万 4万 3万
32歳 8万 3万 3万 4万 3万
33歳 8万 3万 3万 4万 3万
34歳 8万 3万 3万 3万 4万 3万
35歳 8万 3万 3万 3万 4万 3万
36歳 8万 3万 3万 3万 4万 3万
37歳 9万 3万 3万 3万 3万
38歳 9万 3万 3万 3万 3万
39歳 9万 3万 3万 3万 3万
40歳 9万 3万 3万 3万 3万
41歳 9万 3万 3万 3万 3万

手順3:その年の必要年収を計算する
毎月の生活費が計算出来たら、ライフプラン表をもとに必要年収を計算してみましょう。

例えば、「34歳」の必要年収は、「(毎月の生活費24万円×12ヵ月)+(入園費用20万円)=308万円」となります。また、37歳のときに購入する予定のマイホームの頭金を、「30歳から毎年のボーナスを40万円ずつ積み立て、残りは独身時代からの貯金を利用して500万円用意しよう」などと計画すれば、「34歳」の必要年収は、「308万円+マイホーム積立40万円=348万円」ということになります。

このように、ライフプラン表をもとに具体的な必要年収を計算していきましょう。

手順4:計算した必要年収を転職に生かす
転職先を探すときに、「40歳・50歳・60歳の予想年収はいくらなのか」「退職金はどのくらいあるのか」などの情報を集めておくと、その年の必要年収を満たす職場なのか判断できます。

転職は、人生を見つめ直す絶好のチャンスです。転職を成功させるためにも、必要年収を参考にして、思い描いたライフプランを実現させていきましょう!

ライタープロフィール

斉藤 勇(ファイナンシャルプランナー、宅地建物取引士)

オフィスISC代表。保険や貯蓄、住宅ローンなど、お金にまつわる疑問や悩みごとの相談に応じている。不動産取引では不動産投資を通じて得た豊富な取引経験をもとに、売り手と買い手、貸し手と借り手、それぞれの立場でアドバイスを実施。趣味はマリンスポーツ。モットーは「常に感謝の気持ちを忘れずに」。