Javaのおすすめ資格とは?難易度からメリット・勉強方法についても解説|求人・転職エージェント

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更新日:2024/03/05

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Javaのおすすめ資格とは?難易度からメリット・勉強方法についても解説

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JavaはアプリケーションやWebサービス、家電の組込みプログラムやIoTなど、幅広い開発現場で使われているプログラミング言語です。

そのため、Javaを扱うスキルを証明するための資格もたくさんあります。
そこで今回は、Javaに関するおすすめの資格について、その難易度やメリット、勉強方法などを解説します。

目次

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Javaとはどんな言語?

Javaは元々、C言語をもとにして作られたプログラミング言語です。
"Write once, run anyway(1度(プログラム)を書けば、どこでも実行できる)"をスローガンとして掲げており、OSやコンピュータに依存することなく動作できます。

そのほかにも、処理速度が早く安定性があるセキュリティが高いなどといった特徴もあります。
Javaについては以下の記事で詳しく紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください。

Java資格を取得するメリット

Javaの資格を取得するメリットとしては主に次の3つが挙げられます。

スキルの向上につながる

実務経験があっても実際には知識や技術が偏っていることはよくあります。
Javaの資格取得を目指せば言語を網羅的に勉強することになるため、今まで認識の浅かった部分も学習することができ、結果的にスキルの向上につながります。

転職の際に有利になる

資格はそのスキルを有していることの客観的証明になるため、転職の際に有利となります。
特にJavaは幅広い分野で活用されているため、実務経験だけでは実際に活躍できるのか分かりにくいこともありますが、資格があればすぐにそのスキルを認めてもらえるはずです。

また、未経験からの転職においても基礎的な知識や技術が備わっていることの証明となるため、実務経験がなくても転職活動をより有利にすすめることができます。

資格手当がもらえる可能性がある

企業によっては資格手当を支給しているところもあります。
資格取得の際に支援金が支払われたり、資格を保有していることで月々の給与に手当が加算されたりと、その内容は企業によってさまざまです。
転職先を探すの際の判断材料の一つとしてみるのも良いでしょう。

Java資格の種類

Javaの資格には様々なものがあります。その中でも特におすすめしたい代表的な資格を4つ紹介します。

Oracle認定Javaプログラマ

Oracle認定Javaプログラマは、Javaの開発元であるOracle社が運営する公式ベンダー資格です。
難易度は「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」の3つに分かれており、シルバー以上は世界共通の国際資格となっています。

ブロンズではJavaによるプログラミングの基礎知識が、シルバーではJavaの基本文法に加え、オブジェクト指向など実践的な内容が問われます。
またゴールドでは、仕様設計から実装までより高度な内容が出題されます。

ゴールドを受験するためには先にシルバーに合格する必要があります。
受験料はブロンズが13,600円、シルバー・ゴールドが26,600円(それぞれ税抜)です。

Javaプログラミング能力認定試験

Javaプログラミング能力認定試験は、サーティファイが運営する日本国内の民間資格です。
Javaの知識がどれくらいあるかを測り、プログラムの作成能力を認定します。
階級は1級から3級まであります。

3級は簡単なプログラムが書けるかどうか、2級はオブジェクト指向を理解し小規模なプログラムが適切に書けるかどうかが認定基準となります。
1級では、オブジェクト指向に基づく分析・設計の能力が問われ、提示された変更・追加点を反映した仕様書作成の実技試験も実施されます。

受験料は3級5,200円、2級6,400円、1級7,800円(それぞれ税込)となっています。

Android™技術者認定試験

Android™技術者認定試験は、Android技術者認定試験制度委員会が運営する、Android環境における開発スキルを認定するための試験です。
厳密に言うとJavaの資格ではありませんが、Androidの開発にはJavaが用いられるため、間接的にJavaの資格としても認識されています。

全世界160ヵ国に配信されており、グローバルスタンダートとして評価されている資格です。
試験は「アプリケーション技術者認定試験」と「プラットフォーム技術者認定試験」の2種類に分かれています。
受験料は一般料金15,000円(税抜)ですが、企業・団体や学生・教職員が受験する場合はディスカウントされることもあります。

基本情報技術者試験

基本情報技術者試験は、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が運営する国家資格です。
ITエンジニアとしての基本的な知識や処理能力を問う内容となっており、合格することで実践的なスキルを有していることを証明できます。

基本情報技術者試験も厳密にはJavaの資格ではありませんが、午後試験のプログラミング言語としてJavaが選択可能となっています。
ITエンジニアの登竜門的な位置づけの試験でもあり、キャリア形成の一環として取得しておくことをおすすめします。
受験料は5,700円(税込)です。

資格の難易度や合格率は?

上記で紹介した資格試験はレベルもさまざまですが、難易度や合格率はそれぞれどの程度なのでしょうか。

Oracle認定Javaプログラマの難易度・合格率

Oracle認定Javaプログラマはランクによって難易度が変わります。
ブロンズはビギナー向けのため独学でも合格できるレベルです。
シルバーは標準レベル、ゴールドは実務経験3〜4年以上の中上級者向けの難関試験となっています。

特にゴールドはJavaの資格の中でも最も難易度が高いと言ってもいいでしょう。
合格率については非公開ですが、ブロンズでは正答率60%、シルバー・ゴールドでは正答率65%が合格ラインとなっています。

Javaプログラミング能力認定試験の難易度・合格率

Javaプログラミング能力認定試験は比較的難易度が低く、1級でも標準レベル程度の位置付けです。
3級はJavaの資格の中で最も難易度が低いため、プログラミング初心者が腕試しに受けるのにおすすめです。
累計受験者数は2020年3月時点で56,427名、合格率は2019年度実績で64.7%となっています。

Android™技術者認定試験の難易度・合格率

Android™技術者認定試験は、難易度としては中程度の位置付けです。
出題範囲が広く浅く設定されており、開発に必要となる基本的な知識がしっかり身についているかを問う内容になっています。

現在の受験者数や合格率は非公開となっていますが、2015年に公開されたデータでは、アプリケーションベーシックの合格率は約44%、プラットホームの合格率は約27%ほどとなっています。

基本情報技術者試験の難易度・合格率

基本情報技術者試験は、エンジニアの登竜門という位置付けからその難易度はほぼ中程度となっています。
しかしシステム開発やマネジメントなどITに関する幅広い知識が問われるため、合格するためにはしっかりと対策する必要があります。

2019年11月の発表では、基本情報技術者試験の受験者数は66,870人、合格率は28.5%となっています。
合格率だけを見ると難易度が高そうに感じるかもしれませんが、国家資格のため幅広い人が受験しており、その結果として合格率が低くなっています。

おすすめの勉強方法

資格の必要性はわかっても、どのように勉強すればわからない方も多いのではないでしょうか。
そこで次に、おすすめの勉強方法について解説します。

問題集・参考書で学ぶ

Javaの資格試験においては、出題範囲を学ぶことができる問題集参考書が用意されていることがほとんどです。
運営元が公式に指定している問題集・参考書や出題傾向を分析し作られた書籍が書店やECサイトで手に入るため、しっかり勉強すれば合格を狙えるでしょう。

学習サイトなどで学ぶ

ネット上にはさまざまなレベルの学習サイトがあり、手軽に取り組むことができます。
もちろんJavaの資格試験対策にも有効です。

まずは基礎的な知識を身につけたいという場合や、問題集を一通り解き終えてさらに練習したい場合など、あらゆる学習フェーズで活用できます。

まとめ

ここまで、Javaのおすすめ資格について解説してきました。
資格は実務経験だけではわかりづらいあなたのスキルを客観的に証明してくれるため、転職活動において有利な材料となります。

ただし、やみくもに資格を持っているだけでは転職活動はうまくいきません。
マイナビエージェントでは、保有している資格やこれから取得する資格を元に、あなたが理想とする転職をしっかりサポートさせていただきます。

Javaの資格をもとに転職やキャリアアップを視野に入れているなら、ぜひ一度ご相談ください。 IT・Webエンジニアの転職ならマイナビITエージェント

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