女性営業職に向いている人の特徴とは?女性営業の強みや転職メリットについて解説|求人・転職エージェント

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更新日:2023/03/27

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女性営業職に向いている人の特徴とは?女性営業の強みや転職メリットについて解説

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この記事のまとめ

  • 営業職は女性でも大きく活躍できる仕事で、女性をターゲットにした業界や商品を扱うと顧客の共感を得やすく成果につながりやすい。
  • 共感性や細やかな気配り、コミュニケーション能力など、女性の強みを理解して活かすことで、未経験者でも活躍の可能性は高まる。
  • 女性が営業職として長く働くためには、女性のライフイベントによる働き方の変化に理解がある企業風土かどうかがポイント。

「営業職って女性でもできるの?」
「営業職に興味があるけれど、向いている人ってどんな人?」
など、営業職に興味を抱く女性もいらっしゃるのではないでしょうか。
営業職=男性というイメージがあるかもしれませんが、実は女性が活躍しやすい職種なのです。
そこで今回は、女性営業職の強みや、女性が営業職に転職するメリット・デメリット、転職の際のポイント・注意点などについて解説します。
営業職は、女性ならではの特性を活かして、大きく活躍できる可能性を秘めた仕事です。興味のある女性は、ぜひ最後までご覧ください。

目次

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営業に向いている人の特徴

営業とは、顧客の課題をしっかりとヒアリングし、その要望に沿った商品やサービスを提案することで、自社の商材を購入してもらう仕事です。
以下3点に該当する場合は、営業職に向いている人と判断できるでしょう。

人と話すのが好きな人

場を盛り上げるのが上手な人や、場にあった話題を提供できる人は、営業職に向いている傾向があります。
したがって、人と話すのが好きな女性であれば、営業職向きであるといえるでしょう。

努力を続けることができる人

業種や企業にもよりますが、営業職にはノルマが課されるケースが大半です。また、仕事の特性上、営業先で顧客から冷たい対応を受けることもあるでしょう。
たとえ風当たりが強い状況下でも、気持ちを切り替えて、諦めずに努力し続けられるメンタルの強さがある人は、営業職に向いている人といえます。

自分を客観的に見れる人

人と話すことが好きというだけでなく、相手を思いやった言動を取れることも、営業職では大切なスキルです。
そのため、自分を客観的に見られる人は、営業職として求められる人材、向いている人材といえます。独りよがりにならず、顧客の立場を意識した言動を心がける必要があります。

営業職に求められるスキル

営業職では、電話での営業活動や客先への訪問、商品やサービスのプレゼンテーション、購入後のケアなどを行い、顧客と良好な関係を築くことが重要となります。そのためには以下の3つのスキルが求められます。

ヒアリング力

営業職は、顧客の課題を解決するために適切な商材を提案するのが役割です。したがって、営業職にとって、ヒアリング力は欠かせないスキルとなります。
ヒアリング力があれば、相手の話をしっかりと聞き、顧客が抱える課題の本質を見抜くことができるでしょう。

提案力

営業職には、顧客に共感や納得を与えられるスキルが必要となります。そのために役立つのが提案力です。
自社商材を利用することで、顧客のこれまでやこれからがどう変化するのか、具体的に描けるような伝え方が求められます。

課題解決力

契約を獲得し、高い顧客満足を得るうえで、課題解決力は必須スキルです。顧客が抱える課題を的確に捉え、原因を分析し、実行可能な解決策を検討・選択する必要があります。営業職の課題解決力の程度によって顧客の未来が左右されるといっても過言ではないでしょう。

女性営業ならではの5つの強み

営業職における女性ならではの強みにはどのようなものがあるのでしょうか。具体的に見ていきましょう。

1.共感性が高く信頼を得やすい

相手の意図を汲み取り心に寄り添う共感力は、男性よりも女性が優れているといわれている能力です。柔らかい物腰で、顧客が本音を言い出しやすくなる安心感を与えられるので、信頼関係をスムーズに構築しやすいでしょう。

相手との信頼関係が深くなるほどお互いに腹を割って話せるようになり、より顧客にマッチした提案が実現します。「自分や自社に寄り添い、これだけ手を尽くしてくれている」と顧客に感じてもらえれば、成約の確率もアップするはずです。

2.細やかな気配りが上手

顧客の役に立ちたいという純粋な思いと状況に応じた気配りこそが、営業職には大切です。相手の心情を察知し細やかに気配りをする能力は男性より女性が持ち得る傾向にあり、発揮できれば活躍の場が広がるでしょう。

営業の仕事では、言葉だけではなく、声色や表情、行動といったさまざまな要素を用いて、顧客の本心や課題を見抜く必要があります。顧客の言動のわずかな変化を察知し、適宜対応を選択できれば、大きな信頼を獲得し、営業成績にも反映されるでしょう。

3.印象に残りやすい

女性の営業は決して珍しい存在ではなくなりましたが、現在も「営業=男性」というイメージは根強く残っています。裏を返せば、「女性の営業担当は相手の印象に残りやすい」ともいえます。営業職で成果を出すには、まず相手に自分の存在を認識してもらうことが重要なので、女性であることは大きな強みとなるでしょう。

また、顧客が男性であれば、「女性には良い姿を見せたい」という本能的な思考が働く可能性もあります。そうなれば契約の決断が早まるケースも考えられるため、女性の営業職の手腕が活かせるでしょう。

4.コミュニケーション能力が高い

個人差はあるものの、女性はコミュニケーション能力が高い傾向があるともいわれています。
相手を否定せず共感を示す能力があれば、顧客とスムーズに関係性を深められるでしょう。過度な警戒心を抱かれず顧客に心を開いてもらえれば、契約に至る可能性も高まるため、営業職で成果を上げるうえでコミュニケーション能力の高さは欠かせないスキルです。

また、受注後のアフターケアにも手を抜けません。
顧客が購入した商材に問題がないかヒアリングし、問題点や疑問点に対して懇切丁寧な対応が求められます。誠意ある言動によってさらなる顧客からの信頼を獲得できれば、次の仕事も受注しやすくなるでしょう。
きめ細かなコミュニケーションがとれる女性営業職ほど活躍できる傾向があるのです

5.女性の視点を活かすことができる

美容やコスメ、下着など、女性をターゲットにした商品・サービスを展開する企業の場合、自らが女性であることが強みになります。

営業職とは、いかに顧客のお役に立てるかが重要であり、「商品を売り込む」という姿勢が強いとなかなか成果を上げられません。顧客の心情を汲み取り、それぞれに最適な商品・サービスをおすすめする意識が必要です。

女性をターゲットにした商品・サービスであれば同性同士で共感できる要素も多いので、的確な提案で多くの顧客を獲得できる可能性があります。

女性が営業職に転職するメリット

転職を考える際、その業界や職種で働くメリットを知ることはとても大切です。収入面や働き方、その職種ならではの利点を把握しておくことは、転職後のモチベーションアップにもつながります。
営業職に転職したいと考えている女性はもちろん、「どのような職種に転職するかで迷っている」という女性も、まずは営業職のメリットをチェックしてみましょう。

実績次第で大きく稼ぐことができる

ひと口に「営業職」といっても、扱う商品やサービスは企業により異なります。
ただ、多くの営業職に共通するのは、「実績が給与に大きく関係する」評価制度であり、個人の能力次第で大きく稼げる可能性を秘めている点です。企業によっては、売上目標を達成した社員にインセンティブを支給している場合もあるので、頑張りの分だけ稼げる好循環を体験できます。

「頑張りをそのまま評価してほしい」「個人の成績で評価を受けたい」と考えている女性にとって、営業職はメリットが大きいといえます。

プライベートとの両立が図れる

営業職の場合、一日分のタスクが明確であることから、タスクを完遂すれば定時前の退社を許可する企業も珍しくありません。その場合、取引先への直行や直帰、テレワークの活用などにより、プライベートで使える時間も確保もしやすくなるでしょう。

働く女性は、結婚や出産・育児、介護などによるライフイベントによって影響を受けやすいのが実情です。ワークライフバランスを充実させたい場合は、営業職への転職も前向きに検討する価値があるでしょう。

キャリアアップに繋げられる

営業職が目指すのは「商品やサービスを売る」というシンプルな成果ですが、その過程ではさまざまなスキルが求められます。そのため、女性が営業職を経験するとビジネスパーソンとして大きく成長でき、今後のキャリアアップにも繋げられるでしょう。

営業職が契約を獲得するためには、論理的思考や課題発見・解決力、コミュニケーション能力、交渉力、提案力など、複合的なスキルが必要です。現時点で自らのキャリアに自信が持てない女性も、営業職を経験することで、ビジネスパーソンに重要なスキルを自然に習得できるでしょう。

営業職に転職する3つのデメリット

転職を考えたとき、メリットだけを見てしまう方は多いと思います。しかし、どのような職種・業種でも、メリットがあればデメリットもあります。転職活動を成功させるためにも、デメリットとなり得ることをしっかりとチェックし、ミスマッチを防ぎたいものです。
ここでは、営業職においてデメリットと感じやすいことについて解説します。

強い責任感が求められる

営業職は顧客と密接にかかわり、自社事業を継続するための売上をもたらす部門です。したがって、会社の看板を背負っている自覚と強い責任感が他職種以上に求められる仕事といえるでしょう。

顧客と直接やり取りをする営業職は、いわば「会社の顔」です。自分の言動や仕事の進め方が顧客との信頼関係を左右し、さらには会社の評判やイメージに直結する可能性が高い、ということを心に留めておく必要があります。

「責任を負うのは苦手」「精神的に楽な仕事がしたい」という人は、営業職にストレスを感じてしまうかもしれません。

売上の目標やノルマが発生する

一般的に、企業は営業職に対してノルマや売り上げ目標を課しています。そこには、個人やチームで数値目標を設けることでモチベーションの向上や会社の業績アップに繋げる狙いがあります。

一方で、目標やノルマの存在が個人にどのような作用をもたらすかは個人差があります。人によっては日々の仕事にプレッシャーを感じる場合もあるでしょう。目標やノルマに縛られないほうが自分のやり方で努力できるという場合は、「営業職にノルマを課していない企業」という条件で選ぶのもおすすめです。

残業がある可能性がある

営業職に限りませんが、残業が多い傾向であることもデメリットになりやすいポイントです。
とはいっても、働き方や業務内容は企業によって大きく異なるため、明確な残業時間は入社してみないとわからないケースがほとんどです。

例えば、取引先訪問などの外回り営業だけでなく、関連する事務作業なども業務に含まれる企業の場合、勤務時間が長くなる可能性があります。残業のない営業職に就きたい場合には、転職エージェントなどを利用して、残業が少ない仕事を紹介してもらうのがおすすめです。

女性が営業職に転職するためのポイントや注意点

女性が活躍しやすい営業職ですが、転職の際にはどのような点について考えるべきなのでしょうか。転職を成功させていきいきと働くために、事前にポイントや注意点を押さえておきましょう。

キャリアプランを明確にする

転職を考えるということは、今の仕事や職場に何らかの不満があるのではないでしょうか。その場合、転職して何を改善し、どのような働き方を実現したいのかというキャリアプランを明確にすることが重要になります。

収入、人間関係、残業時間、経営理念、出産・育児への理解など、さまざまな希望がある中で、どの軸が最も譲れないものかを明確にします。すると、自分にとってぴったりな求人を発見しやすくなります。その際、希望にしっかりと優先順位をつけなければなりません。

全ての希望を満たす企業はそうそうありませんので、譲れない軸を満たした求人を中心に、応募企業をしぼっていくと効率的です。

女性が活躍しやすい業界を探す

女性の活躍のしやすさは、扱う商品やサービスによって異なります。顧客と自分の境遇や感性が似ているほど、より的確で効果的なアプローチが可能なので、化粧品や美容関係、下着や生命保険など、女性が購入や契約を決める傾向が高い商材を扱う業界はおすすめです。

また、女性社員の比率にも注意が必要です。一定数の女性が在籍しているということは、人間関係が築きやすいなど、女性が働きやすい職場環境である可能性が高いと考えられます。
特に、育児経験のある女性管理職がいる企業は、女性へのサポートが手厚い傾向にあります。面接時に質問したり、オフィス見学の際に直接雰囲気を確かめたりすると良いでしょう

出産・育児などに理解のある会社を選ぶ

出産・育児といったライフイベントに対して理解のある会社選びも、女性営業職でキャリアを構築するために欠かせないポイントです。出産・育児・介護などに対応した社内制度がどの程度整備されているか、必ず確認しましょう

ただし、産休・育休などが制度として設けられているものの、実態は形骸化しているというのはよくある話です。取得実績のリサーチも行いましょう。産休や育休の取得率が高い企業であれば、出産後も職場に復帰しやすい環境であると予想できます。

また、たとえ制度の利用実績が乏しい場合でも、出産・育児への理解が深い企業も多くあります。内部の実情については転職エージェントからヒアリングしてみると良いでしょう。

残業の有無や有給取得の実績を調べる

求人情報に「残業なし」と記載されていても、いざ入社してみたら毎日残業が発生しているケースも見受けられます。また、有給休暇が付与されても、職場の雰囲気や多忙なせいで思うように取得できない企業もあるでしょう。そのため、残業の有無や有給取得の実績といった具体的な情報を事前にしっかりと掴んでおくべきです。

実績の把握には、転職エージェントの活用がおすすめです。企業担当者と密にやり取りしている営業担当者がいるため、ほかでは手に入らないリアルな情報を聞くことができます。企業側に直接聞きづらい疑問や不安もスムーズに解決できるでしょう。

営業職の主な種類や特徴

営業職は主に3つのスタイルに分類できます。自分に合う仕事・職場を見つけるためには、それぞれの特徴を理解しておくことが重要です。転職によって実現したい働き方、達成したい目標を明確化するためにも、3つのスタイルについて知っておきましょう。

大きな手応えを感じられる「法人営業」

法人営業とは、法人の顧客に対してサービスや商品の提供を行う営業職を指します。対企業の取引となるので、論理的な考え方はもちろん、データなどを用いたアプローチも必要です。

また、個人への営業とは違い扱う金額が大きくなるのも特徴です。企業によっては数億円といった巨額の金額を扱うケースもあるでしょう。ビジネスへの関心が強く「大きな事業に携わりたい」と思う方にとって、やりがいを感じながら仕事に取り組めるのが法人営業です。

法人営業の詳細については、以下の記事もご覧ください。

顧客との信頼関係を築ける「個人営業」

個人営業とは、個人に対して商品やサービスを提供する営業職です。目の前にいる顧客の悩みに寄り添い、心の内まで話してもらえるような信頼関係を構築できるかが肝となります。したがって、法人営業の論理的なアプローチよりも、相手の感情に働きかける能力が必要です。

「相手の役に立ちたい」「この人の生活をより豊かなものにしたい」など、相手に貢献したいという気持ちで仕事ができる方には、個人営業がおすすめです。

個人営業の詳細については、以下の記事もご覧ください。

体力面の負担が少ない「内勤営業」

内勤営業とは、店舗などに常駐し、窓口を通して顧客にアプローチする営業職です。旅行代理店や携帯電話の販売店などの営業職が内勤営業にあたります。
外回りがほとんどなく、顧客から依頼を受けた場合にアプローチを行う点が、ほかの営業職と異なる部分です。
顧客からの要望に応える形で営業するスタイルなので、ノルマもさほど厳しくない企業が多いでしょう。
「体力的な負担を減らしたい」「オフィスワークのような感覚で働きたい」と考えている場合は、内勤営業をおすすめします。

内勤営業の詳細については、以下の記事もご覧ください。

新たな顧客開拓を行う「新規営業」

新規営業とは、今まで取引がない個人や法人にアプローチし、新しい顧客を獲得するために提案や交渉を行う営業職です。営業手法はさまざまで、電話やメールでアポイントを取ってから商談に入るケースもあれば、ターゲット企業に直接訪問する「飛び込み営業」を行うケースもあります。

企業が売上アップや安定経営を目指すうえで新規営業は重要な役目を担っていますが、ゼロから関係性を構築して契約を獲得する過程は、ほかの営業職にはない難しさがあります。
「多くの人と出会える仕事がしたい」「難しい状況から目的を達成するやりがいを感じたい」という人なら、新規営業として活躍できるでしょう。

新規営業の詳細については、以下の記事もご覧ください。

顧客のフォローを行う「既存営業」

既存営業とは、既存顧客をフォローしたり追加提案したりする営業職です。すでに取引実績があり、顧客と一定の信頼関係が構築できている点で、比較的取り組みやすい営業職といえるでしょう。場合によっては新規案件を紹介してもらえる機会もあります。

ほかの営業職と比べて業務に変化が少なくマンネリに感じる可能性もありますが、人と深い人間関係を構築するのが得意な人なら、やりがいを見いだし安定的に働けるでしょう。

既存営業の詳細については、以下の記事もご覧ください。

まとめ

営業職は、コミュニケーション能力やヒアリング能力、きめ細かな気配りが求められる仕事です。これらのスキルは女性のほうが有しているケースが多いため、営業は女性も活躍できる仕事だといって良いでしょう。

営業に転職する際は、キャリアプランを明確にし、自分が活躍できるであろう業界を選択することが重要です。また、出産や育児を予定している場合は産休・育休への理解が進んだ企業を選びましょう。

転職エージェントを活用すれば、求人情報や口コミサイトだけでは知りえない、企業のリアルな情報を手に入れることができます。自分にとっての理想の働き方を実現するために、転職時のポイントや注意点を、しっかり押さえたうえで求人を探していきましょう。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

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