人材紹介会社とは?特徴や使い方、メリット・利用方法について解説|求人・転職エージェント

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更新日:2023/11/27

転職全般

人材紹介会社とは?特徴や使い方、メリット・利用方法について解説

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この記事のまとめ

  • 厚生労働省が認める人材紹介会社は企業と求職者の懸け橋となる存在で、3つのタイプに分類される。
  • 人材紹介は無料で利用することができ、非公開求人を紹介してもらえるなど効率的に転職活動を行える。
  • 自分に合った人材紹介会社を選ぶには、業界の専門性やサポート内容に注目するとよい。

求職者が企業を探す場合や、反対に企業が求職者を募集する場合。このような採用活動を行う際には、双方はさまざまなサービスを利用することになります。
いわゆる転職サイトを利用したり、ご自身で企業の求人フォームから応募をしたり。ハローワークなども選択肢の一つです。

しかしながら求職者と企業、両者のマッチングが取れた状態で転職を行うためには、どちらか一方が情報を発信する上記の媒体では難しいのが実情です。
そこで利用したいサービスが「人材紹介(職業紹介)」です。

本稿では人材紹介会社の概要にはじまり、失敗しない使い方やメリット・デメリット。そして運営会社であるマイナビエージェントの特徴をご紹介していきます。ぜひ、最後までご覧ください。

※なお、本稿は求職者(転職を希望される方)向けに書かれています。

目次

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人材紹介とは?

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厚生労働省のホームページで掲載されている「職業紹介事業制度の概要」によると、職業紹介事業(人材紹介)は以下のように規定されています。

「職業紹介」......求人及び求職の申込みを受け、求人者と求職者の間の雇用関係の成立をあっせんすること

職業紹介事業制度の概要 - 厚生労働省

これはつまり、求人を掲載する「企業」と求人を探す「求職者」の間に立ち、両者の懸け橋となることを目的とした事業となります。
両者とも同意の上で相互を紹介するため、より良い関係構築を前提としています。

厚生労働省が認める許可事業

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企業と求職者のあいだに立つことで、双方の魅力を伝え合う役割を担っています。
「転職エージェント」と呼ばれるコンサルタントが企業と求職者、それぞれのサポートを専任で行うのです。例えば、求職者には転職活動全般の支援を行います。求人企業の紹介はもちろんのこと、応募書類の添削や面接の練習まで、そのサポートは多岐に渡ります。

詳細については転職エージェントについてまとめた記事を譲りますが、ただ単に求人を紹介するだけではないことを知っておいて下さい。
またこのことから、人材紹介会社は多くの場合「転職エージェント」と呼ばれて知られています。

仕組みや特徴

人材紹介は「人材を採用したい企業」と「仕事を探している人」をマッチングさせる有料のサービスです。
企業が求めている求職者の選出と選考、スケジュールの調整など、雇用契約を交わすまでのサポートを行います。

大きな特徴として、人材紹介では多くの場合、採用成功時に手数料が発生する「成果報酬型」を採用しています。
紹介会社は、雇用契約が成立することで初めて企業から「紹介手数料」を受け取ります。そのため、企業は初期費用を抑えながら効率的に採用活動を行うことができるのです。

人材紹介会社は3つの種類に分類される

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人材紹介会社は3つの業態に分類できます。どのサービスを利用すべきなのかも含め、それぞれ簡単に解説していきます。

一般登録型・一般紹介型

人材紹介会社の中でも最も一般的なのが一般登録型・一般紹介型です。「1.人材紹介とは?」で解説した通り、転職エージェントが企業と求職者の間に立ち、双方をつなぐハブとなります。

ちなみに、入社が確定した場合は企業側から成果報酬を受け取るため、求職者は無料で利用することができるのも、大きな特徴の一つです。

サーチ型(エグゼクティブサーチ・ヘッドハンティング)

採用難易度の高い求職者をターゲットとして利用されるのが、サーチ型(エグゼクティブサーチ・ヘッドハンティング)の人材紹介会社です。

企業側が必要とする人材を指定し、その依頼に基づいて、ヘッドハンターと呼ばれる仲介業者が適切な人材を探し出します。求職者が能動的に行えない人材紹介事業として、先ほど触れた一般登録型とは区別されます。

アウトプレースメント型(再就職支援型)

倒産や雇用調整(リストラ)によって、一度に多くの人材が職を失った場合などに利用されるのがアウトプレースメント型の人材紹介で、再就職支援型とも呼ばれています。

人材を放出する企業側からの依頼を受け、雇用できなくなった社員を再雇用先につなぐのが大きな目的です。放出する企業からお金が支払われるため、採用する企業が低コストで人材を獲得できるのも特徴の一つです。

※なお本稿では、最も一般的である一般登録型・一般紹介型に絞って解説を進めます。

人材紹介会社の「総合型」と「特化型」とは

人材紹介の種類には大きく分けて「総合型」と「特化型」があります

総合型は、幅広い職種に対応する形を取っていますが、特化型の場合は業種・職種を絞って人材を集めているのが特徴です。
幅広い人材を採用するのであれば、総合型が有利ですが、採用難が続いている現在では始めから自社とマッチした人材を獲得したいという企業も多くなっています。
そのため、特化型で企業が求めている人材を探したいというニーズが強まっている傾向にあります。

転職エージェント(人材紹介)と転職サイトとの違い

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一般登録型の人材紹介会社である「転職エージェント」と混同されやすいのが「転職サイト」です。
企業と求職者の間に立つという点は同じですが、サービスの詳細を知ると、実に多くの違いがあることが分かります。

例えば、以下のような違いがあります。

比較ポイント 転職エージェント 転職サイト
気軽さ
登録後、面談があるが電話でも対応可能

いつでもどこでも様々な企業の情報が確認可能で、応募もできる
サポート力
業界の動向を熟知しているキャリアアドバイザーと
リクルーティングアドバイザーがサポート

サイト内に、役立つコンテンツがあることが多いので、
困ったら解決策を確認できる
求人数
非公開求人多数

多種多様な求人を多数掲載
確実性
サポート体制が整っているため、確実性アップ

自分次第
手間
面談などはあるが、応募企業を探す手間を省ける

面談はないが、全て自分で調べて行動する

細かな違いはいくつもありますが、最も大きな違いは能動的な転職活動であるか、受動的な転職活動であるか、でしょう。

転職エージェント(人材紹介)では、一人ひとりに専任のエージェントが付きます。マンツーマンで転職活動を進めていくため、自分一人ではなかなか実現できないスピード感を持って転職活動を進めることができるのです。

他方で、転職サイトはそうではありません。
数ある求人の中から、気になる求人を自分で探し出し、応募をし、日程調整をし、面接をし......。と、どこまでも自分自身で転職活動を行わなければならないのです。自分のスピードで転職活動を進めたい方には適したサービスであると言えますが、多忙な中での転職活動は、スピードを維持するのも一苦労です。

そういった意味でも、"紹介してもらえる"ことがメリットの「人材紹介」は、受動的な転職活動であるといえるでしょう。もちろんネガティブな意味ではなく、自身の時間を最大限効率的に活用できる転職手段なのです。

人材紹介と人材派遣の違い

人材紹介と人材派遣は、企業と労働者を仲介するという意味では似ていますが、提供されるサービスや雇用関係、料金形態などは大きく異なります

<人材紹介>

  • 企業の採用要件を満たした人材を紹介し、採用支援をすることが主なサービス
  • 長期雇用を前提とし、企業と直接雇用契約を結ぶ
  • 日程の調整や条件交渉など、転職活動の全てをサポート

<人材派遣>

  • 企業の依頼業務に適したスタッフを派遣、管理することが主なサービス
  • 人材派遣会社と派遣スタッフが雇用契約を結ぶため、企業との間に雇用契約はない
  • 人材派遣会社の提示する時間単価×派遣スタッフの実働時間の支払いが必要

このように、人材紹介と人材派遣は大きく異なりますので、自分の今の状況に合わせて上手に活用していくことが大切です。

人材紹介を利用するメリット

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ではここで、人材紹介会社のメリットについて解説していきます。なぜ人材会社を利用すべきなのでしょうか?

転職での失敗を限りなく防ぐことができる

もっとも大きなメリットが、転職の失敗とも呼べるミスマッチを防ぐことができる点です。

人材紹介では、企業と求職者の間に第三者が介入するため、入社後にうまくいくかどうか客観的な視点から判断されます。
つまり、自分一人での転職活動ではどうしても欠けてしまう、客観的なアドバイスをもらうことができるのです。
人材紹介を行う転職エージェントは転職のプロフェッショナルです。転職のプロ目線で、転職企業の良し悪しを教えてもらうことができるため、転職での失敗を限りなく防ぐことができるのです。
さらに、転職エージェントは紹介する企業と直接お付き合いがあるため、求人票に乗らない社風や企業文化などの情報も収集しています

離職してしまう理由の一つには、このような"企業ごとの暗黙の了解"が原因であることも少なくありません。社風などを予め知っておくことで、転職の失敗を減らすことができるのです。

求職者は無料で利用することができる

先程も少し触れましたが、求職者は人材紹介サービスを無料で利用することができます。この点も間違いなくメリットであると言えるでしょう。

求職者の利用は無料ですが、人材紹介会社には企業側から求職者の年収に応じた成果報酬が支払われます。そのため、人材紹介会社側は必死に求職者をサポートしてくれるのです。

非公開求人を紹介してもらえる

一般の転職サイトや採用ページには掲載されていない求人を紹介してもらえます。
公開されている情報だけでは探すことのできない魅力的な求人に出会えるメリットがあります

転職エージェントが専任で担当してくれる

人材紹介では、多くの場合"専任の担当者"がつき転職活動をサポートしてくれます。
もちろんマイナビエージェントは、マンツーマンの専任制です

人材紹介の転職エージェントが行ってくれるサポート内容は、以下などが該当します。

  • 現在の転職市場を考慮したキャリアプランのアドバイス
  • キャリアプランと本人の希望に応じた求人紹介
  • 履歴書や職務経歴書など、応募書類全般の添削
  • 模擬面接の実施や、質問例の共有など面接対策
  • 企業への応募代行、面接の日程調整

また、人材紹介会社は担当するエージェントによって、面接をする人事担当者と直接つながりを持っている方も少なくありません。
そのため、面接終了後に求職者が伝えきれなかった想いなどをアフターフォローすることもできるのです。選考通過率をアップさせたいすべての方に利用してもらいたいサービスだといえるでしょう。

労働条件や給与の交渉もしてもらえる

上記のサポートの他にも条件交渉も担ってくれます。今よりも労働条件をよくしたい、給与を上げたいという理由で転職活動を行っている方も多いと思います。
自分からはなかなか言い出しにくい労働条件や給与の交渉ですが、人材紹介会社ならあなたに代わって企業と交渉にあたってくれます。

転職において、労働条件や給与の話し合いはとても大切です。
マイナビエージェントでは、面接日の調整や入社日に関する相談に加え給与や待遇面の交渉も代行しています。転職に関してお悩みの方は是非ご相談ください。

人材紹介会社を利用するのにデメリットはある?

人材紹介会社を利用する企業には手数料が発生するなどのデメリットがありますが、求職者が人材紹介会社を利用するにあたってのデメリットはありません。個人で求職活動をするよりもスピーディーに転職活動が進みます
しかし、自分のペースで転職活動を進めたいと考えている方には向いていない場合があります。
自分に合ったやり方を検討したうえで転職活動を行いましょう

人材紹介会社を利用した転職活動の流れ

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それではここで、人材紹介会社を利用した転職の流れをご説明いたします。
なお、ここでの流れは「マイナビエージェント」を利用した際の一例をご紹介しています。

無料お申し込み

お申込みフォームにプロフィールを入力し、無料登録を行います。生年月日や最終学歴、職務経歴などをご記載いただきます。
お申込みはPCだけでなく、スマートフォンからも簡単に行えるようになっています。

お申し込みいただくと、面談(キャリアカウンセリング)の日程調整のために転職エージェントからご連絡させていただきます。
※取扱い求人の状況によっては、面談や求人紹介などサービスのご提供が難しい場合もあります。

面談(キャリアカウンセリング)

転職エージェントとマンツーマンで面談を行います
これまでの経歴や今後の希望などをヒアリングさせていただき、求人紹介の指針とさせていただきます。
基本的には個別の面談ルームでキャリアカウンセリングを行いますが、遠方にお住まいの方や、現職が多忙な方は電話で行うことも可能です。

求人紹介だけでなく、転職自体をするべきかどうかについてもアドバイスをさせていただきます。無理に転職を進めることは絶対にありませんので、安心してご相談下さい。

求人紹介

面談で希望の職種や業種をヒアリングさせていただいたあとは、さっそく求人をご紹介します。マッチした求人があれば、その日のうちに何件か提示させていただくことも可能です。

人材紹介(転職エージェント)では、一般の転職サイトでは掲載されていない非公開の求人(非公開求人)を複数件保有しており、そのような求人を中心にご紹介させていただいています。
求人票だけではわからない社風や雰囲気、企業の成長確度などもこの場でご共有させていただきますので、不安なことがあればお気軽にお伝えください。

応募

応募する企業を決めたら、応募の手続きを行います。

履歴書や職務経歴書などの応募書類をご提出頂ければ、あとは転職エージェントのほうで応募手続きを進めさせていただきます。
もちろん、応募書類の作成もエージェントがバックアップします。プロ目線での添削を受け、選考通過率の高い書類で応募することができるのです。

面接

書類が通過したら、実際に企業での面接を行います。

面接で聞かれるであろう質問をお伝えしたり、実際に模擬面接を行ったりと、応募企業に合わせたアドバイスをさせていただいています。
面接後は通過した場合もそうでない場合も、企業側から面接のフィードバックをヒアリングし、求職者側にお伝えします
このことにより、次回以降の面接をより通過率の高いものにすることができるのです。

内定・入社(アフターフォロー)

最終面接を通過し、晴れて内定が決まりました。
しかし、エージェントのサポートはまだ終わりではありません。
入社日の調整から、求職者が内定先の人事担当者と話しづらい年収面の交渉まで、最後のアフターフォローを行います

転職時のよくある悩みとして現職の引き止めや退職日の交渉などがありますが、こちらに関しても最大限アドバイスをさせていただき、滞りない転職ができるようサポートさせていただいています。

以下のページでは、上記の内容をマンガで分かりやすくまとめています。より理解を深めるためにも、ぜひ併せて御覧ください。

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人材紹介会社の賢い選び方

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最後に人材紹介会社の選び方をご紹介します。

自分が求めている業界に精通しているか

人材紹介会社には、事務系に強い、医療系スタッフが充実しているなど得意とする分野があり、対応できる範囲が異なります。
異なる業界へ依頼をしても思ったような結果が得られない可能性があるため注意が必要です。

自分が希望する業界に精通しているかをしっかり確認して選ぶようにしましょう。

サポート内容が充実しているか

人材紹介会社を使って転職活動をする際には、手厚くサポートしてもらえるに越したことはありません。
面談やキャリア相談、求人紹介、面接対策など、自分に合ったサポートをしてくれるかを確認することが大切です。

大手の求人数と中小の専門性が重要

人材紹介会社は規模感によって特徴が異なります。
大手の人材紹介会社は圧倒的な求人数を誇り、あらゆる業界・業種の転職希望者に対応することができます。他方で、中小の人材紹介会社は特定の業界・業種に特化し、独自の求人を保有しているのです。
大手と中小、それぞれの人材紹介会社に登録することで漏れなく広い求人をカバーすることができます。
しかし、2社以上の転職エージェントに登録することは、連絡などの管理が煩雑化するというデメリットもあり、全ての方におすすめできるわけではありません。

マイナビエージェントは「大手ならではの保有求人数」と、「業界・業種ごとに専門のエージェントが在籍している」というそれぞれの長所を集めた人材紹介会社です
また、最大限「求職者と会って話すこと」を大切にしており、親身な対応が評価されて「20代に信頼されている転職エージェント」調査で1位を獲得している実績もあります。
※楽天リサーチ2018の調査より

人材紹介会社での転職を考えられている方は、マイナビエージェントの利用を検討されてはいかがでしょうか?

まとめ

今回は人材紹介会社についてご紹介しました。

マイナビエージェントは、徹底したサポート体制を敷き、求職者のことを理解した上で求人を紹介しています。また、企業側の求める人物像を把握し、適した求職者を紹介します。
「転職を考えているけれど一人で全てやるのは不安...」とお悩みの方は、面接対策のセミナー(面談)や職務経歴書のブラッシュアップなど、求職者に寄り添ったサポートを行っているマイナビエージェントを利用してみてはいかがでしょうか。
求職者の希望に応じて夜間や土曜日の相談も受け付けていますので、ぜひご利用をご検討ください。

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執筆・編集

マイナビエージェント編集部

マイナビエージェント編集部では、IT業界・メーカー・営業職・金融業界など、様々な業界や職種の転職に役立つ情報を発信しています。マイナビエージェントとは、業界に精通したキャリアアドバイザーが専任チームで、あなたの転職活動をサポートします。多数の求人情報の中から最適な求人をご紹介します。

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