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テストエンジニアの仕事はきつい?その理由、仕事内容や将来性について
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テストエンジニアの仕事はきつい?その理由、仕事内容や将来性について

テストエンジニアは品質保証のための重要な仕事ですが、残業が多くなりがちな点や単調な作業がきついといわれています。ですが、動作検証などの単純作業は自動化されても、テストエンジニアという仕事がなくなることはないでしょう。(Misa)

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目次

1.テストエンジニアの仕事内容

テストエンジニアは、デバイスやソフトウェア、Webサービスなどの検証および評価を行う、製品の品質を保証するために重要な仕事です。昨今、企業が品質管理の検証データを偽造していたという不祥事がニュースになっていますが、本来は日本企業の厳格な品質管理には定評があり、ジャパンクオリティを支えてきました。

テストエンジニアがさまざまなテストを行ってプログラムのバグや設計ミスを発見し、不具合や問題を解消します。不具合だけでなく、システムの動作時間を測定してチューニングが必要な個所を洗い出すなど、品質向上のための検証も行います。テストエンジニアの仕事で特に重要なのが、ユーザーがどのような条件で使用するかを想定するテストケースの作成です。ソフトウェアの動作だけでなく、実機テストなどのハードウェアの検証も含まれ、テストケースの網羅性が品質管理の水準を左右します。

中小規模の開発プロジェクトでは、プログラマーがテストエンジニアを兼務する場合もあります。

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2.テストエンジニアがきついといわれる理由

テストエンジニアがきついといわれる理由のひとつには、納期の厳しさがあると考えられます。システム開発の終盤の工程であるテストは、予定していた作業期間を確保できなくなることがあります。上流工程で遅延があっても納期の変更が難しいと、テストの納期が短くなり、残業が多くなるケースがあります。

また、単調な検証作業にストレスを感じる人も多いようです。テストエンジニアには、コツコツと地道な作業を反復する粘り強さが求められます。不具合を発見したら、再現性の確認、原因の特定などを行うのも仕事です。膨大なソースコード中からバグを特定し、解消するのは大変な作業です。システムの構造を理解できていないと難しい部分もあります。プログラマーがテストを兼務する場合はシステムに精通しているため、バグの特定、解消作業の効率はよいです。一方、テスト専門のエンジニアは先入観を持たずに検証できるメリットがあります。

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3.テストエンジニアのキャリアパスと将来性

テストエンジニアのキャリアパスには、品質管理のスペシャリストであるQAエンジニアがあります。また、テストエンジニアから開発系、インフラ系へとジョブチェンジするエンジニアは多いです。開発系エンジニアの育成を兼ねて、開発未経験者や若手エンジニアにテスト工程を経験させる会社も少なくありません。

コーディングを自動化するツールが登場しているように、検証作業が自動化され、テストエンジニアの作業負荷が軽くなっていくことは考えられます。将来、コンピューターによるシステム開発が実現したとしても、人間が検証するプロセスは必須といえます。同時に品質保証の役割がユーザビリティや導入効果など、より高度な視点に変わると想像できます。単純な検証作業の人員は減少していくでしょうが、テストエンジニアの役割がなくなることはないでしょう。

原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、IT系以外、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。

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