Webマーケティングの仕事内容を徹底解説!未経験から目指す方法も紹介|求人・転職エージェント

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更新日:2023/11/10

IT業界

Webマーケティングの仕事内容を徹底解説!未経験から目指す方法も紹介

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この記事のまとめ

  • Webマーケティングとは、WebサイトやWebサービスを活用し、商品やサービスが売れる仕組みを作る仕事。
  • Webマーケティングの主な仕事内容は、より多くのユーザーをWebサイトに引き込み、クライアントが期待する目的を達成するための施策を実行すること。
  • 未経験からWebマーケティングを目指すことは可能だが、転職エージェントを利用するなど、自分の強みをしっかりとアピールする転職対策が必要。

Webサイトを使ったビジネスの拡大に伴い、Webマーケティングの重要性が高まっています。Webマーケティングの仕事は結果が数字で表される厳しいものですが、その分、大きなやりがいがあります。新たなキャリアとして、Webマーケターを目指そうという人もいるのではないでしょうか。

そこでこの記事では、Webマーケティングの仕事内容や求められるスキル、未経験から目指す方法を解説します。

目次

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Webマーケティングとは?

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Webマーケティングはインターネット社会のビジネスになくてはならないものです。とはいえ、その仕事がなぜ重要なのかがよく分からない方も少なくないでしょう。ここでは、Webマーケティングがどのような仕事なのか、なぜ必要とされているのかを解説します。

Webマーケティングとはどんな仕事?

Webマーケティングとは、WebサイトやWebサービスを活用し、商品やサービスが売れる仕組みを作る仕事のことです。Webマーケティングに携わる職業をWebマーケターといいます。

ホームページやブログといったWebサイトを利用するユーザーの傾向や流れを分析し、マーケティング戦略へとつなげていくのが重要な役割です。Webサイトへの集客を促し、商品やサービスの購入につなげる道筋を切り開いていかなければならないため、マーケティング全般に関する知識はもちろん、Webに関する知識や知見が求められます。

デジタルマーケティングとの違いは?

Webマーケティングと似た言葉に「デジタルマーケティング」があります。これはWebマーケティングを含む、より広い意味を持つ言葉です。

WebマーケティングはWebを中心としたマーケティング手法で、Webサイトにアクセスするユーザーの動きからユーザーの求めるものを探り、満足度の向上や消費につながるアクションを考えます。

デジタルマーケティングの守備範囲はさらに広く、Webサイトはもちろん、スマートフォン・タブレットのブラウザや公式アプリ、IoT(モノのインターネット)、イベント・店舗に関するデータなど、あらゆるデジタル情報におよびます。

デジタルツールをフル活用するのがデジタルマーケティングであり、Webマーケティングはデジタルマーケティングの一部といえるでしょう。

Webマーケティングはなぜ必要?

インターネットの利用は、企業だけでなく個人にも拡大しています。特に注目されるのがSNSです。SNSの普及によって企業と顧客の接点が増えたことで、双方が気軽にコミュニケーションを取れるようになりました。

インターネットの利便性も大きく向上しています。知りたい情報にアクセスしやすくなれば、インターネットはより身近なものになり、日常生活で頻繁に活用されるようになります。こうした背景によりインターネット市場が拡大し、ビジネスに大きな影響を与えてきました。インターネット市場で効果的なビジネスを展開する手法がWebマーケティングであり、その重要性はますます高まっています

Webマーケティング担当者の仕事内容

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Webマーケティングで重要とされるのは、集客、つまりWebサイトを訪れるユーザーを増やすことです。集客を商品・サービスの購入、資料請求、会員登録などの結果につなげていかなければなりません。ここでは、Webマーケティングが実際にどのように行われるのか、具体的な手順を解説します。

1.アクセス解析

Webサイトのアクセス解析は、CVR(Conversion Rate)を上げるために欠かせない業務です。CVRとは、購入や問い合わせなど、Webサイトの目的とする最終成果にいたったアクセス数の割合のことです。

Webサイトにアクセスしたユーザーの行動を分析し、効果的なページや離脱の多いページなどを見極め、Webサイトのデザインや機能などを細かく改善していきます。改善後は施策の効果を検証し、さらなる改善へとつなげてくことが重要です。

2.SEO(Search Engine Optimization)

「SEO」とは、検索エンジン最適化のことです。主にGoogleからの評価を得るための施策に取り組みます。Google側は、ユーザーにとって有益な情報であるか、ユーザーを第一に考えているかを基準として評価し、それが検索結果に反映されます。特定のキーワードで検索した際に上位にランクインできれば、その分ユーザーの目にも留まりやすくなるため、SEOを意識することは重要です。

明確なランキング要因は発表されていませんが、「良質なコンテンツを作成すること」「ユーザーに優しい作りになっていること」「クローラーがサイト内の情報を理解しやすいように適切な設計をすること」といったポイントを押さえておくことが必要です。Googleが提唱する検索品質評価ガイドライン(E-E-A-T)を理解しておかなければ、期待した効果は得られません。

3.広告管理

Web広告の展開も集客を促進する重要な方法のひとつです。広告手法は数多くあり、アプローチの仕方もかかるコストも異なります。広告の効果を高めるためには、しっかりとゴールを決め、そのゴールに到達できるアプローチを見極めなければなりません。ターゲットの設定や費用対効果など、総合的な判断が必要です。主な広告手法には以下のようなものがあります。

広告の種類 特徴
リスティング広告 検索ワードに連動して表示される広告
アフィリエイト広告 広告掲載側に手数料を支払うタイプの広告
SNS広告 FacebookやX(旧Twitter)などのSNSに出す広告
リターゲティング広告 Webサイトへの訪問履歴があるユーザーに配信される広告
アドネットワーク広告 アドネットワークに加盟しているサイトに配信する広告

4.SNS運用

LINEやInstagram、Facebook、X(旧Twitter)といったSNSを使い、ユーザーを引きつける情報を発信するのも効果的なマーケティング手法です。SNSはユーザーによる拡散も期待できるため、予想以上の効果を上げることさえあります。

ターゲットやゴールまでのプロセスを精査し、魅力的なコンテンツにすることが重要です。ベンチマークを見つけて参考にする方法も有効です。

5.回遊施策

さまざまな施策を講じてホームページに多くの見込み客を呼び込めたとしても、すぐに離脱されてしまっては意味がありません。そこで、滞在時間の増加や離脱率を低下させるための対策などを行い、CVRの向上を狙った回遊施策を行います

最初にアクセスするページのパフォーマンスを向上させる、入力フォームで離脱が起こらないように最適化するといった方法が具体例です。

Webマーケティング担当者に求められることとは?

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Webマーケターには、これといって必須の資格があるわけではありません。とはいえ、やはり向き不向きはあります。特定のスキルがあれば業務がスムーズにいくということもあるでしょう。ここでは、Webマーケティングに活かせるスキルとWebマーケターに求められる資質を解説します。

活かせるスキル

Microsoft Excelによるデータ分析のほか、Microsoft PowerPointなどの知識・経験もWebマーケティングに活かせます。これらは業務経験がなくても習得可能なため、必要に応じて身につけておくとよいでしょう。

コミュニケーションスキルも重要です。クライアントがWebマーケティングに何を求めているのかを理解していなければ、その目的を達成できません。そのためには「CVを増加させたい」のか、「PVを上げたい」のかなどの詳細を聞き取る力が必要です。

求められる資質

Webマーケティングに求められる資質のひとつに、「Web上のサービスやトレンドに敏感であること」があります。幅広い分野に精通しているほど、日々移り変わるトレンドに対応しやすくなるため、よりよい集客施策を実行できるようになるでしょう。

好奇心の強さや常に学び続ける姿勢、泥臭いことにもチャレンジしていける精神などは、Webマーケティングの質を高めるうえでも必要とされます。

未経験からWebマーケターになるには?

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未経験から需要が高まっているWebマーケターへの転職を目指している方もいるのではないでしょうか。Webマーケターには未経験者を歓迎する求人も少なくないため、未経験であっても転職は可能です。ここでは、未経験からWebマーケターを目指すうえでどのような準備をすればよいのかを解説します。

基礎知識を学習する

Webマーケティングには、マーケティングの知識とWebサイトに関する知識、そしてデータ分析のスキルが求められます。ITエンジニアに必要とされるレベルのスキルは必要ありませんが、大枠やプロセスは理解しておかなければならないでしょう。

必要な知識・スキル 内容
マーケティングの知識 ・マーケティングの専門用語やマーケティングの仕組みに関する知識
・SEOや広告手法、リピーター獲得手法など関する知識
Webサイトに関する知識 ・プログラミング言語
・画像編集
・Webの仕組みやセキュリティに関する知識
・制作プロセスやフォローの知識
データ分析のスキル ・データ分析に使うツールに関する知識


学習方法には書籍やセミナー、オンライン講座などのほか、自分でWebサイトを作ってマーケティングを実践する方法もあります。

資格を取得する

資格がなければWebマーケターになれないというわけではありません。しかし、資格取得を目標に勉強をすれば、学習のモチベーションを保ちやすくなります。Webマーケティングの関連資格には実践的な内容のものが多く、実務にも役立つでしょう。また未経験からの転職では資格を強みとしてアピールできるため、以下の資格の取得を目指してみるのもおすすめです。

資格名 主催 内容
マーケティング・ビジネス実務検定 国際実務マーケティング協会 マーケティング実務の知識を判定する検定試験
ネットマーケティング検定 サーティファイWeb利用・技術認定委員会 ビジネスの企画・立案に活かせるWebマーケティングサイドの検定
ウェブ解析士 ウェブ解析士協会 Web解析に必要な能力や知識を判断する資格

転職エージェントを利用する

Webマーケティングは未経験からでも目指せる職業です。しかしビジネスの成果に大きく関わる仕事であることから、能力や将来性を企業側にうまくアピールできなければ採用を勝ち取るのは困難でしょう。

未経験からWebマーケティングを目指すのであれば、転職エージェントを利用するのが近道です。転職エージェントは、採用を考えている企業と転職を希望する方とを結びつけるサービスです。実務経験やスキル、性格などを総合的に判断して最適な企業を紹介してくれるため、自分に合った企業を見つけられ、転職後のミスマッチを防ぎやすい点が特徴です。

また求人サイトには掲載されていない非公開求人も扱っているため、より選択肢を広げられる点も利用するメリットといえます。

まとめ

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インターネットの利用者が増え続けるなか、Webマーケティングの重要性はますます高まっています。主な仕事内容は、Webサイトにより多くのユーザーを誘導し、クライアントの期待する目的を達成するための施策を実行することです。未経験からでも目指すことは可能ですが、転職を成功させるには自分の能力や将来性などを企業側にアピールする意識が欠かせません。

Webマーケティングへの転職を成功させたいのであれば、IT業界の転職に強いマイナビITエージェントをぜひご利用ください。経験豊富なキャリアアドバイザーが、あなたの強みを見極めて最適な転職先を紹介します。マイナビITエージェントと一緒に、新たなキャリアへのチャレンジを成功させましょう。

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